雑草研究
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1972 巻, 14 号
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  • 戸苅 義次
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 1-3
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 中川 恭二郎
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 4-7
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 化学的防除および生物学的防除
    松中 昭一
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 8-11
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 相互作用の概念と検定法
    千坂 英雄
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 12-18
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    Several concepts and assessing methods on the interaction in combination of chemicals, including insecticides, were reviewed.
    Joint toxic action in insecticides, which was proposed by BLISS and developed by FINNEY, PLACKETT and others, has been adopted more or less for the assessment of interaction in herbicide combinations.
    Various approaches in herbicide combinations were discussed, e. g. those of GOWING, COLBY, NAGASAWA, CRAFTS and TAMMES. The isobole method of TAMMES might be practically most useful.
  • 野田 健兒
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 19-23
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    ウリカワの防除法を確立するための基礎的知見として, 2, 3の生態的特徴を明らかにした。結果の要旨は以下のようである。
    1. わが国におけるウリカワの分布は, 相対的にいわゆる西南暖地に多い。
    2. ウリカワの生育環は地下部の匐枝, 塊茎の発達変化から4時期に大別することが出来る。すなわち, 1) 初期発生期, 2) 匐枝増殖期, 3) 塊茎形成期, 4) 塊茎完成期である。
    3. ウリカワの出芽深度は, 多年生雑草としては必ずしも深くなく, 発生個体の80%は3~4cm以内より出芽発生してくる。
    4. 新匐枝の分化は, ウリカワが地上に抽出し, 第1葉の展開した直後におこる。しかし, 新根の発生はそれに先だち, 匐枝として土中を上向伸長中におこる。
    5. ウリカワの個体数の増殖は, 発生時期に関係なくS字形増殖曲線を画いて, 9月上~中旬まで行なわれる。しかし, 増殖の絶対値は発生の早いものほど高い。
    6. ウリカワの塊茎は, 湛水下温度条件が適切 (20~30℃) であれば常に発芽可能であり, 明瞭な休眠性はないと考えられる。
  • 山岸 淳, 橋爪 厚
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 24-29
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 竹内 安智, 近内 誠登, 竹松 哲夫
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 29-35
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    Credazine は有機物の多い土壌で吸着が大きく, また低pH下ではイオン化による化学的吸着が起り不活性化する。Credazine は水溶解度がきわめて大きいため, 腐植の少ない土壌では, 土壌中の水により移動し易い。土壌中の諸条件と credazine の関係は次のようにまとめられる。
  • 達山 和紀, 菅河 清, 山本 広基, 江川 宏
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 36-40
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    土壌中におけるNIPの消長に土壌微生物の存在が関与するものと思われたので, とくに土壌中の糸状菌についてその役割を検討した。
    供試土壌から分離された三種類の糸状菌菌株をNIP-ツァペック培地で培養した結果, 培養がすすむにしたがって培地中から回収されるNIPの量が著しく減少した。
