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原稿種別: 表紙
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
Cover15-
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
App22-
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
Toc3-
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
Toc4-
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
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山本 朋弘, 清水 康敬
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
1-4
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
小学校児童を対象に,著作権に関する評定尺度法による予備調査を行い,著作権に関する意識や感覚を整理した.因子分析によって,4つの因子を抽出し,学年間で比較した結果,「著作権の意識化」や「著作権の尊重」において,学年間で有意な差が見られた.さらに,体験活動やコンテンツ活用を取り入れた著作権についての授業実践を継続的に行い,意識の変容について検討した.2年間にわたる児童向けの実態調査を分析した結果,著作物や著作権の基礎知識が高まり,日頃から著作物に目を向けるようになったことがわかった.
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藤野 良孝, 井上 康生, 吉川 政夫, 仁科 エミ, 山田 恒夫
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
5-8
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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フリー
スポーツ場面で,ある身体動作を伝達する時,その動作に必要な力の強弱や筋の緊張状態をオノマトペ(擬態語・擬音語)で表現する場合が多い.オノマトペは,五感による感覚印象を言葉で表現する特性から,運動感覚の学習において有用であると言われている.しかしながらスポーツで用いるオノマトペ(Sportsonomatope)の基礎的なデータは存在せず,オノマトペが具体的にどのような用途を持ち,どんな構造で使用されているのか明瞭でなかった.そこで上記の問題を明らかにする為,スポーツアスリート384名を対象にスポーツオノマトペの実態調査を実施し,収集されたスポーツオノマトペの分析を行った.収集されたスポーツオノマトペは多くの学習者が共有可能なデータベースとして構築された.
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金森 克浩, 小林 巌
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
9-12
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
障害のある子どもたちへの教育的支援として,アシスティブ・テクノロジー(Assistive Technology:以下,ATと示す)の活用の有効性が指摘されており,養護学校の地域支援の充実のために条件整備が求められている.本研究では,都内の肢体不自由養護学校を対象としてATの普及状況に関する質問紙調査を行った.その結果,ATを扱う分掌が設置されている学校が多いものの,AT活用の充実のためにはより組織的な取り組みの必要性が示された.望ましい情報源としてWebが期待されており,これを用いたわかりやすい情報提供が有効であると推察された.
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田島 祥, 近江 玲, 坂元 章, 一色 伸夫, 服部 弘
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
13-16
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究の目的は,教育番組を分類する際にまず利用されるべき基本的次元を提示することであった.2004年1月の1週間に放送された番組のうち,民放連の取り組みに基づいて首都圏5局が「青少年に見てもらいたい番組」に指定した番組と,NHKが放送する教育番組計96番組を対象とし,各番組のもつイメージを,1番組あたり3名のコーダーに近江ら(2004)の尺度を用いて評定させた.評定データの因子分析の結果,「親近性」「力動性」「創造性」「具体性」の4つの次元が抽出された.これらの次元と番組放送時間との関係を検討したところ,午後に放送されている教育番組は,午前や夜の番組とは異なる性質をもっていることが明らかになった.
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加藤 由樹, 加藤 尚吾, 赤堀 侃司
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
17-20
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本稿は,電子メールコミュニケーションの送信者と受信者の間の感情伝達の程度に注目した.著者らは,送受信著間の感情伝達の程度と,コミュニケーション過程で生じた感情の関係を調べるための実験を行った.22名の被験者に,2人1組で電子メールを使ってコミュニケーションを行ってもらった.この過程で被験者が解釈あるいは予測した相手の感情と,実際の相手の感情との一致の程度に基づいて,被験者を感情伝達の高群と低群の2群に分けて,生じた感情を比較した.その結果,感情伝達の低い被験者は,有意に高く敵意感情やネガティブ感情を生じていた.結果から,感情伝達の程度が低いことと不快な感情の経験が高いことの関係が示唆された.
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中橋 雄, 大西 元之, 岡野 貴誠, 久保田 賢一
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
21-24
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究は,ディジタルメディア表現能力を高めるために模倣学習を行うWeb動画教材の開発と評価・改善プロセスについて報告するものである.先行研究の学習モデルに基づき,実際にDTP実習を支援する学習環境を開発した.その評価プロセスから,学習者が一人で模倣学習を完遂するために,システム面で改善すべき機能が明らかとなった.それらの機能を実装した結果,学習者が一人で模倣学習を完遂できるレベルに教材の質を高めることができた.ただし,学習者の個人差に配慮するべきいくつかの課題は残された.
