化学工学
Print ISSN : 0375-9253
17 巻, 9 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 葛岡 常雄, 細田 敏子, 寺内 晴一
    1953 年 17 巻 9 号 p. 336-339
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    Flow-rate u0[cm/sec] of the liquid from the end of a horizontal pipe (Fig. 1) can be calculated by measuring the distance x[cm] at the given level S[cm].
    (4)
    The experimental results obtained from water stream in the glass, brass and copper pipes showed that the coefficient C is constant in any case, and nearly equals 1.00 (C=1.00±0.02≅1), when u0≥120cm/sec.
  • 佐野 司朗
    1953 年 17 巻 9 号 p. 340-346
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    回転窯,回転乾燥機,〓焼炉等の如き低回転円筒装置の所要動力求出はそれが前記装置設計において不可欠なものであるにも拘らずその理論的研究は殆んど皆無の如く見受けられる。本報は理論的考察を基にして掻上板を有しない低回転円筒装置を運転せしめるに必要なる全動力量の算出式を誘導せるものである。また算出式の証明として実測値と比較しよく一致することを確め得た.
  • 西原 利夫, 郡 利矩, 吉住 辰男
    1953 年 17 巻 9 号 p. 347-350
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    一つのサイクロンについて内部の気流を測定し,その結果よりサイクロンを一定条件で運転してその中へ一定の比重を有する粉末を投入した時に分離される粒子の粒径を計算によつて推論し,これを実験結果と比較したところ大体よく一致することがたしかめられた。また同時に分離粒径は一つのサイクロンを一定条件で運転し一定の比重を有する粉末を投入した時でも一義的には定まらず,或る範囲内の粒径を有するものは一部分捕集され一部分は逸出することがたしかめられた。それでサイクロンの分離性能を正確に表現するために分離特性曲線を提案した.
  • 硬水軟化の場合
    渡会 正三, 大武 信一
    1953 年 17 巻 9 号 p. 351-356
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    ダイヤイオンKを用いて硬水軟化試験を行い,実測漏出曲線から層中の液本体の濃度分布曲線を求め,これから樹脂層の交換帯の長さh0.90.1を求め,これを原水線速度,濃度間の関係が次の式で表わされることを示した。
    (11)
    交換帯の上下端の切り方を変え,p=h1-nn/h0.90.1として,n対pの関係を図示し,これが次の式であらわされることを示した。
    -p=0.43+1.43logn (10)
    (10) (11)式を用いて実験室試験結果から大型硬水軟化装置の設計ができることを例示した。
    又(11)式のKの値を比較して製品の性能比較を行うことができる.
  • 井伊谷 鋼一
    1953 年 17 巻 9 号 p. 357-359
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
  • 1953 年 17 巻 9 号 p. 360
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    一昨年本誌上(15巻217頁)に「特殊な化学工場用語」を募集しましたところ,少数ながら熱心な御投稿を戴きましたことを厚く御礼申上げます。当初「化学工学辞典」にこの種用語をもとり入れる予定でしたが,その後編集方針の変更により同辞典にはのらないことになりました。そこで「化学工学辞典」の刊行にあたり,応募されましたものの中から選択発表し,御好意に感謝の意を表し,あわせて御諒解を得たいと存じます。この種の用語は各現場に独特のものが多く,使用範囲のあまり局限されているものは省略しなるべく一般性のあるものだけに止めました.
  • 中島 敏
    1953 年 17 巻 9 号 p. 361-364
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    近来工業規模にて脂肪酸,ニトリル,エステル,クロロシラン,可塑剤等の各種有機合成中間製品を3~10mmHg程度の高真空において精溜を行いたい要望が高まつてきた。しかるに泡鐘塔では一理論段当りの圧力降下が3~5mmHgにも達するのでこの目的には不適当である。充填塔式精溜にマクマホン,キャノン等の高級なる充填物を使用すれば一理論段相当長当りの圧力降下を0.03~1mmHgにてすませることができるが,何分にも大きな塔径に使用するには高価に過ぎる欠点がある。幸い最近の報文中に散見する0.25吋ラシヒリング,ベル鞍の精溜データを検討してみると操作条件を適当に選定すればこの目的に適合しそうである。或はラシヒリングを主体に充填して,その上部に少量のマクマホン,キャノンパッキングを充填する併用方法も有効であると考えられる。
    何分にも各文献の実験装置の塔径が3吋以下の小規模であるので,塔径が大になれば還流液のチャンネリングの影響も大となり,また使用成分により性能も異なるからこれらのデータをそのまゝには使用できないが,操作条件がH.E.T.P.及び△Pに及ぼす影響等がよく判明するので各文献の要点と,装置設計に当つて留意すべき事項について述べることにする.
  • 高島 洋一
    1953 年 17 巻 9 号 p. 372-373
    発行日: 1953/09/01
    公開日: 2009/07/09
    ジャーナル フリー
    ジェットポンプ型液体連続混合器は抽出,濃度あるいはpHの調整,洗滌その他反応等に連続装置として用いると,非常に能率がよく思わぬ成果を挙げることがある。その試作は安価であり,テストを行う事も容易である。そこで,テストをしてみたいと思われる人達のために,その設計方法を簡単に例を挙げて記してみよう.
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