    以下の実験は F. oxysporum を用いて行なった。NIP-ツァペック培地からのNIPの減少は F. oxysporum 菌糸塊を混入後きわめて短時間内におこるので, 本実験の範囲内でのNIPの減少は, 主として菌体への吸着によるもののようで, 土壌微生物-NIPの実験系においてNIPの減少機構を検討する際, 微生物菌体によるNIP吸着も無視できないものと思われた。NIP-ツァペック培地からのNIP回収量は, 混入する F. oxysporum 菌糸量が増加するにしたがって減少した。また, 死菌体によるNIPの吸着も認められたが, 生菌体による吸着量に劣っていた。このことは, 培地中のNIPの減少が, 単なる吸着だけでなく, 菌の生物活性とも関係すると思われたが, 本実験の範囲ではNIPの分解物を確認することはできなかった。菌体によるNIPの吸収は否定できないが, さらに検討を要する。一定量の F. oxysporum 菌糸にNIP溶液を繰返し接触させ, 菌糸による最大NIP吸着量を計算した結果, 生体重1mg当り約2.7γと推定された。
  • 森本 緑, 清水 矩宏, 植木 邦和
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 40-46
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    本研究は, 大麦, 小麦およびタイヌビエの発芽時のα-amylase 活性におよぼす除草剤 EPTC の効果を検討することにより, EPTC の選択性の要因を明らかにし, 同時に種子発芽の“種”による差異を知ろうとしたものである。
    1) EPTC は, 24時間浸漬処理で大麦, 小麦の発芽を阻害したが, タイヌビエには阻害効果を示さなかった。
    2) 大麦胚芽除去種子に GA3 を添加すると α-amylase 活性は増大したが, 同時に EPTC を処理するとこの増大部分のみが阻害された。 小麦についても全く同様のパターンが見られた。
    3) 大麦完全種子において, α-amylase 活性は吸水後24時間でほぼ最大に達した。 発芽も同様であった。EPTC はこの α-amylase 活性の上昇する生合成期間において阻害効果を示したが, 生合成された α-amylase の活性を低下せしめなかった。 小麦もほぼ同じ結果を示した。
    4) タイヌビエ種子において, α-amylase 活性は吸水開始後24時間目から48時間にかけて急増し, 以後は平衡状態を示した。発芽も同様のパターンを示した。EPTCの24時間処理では, 発芽と α-amylase 合成を若干遅延させたが, 96時間後には回復し, 無処理区ど同様のレベルに達した。
  • 高村 斉治, 松中 昭一
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 46-51
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    除草剤U-18は, ヒル反応, 呼吸, およびジベレリン誘起α-アミラーゼ生成に影響せず, クロロシスによってタイヌビエを枯死させる。新葉分化の停止が殺草の要因である可能性もあるが, 現在の段階では決定的ではない。
    U-18がクロロシスを発生させる機構としては, タイヌビエのプロプラスチドの形成阻害への影響は小さく, クロロフィルの生合成をも含めてその後の葉緑体への生長を阻害するためと考えられる。U-18によるクロロフィル分解促進はみとめられなかった。
    水稲においては, 毎日薬液を交換してU-18処理を続けても, 葉令が進むにつれてクロロシスの程度が軽くなり, 第4葉以後ではほとんどみとめられないので, この時期に何らかの質的内部変化が対応していると考えられる。
  • 白石 憲郎, 渡辺 全
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 51-55
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 第1報 増量剤の相違が除草効果におよぼす影響
    森 康明
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 55-60
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 四方 俊一
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 61-66
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    (1) かんしょの直播栽培にパラコートを使用する方法を検討するため, かんしょに対するパラコートの薬害について試験した。
    (2) パラコートが直接かかったかんしょの葉は褐変枯死する。 しかし, 直播かんしょは回復力が旺盛なのでまもなく回復しはじめ, 散布後1週間を経ると外見上は薬害がわからなくなる。
    (3) 雑草の小さい時期の散布が効果は大きい。
    (4) 直播かんしょでは1株当りの茎数が多いので, 半分ぐらいの茎が薬害をうけても残存茎が補償作用をし, 収量にはあまり大きな影響はうけない。
    (5) 散布量はa当り成分量で7.2gおよび4.8gでは同程度のかなり大きい薬害を示すが, 2.4gの薬害は軽微である。
    (6) かんしょの生育程度によって薬害に対する抵抗力はややことなり, 最長茎が11節をこす大きさになるとやや強くなり, また5~6節の比較的小さいものも幾分強い。中間の8~10節ぐらいのものがもっとも弱い。
    (7) 薬害に対する品種間差異はほとんど認められない。したがって, 薬害の発生程度よりもその後の回復の品種間差異が問題となる。
    (8) パラコートの薬害は, 土質によって大きな違いはない。
    (9) 直播と挿苗では, 直播の回復がはるかに早い。
    (10) 植物体内における移行性はきわめて少ない。したがって, 直接かかったとき以外は薬害はない。
  • 植木 邦和, 清水 矩宏, 高林 実, 野口 勝可, 松中 昭一, 中村 拓
    1972 年 1972 巻 14 号 p. 67-80
    発行日: 1972/09/30
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
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