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宮地 功
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
25-28
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
講義では得にくい課題解決力を育てるために,中高校生に教えるCAI教材を作成する実験を実践した.作成した教材を相互に学習し,他者評価させた.被他者評価を分析して,自作教材について内省を促し,自作教材を修正させた.修正した教材について,再度自己評価と他者評価させた.活動の区切りに3回報告書を提出させた.このような物作りの授業について分析した結果,教材についての自己評価と他者評価の両方とも有意に上昇した.成就感,充実感があり,課題解決力に関係した課題設定力,自己学習力,自己評価力,修正・改善力などの力と意識のすべてが有意に向上した.また,力と意識を向上させるのに役に立つ活動が明らかになった.
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鬼藤 明仁, 森山 潤, 松浦 正史
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
29-32
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,中学校段階の情報教育において生徒が形成する知識の構造を,高校1年生(78名)と中学1年生(72名)を対象として検討した.中学校技術・家庭科「情報とコンピュータ」の教科書から抽出した知識(40項目)に対するクラスター分析の結果,これらの知識が具体的な活動を通して形成される「実践的知識」と,専門用語やシステム構成の理解を通して形成される「系統的知識」とに分類された.また,「系統的知識」は,中高男女ともに,「情報活用の実践力」の下位能力である「処理力」と有意な相関を形成していることが明らかとなった.
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吉岡 敦子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
33-36
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究においては,メタ認知を促してインターネット情報検索を効率的にするための教示法について検討する.実験1では,検索方略に関する教示を受けて検索し,検索についてレポートを書いたレポート群が,教示だけを受けた教示群よりも,自分自身についてのメタ認知的知識を多く示した.実験2では,レポート群は,1回目に比べて5回目において,少ない数のキーワードを入力し,より多くの有効なキーワードを入力した.以上の結果から,検索方略に関する教示に加えて,検索についてレポートを書いて自己内省させる教示法が有効なことが示唆された.
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賀川 昌明
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
37-40
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
教員養成系大学の体育実技授業(バレーボール)において,Webページによるマルチメディア情報提示を導入した実践を試みた.受講生は授業時に撮影した自己の運動遂行状況に関する動画をWebページで確認し,それに対応するモデルの動画や技術的ポイントの説明を参照しながら学習を進めた.授業後に実施したアンケート調査の結果や受講生の技能評価から,この授業での試みはバレーボールの基本的技能習得や技術的ポイント・指導方法の理解に役立つとともに,指導者としての資質形成にもつながることが示唆された.
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芝崎 順司, 近藤 智嗣
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
41-44
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
メディア教育開発センターでは,高等教育における教材や授業改善に関する研究,各種の調査を継続的に行っている.日常的にWebを利用してこれらの調査研究を行うためのシステム-REAS-を,開発と評価を繰り返し行う,水平型のプロトタイピングの手法を用いて開発した.本稿では,REASのシステム設計,システム構成,機能構成,レビューによるシステムの改善という開発方法とユーザーによるシステム評価の結果を明らかにした.ユーザーによるシステム評価では概ね高い評価をえた.
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王 戈, 熊谷 倫子, 沢井 佳子, 坂元 章
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
45-48
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
近年,インターネットを利用した学習支援システムが学校現場に導入されているが,国語や算数などに関する学力を伸ばすかどうかについての実証的な評価研究はまだあまり進んでいないように見える.そこで,本研究では,そうした学習支援システムの使用が学力の向上に効果を持つかどうかを検討した.東京都三鷹市第三小学校では,4〜6年生に対して,ドリル型の学習支援システムを数ヶ月にわたって毎週使用させ,国語と算数の学習を行わせた.この生徒を対象にパネル研究を実施し,得られたデータに対して重回帰分析を行った.その結果,学習支援システムの使用が学力を伸ばす効果が検出された.
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野崎 浩成, 吉橋 彩奈, 梅田 恭子, 江島 撤郎
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
49-52
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,読解場面においてテキスト中に自由な書き込みを行うことが,文章理解にどのような影響を及ぼすかを分析した.実験では,文章を読む際に,(1)書き込み行為を一切禁止した統制群,(2)下線のみを引くことができるアンダーライン群,(3)自由な書き込みができる自由記述群,という3つの条件を設定し,読解後のテストの成績を分析した.その結果,テキストへの自由な書き込み行為は,下線を引く行為と同様に,再生成績に有効であったこと,が明らかになった.さらに,読解方略の相違が成績に与える影響についても併せて考察した.
