地球科学
Online ISSN : 2189-7212
Print ISSN : 0366-6611
63 巻, 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 伊藤 昭雄, 根本 直樹
    原稿種別: 本文
    2009 年63 巻2 号 p. 61-
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
  • 市山 祐司, 石渡 明
    原稿種別: 本文
    2009 年63 巻2 号 p. 62-
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
  • 金 光男
    原稿種別: 本文
    2009 年63 巻2 号 p. 63-75
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
    ライマンは米国マサチューセッツ州生まれ,ハーバード大学卒の典型的"ニューイングランド人"である.彼がお雇い外国人地質学者として日本に滞在していたとき,専門用語の統一,古生物学名命名規約の確立,そして地質図規格標準化などの重要課題を解決するためにIGC(The International Geological Congress)創設が提案され,その実現のため米国ボストンに"フィラデルフィアIGC創設委員会"が,1875年組織された.James Hallを会長とし,多くのニューイングランド人著名地質学者の主導するIGC創設委員会は,1878年パリ万国博覧会にあわせてIGC創立大会を計画し,そのための回状を,1876年の晩秋世界の主要地質学研究組織(大学および地質調査所)に送付した.当時の日本には大学も地質調査所もなかったため,フィラデルフィアIGC創設委員会の事務局長だったThomas Sterry Huntは,日本に通知するに当たり,知人でありかつ"Geological Survey of Hokkaido"の代表だったライマンに宛て,友人としての私信を添え第1回IGC開催に関する回状を送付した.北米ニューイングランド地方ゆかりの著名地質学者たちから構成されていたフィラデルフィアIGC創設委員会が,同郷の地質学者であるライマンに回状を送ったことにより,揺籃期日本地質学は世界の地質学界の大きな潮流と確かに結びつけられた.そのほか筆者は1876年11月7日付ハント発ライマン宛書簡の内容について詳しく分析を加え,それが当時の日本地質学に与えた影響について科学史的見地より論じた.
  • 千葉 茂樹, 佐藤 公
    原稿種別: 本文
    2009 年63 巻2 号 p. 77-93
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
    1888年7月15日の磐梯火山噴火および災害の写真は,福島県立図書館・福島県立博物館・国立科学博物館・宮内庁・学習院大学に保管されている.2007年11月,佐藤は,宮内庁において,1888年磐梯火山噴火の写真を9枚再発見した.千葉は,写真9枚をデジタル復元し、1〜7を行った.1.復元画像から,撮影位置を特定し,噴火当時の写真と現在の様子を比較した.2.画像から裏磐梯の湖沼群形成上重要なデータを得た.3.写真の地域で,山体崩壊物が,岩屑なだれか泥流かを知ることができた.4.写真の建物の倒れ方から,爆風の方向や大きさを推定した.5.撮影者を推定し,遠藤陸郎氏7枚,W.K.Burton氏1枚,撮影者不明1枚とした.6.遠藤陸郎氏撮影の写真全28枚の所在(福島県立図書館21枚,宮内庁7枚)を特定した.7.写真上の白文字を分析し、福島県立図書館と宮内庁に分割保管されている遠藤陸郎氏撮影の写真について,両者の関係を分析した.
  • 柳沢 幸夫, 平中 宏典, 黒川 勝己, 渡辺 真人
    原稿種別: 本文
    2009 年63 巻2 号 p. 95-106
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
    中新世テフラ層序の研究を推進するため,佐渡島に分布する中部中新統〜下部鮮新統の中山層の珪藻化石年代層序の研究を行った.中山層は珪藻質泥岩からなり多数のテフラ層を挟む.テフラ層序を挟む椎の木林道ルートの中山層について詳しい珪藻化石層序を検討し,NPD5C帯からNPD6B帯までの珪藻化石帯を確認した.そして,既存の珪藻化石層序研究も含めて中山層全体の珪藻化石層序を総括し,中山層がNPD5C帯(後期中新世)からNPD7Bb帯下部(前期鮮新世)に至る珪藻化石帯を含むことを明らかにした.さらに,珪藻化石層序とテフラ層の直接対比に基づき,中山層に挟在するテフラ層26層の正確な年代を算定し,中新世テフラ層序研究の基盤となる中山層のテフラ年代層序を確立した.
  • 児玉 一八, 田崎 和江
    原稿種別: 本文
    2009 年63 巻2 号 p. 107-112
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2017/05/16
    ジャーナル フリー
    In the past 55 years no floods have occurred in Asanogawa River which has no dam. Early on the morning of July 28th, 2008, localized torrential rain in the area around Asanogawa River in Kanazawa City, Japan, brought inundations, flooding homes, causing landslides, and leaving serious damage. In the upper stream, two houses were destroyed completely by flooding and landslides. The muddy flood water flowed into fields and rice paddies, fruit trees were washed down, and the rice was killed. In several areas where the river narrowed, or at bends, flood waters overflowed the dike. Because of delays in closing the floodgate, the river overflowed at opening in the dike called "Kirikaki".
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