運輸政策研究
Online ISSN : 2433-7366
Print ISSN : 1344-3348
10 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
研究
  • 藤井 聡
    2007 年 10 巻 1 号 p. 002-010
    発行日: 2007/04/26
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    本研究では,既存のモビリティ・マネジメント研究を踏まえつつ,土木学会(2005)におけるモビリティ・マネジメントの定義の論理的含意を検討することを通じて,モビリティ・マネジメントのあり方について論考を加えた.そして,それらを踏まえ,モビリティ・マネジメントが1)言語コミュニケーション以外の多様なソフト施策/ハード施策を含み得ること,2)個人や世帯のモビリティ(移動)のみならず,組織や地域のモビリティ(交通状態)を対象とするということ,3)持続的に展開していくマネジメントであるということを改めて指摘した.

  • 田中 賢二
    2007 年 10 巻 1 号 p. 011-021
    発行日: 2007/04/26
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    本研究は,東アジア諸国・地域の外国人観光客の訪日促進に向けて,まず,日本を巡る国際観光の現状について,既存のデータの詳細な分析を行い,従来の認識の問題点を洗い出し,現状の再認識の必要性を提示する.次に筆者が実際に諸外国で販売されている「日本旅行」及び実際に商品を取扱う企業へのアンケート等の分析を基に行った先行研究「外国人観光客の観光行動の把握手法の試行及びその結果の分析について」1)を踏まえ,さらに分析を進め,安定的な旅行者の獲得及び顧客満足度の向上を新たな政策目標とすること等今後のとるべき対策を提案する.

  • 深山 剛 , 加藤 浩徳, 城山 英明
    2007 年 10 巻 1 号 p. 022-037
    発行日: 2007/04/26
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    本研究は,富山市における LRT 導入と,関連するまちづくり施策の実現に関して,政策プロセスの観点から分析するものである.まず,政策プロセスを4つのフェーズにわけ,それぞれのフェーズにおける関係主体や検討の場,課題のフレーミングや主な論点などをまとめた.続いて,富山市を取り巻くさまざまな関係主体の立場を整理し,富山市によるフレーミングや利害調整を通じた対応のポイントを示した.その結果,政策プロセスにおける合意形成のためには,課題のフレーミング,議論の場のマネジメント,制約条件の活用,個別的な利害調整による対応等が重要であることが明らかになった.

報告
  • 花岡 伸也
    2007 年 10 巻 1 号 p. 038-046
    発行日: 2007/04/26
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    本研究では,ローコストキャリア(LCC)の参入後,市場が大きく拡大したタイ国内航空市場を事例として,LCCのビジネスモデルの特徴,航空需要に与えた影響,LCC利用者の属性と満足度について分析を行った.ビジネスモデルについては,Thai AirAsiaはノーフリルに徹しているのに対し,One-Two-GoとNok Airは一部でフリルサービスを提供している.経営戦略として,Thai AirAsiaが路線数を継続的に増やしている一方で,One-Two-Goは高需要路線に集中して増便している.Nok Airは親会社であるタイ国際航空との連携を深めており,コードシェアや路線の補完を実施している.タイ国際航空とLCCの利用者属性は異なるものの,運賃面で競争しており,運賃に敏感な旅客がタイ国際航空からLCCに移っている.LCC内の競争では,運賃以外のサービスが集客力に影響している.

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