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小山 史己, 下村 勉, 須曽野 仁志
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
53-56
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
児童が,学習の様子や成果を自分たちの手でWeb作成・発信していくことができれば,従来とは異なる情報発信型教育を実践していくことが可能となり,新たな学習効果が期待できる.しかし,小学校のクラスの児童全員が限られた時間内(1時限45分)にそれを実現するためには,個人差への対応など多くの問題が存在し,そのハードルは高い.そこで,本研究では児童が手軽にWeb作成・発信を行うことができる支援システムを開発し,その有効性を検証した.
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永森 正仁, 植野 真臣, 安藤 雅洋, ポクポン ソンムァン, 遠藤 和己, 永岡 慶三
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
57-60
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
複数クラスにおける遠隔授業の問題として,学習者の反応が判りにくく授業が一方向的になり易いことが指摘されている.このような問題を解決する為,遠隔授業における携帯電話機レスポンスアナライザを提案する.携帯電話機利用の利点として学習者のレスポンスターミナルにPC端末を必要とするようなWebレスポンスアナライザに比較して特別な設備が必要ない為,(1)一般教室における使用が可能であり,(2)導入が安価であること,また(3)携帯電話機は学習者が普段用いているデバイスであり操作が容易であることが挙げられる.システムにより授業ペースや遠隔地のどのクラスを見ていれば良いかに対する教師の意思決定を支援し,学習者との双方向性を向上することができた.本稿では実践データから提案されたシステムの有効性を示す.
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新藤 茂, 今瀬 繁子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
61-64
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
情報技術を利用する際に感じる不安についての質問紙調査の回答を,多次元尺度法により分析する.この情報技術不安が,情報技術の社会的側面に関する不安か,技術的側面に関する不安かに分類され,更に,情報技術利用の技能的不安か,利用環境に対する不安かにも分類されることを実証する.また,この分析を回答者の世代ごとに行い,世代によって不安の構造に違いがあることを示す.
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松崎 邦守, 中山 実, 北條 礼子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
65-68
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
学習者と教師双方に負担が大きいと指摘されているポートフォリオ学習を改善するため,カンファレンスの書式簡略化を試みた.簡略化した同書式は,N県看護専門学校1年生を対象にしたポートフォリオを活用するライティング学習において適用された.なお,同簡略化の評価については,「ARCS動機づけモデルに基づく6項目」および「カンファレンスの効果に関する8項目」からなる事後アンケート調査により検討した.分析の結果,ポートフォリオ活用の効果とされている「学習意欲の向上」や「学習に対する振り返りや修正」において効果があったことが認められた.
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川場 隆
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
69-72
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
LMSやWBTでは試験機能は必須機能であるが,試験機能をシステムに付加する汎用モジュールは開発されていない.また,現実の試験問題と比較するとこれまでの問題作成機能は形式や表示に制約がある.そこで,本研究では,試験問題記述言語による問題作成機能を提案した.言語の処理系はシステムに試験機能を付加するための汎用モジュールである.また,試験問題記述言語の文法では現実の試験問題に近い形式の問題を作成することができる.
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森田 裕介, 岩崎 勤, 竹田 仰, 藤木 卓
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
73-76
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,学校教育における簡易式没入型提示システム(P-IPTS)の効果的な活用方法を検討するため,中学生を対象に比較実験を行った.まず,従来のプロジェクション・システムは平面スクリーンに投影されることから180度(統制群)と90度(実験群)に設定したP-IPTSを用意した.次に,仮想現実空間を移動する課題を提示し,仮想現実空間内における空間認識のしやすさを比較した.その結果,P-IPTSのスクリーンを90度の角度で設置した条件において被験者は自身の位置をよりよく認識していた.また,主観評価の結果から90度スクリーンのほうが没入感を得られることが明らかになった.
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後藤 康志
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
77-80
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
メディア・リテラシー教育におけるカリキュラム開発の基礎的データを提供するためのメディア・リテラシー尺度を,メディア操作スキル,批判的思考,主体的態度の3つを下位尺度として作成している.本研究では批判的思考,主体的態度についての項目を作成し,信頼性と妥当性を検討した.結果として次の2点が明らかになった.(1)IT相関分析,GP分析,信頼性係数の分析から,作成した尺度は一定の信頼性をもつ.(2)主体的態度が高い者はインターネットを「速報性があり,正確で,簡便で,好む」のに対し,そうでない者はテレビに依存する傾向があるなど,先行研究の知見と合致する結果が得られ,尺度の妥当性が示唆された.さらに,今後尺度の信頼性・妥当性を高めるための課題についても検討する.
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佐藤 智明, 永岡 慶三, 坂井 滋和, 小口 幸成
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
81-84
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,エンジンの動作する原理を,コンピュータグラフィックス(CG)アニメーションを用いることで,各構成部品の働きを,動きの中で有機的に結びつけて示し,効率よく学習させるマルチメディアコンテンツを開発した.本コンテンツを神奈川工科大学工学部機械工学科1年生の機械実習実験科目で行われる「エンジンの分解・組み立て実習」の授業において実践し,学生に対して行った小テストおよびアンケートの結果からその学習効果について検討を行った.その結果,本コンテンツはエンジンの動作メカニズムを理解させる教育支援コンテンツとして有効であることを確認した.
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井ノ上 憲司, 高橋 義昭, 藤原 康宏, 市川 尚, 鈴木 克明
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
85-88
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
イメージマップ・テスト(IMT)の評価・分析は,多人数になったり,IMTの回数を増やしたりする場合,評価する側の負担が大きくなるため,教師が手軽に使用するには非常に困難である.本研究では,学習者が描いたIMTの収集,集計,分析をWeb上で行えるシステムを開発し,学習者の回答時期による変化や,集団での分析・集計を容易に行えるようにした.また,教師による評価を基にイメージマップ作成支援機能,単語グルーピング機能を追加した.
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宮田 仁, 石上 三雄, 佐野 正博
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
89-92
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
学習船上での理科のプランクトン観察学習を支援するためのディジタル動画コンテンツ「琵琶湖プランクトンの世界」を開発した.その内容は,350枚のカラー静止画像で,琵琶湖に生息する200種類のプランクトンを検索・同定できる検索ページ,プランクトンの孵化や細胞分裂等の観察の困難な45種類の動画配信のページ,細胞分裂の解説ページ,児童が手書きで発信できるディジタルスケッチのページ等で構成されている.実際に小学校5年生を対象とした船上でのプランクトン観察の授業実践で開発されたコンテンツを活用し,ディジタルコンテンツ活用実践の効果を(1)関心・意欲・態度,(3)思考・判断,(3)技能・表現,(4)知識・理解の各観点から検証した.
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伊藤 崇達, 三島 美砂
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
93-96
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,学級経営に対する予防・開発的支援として「教師用RCRT」を用いたコンサルテーションを試み,1学期から2学期にかけて,子どもを捉える教師の視点にどのような変化が生じ,それに伴い学級雰囲気にどのような変化がもたらされたのかについて検討を行った.1学期と2学期のRCRTで,因子数が2から3に増加し,また,その内容も,子どもの個性自体に力点を置くようなものや,より積極的なものへと変化していた.担任教師の子どもを見る視点に広がりが見られるようになってきたと考えられた.「学級雰囲気」の評定から,2学期になって,楽しさの中にも,規律があり,意欲に溢れ,互いを認め合うようなクラスの雰囲気ができあがっていった様子が見て取れた.
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堀内 由樹子, 佐渡 真紀子, 鈴木 佳苗, 長谷川 真里, 坂元 章
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
97-100
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本稿は,日本のニュース番組の内容分析によって現在のメディア状況を明らかにし,メディア・リテラシー教育に必要な情報を得ることを目的としている.米国のNational Television Violence Study(1996-1998)をもとにコード化マニュアルとコード票を作成し,サンプル・ウィークから計54時間29分,57本のニュース番組を抽出して,その暴力および向社会的行為の描写の頻度と文脈を分析した.その結果,暴力描写は7割の番組で見られたが,行為への罰などその悪影響を抑える文脈も見られた.一方,向社会的行為描写は数が少なく,他のジャンルより行為の学習を促す文脈が少なかった.
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長田 尚子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
101-104
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
教育学科1年次の演習を支援するためにblogを導入し,学生がツールとしてblogをどのように活用しうるのかについて分析した.先行して導入した3年次との比較やアンケート結果も踏まえ,次の3点を確認した.1)書き込みは少ないが,他者の考えを参照したり,自分の考えを振り返ったりするという,知識構成のための基本的な活動が行えている.2)blog上で専門領域に関する議論がある程度行える.3)blogを自分の学習支援ツールとして認識しはじめている.
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竹中 真希子, 稲垣 成哲, 黒田 秀子, 大久保 正彦, 出口 明子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
105-108
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,ケータイで撮影した写真をメールに添付して送信することで,Web上で簡易に画像やテキストを共有できるシステムを小学校1年生の生活科の授業に導入し,有効性の評価を行った.その結果,児童らはケータイを利用した取材活動に意欲的に取り組むとともに,学習の内容的側面にも関心を持てていたことがわかった.また,保護者は,ケータイが社会で不可欠な道具であることや表現手段が拡張することなどから,その学習利用に概ね賛成していることがわかった.
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藤原 康宏, 大西 仁, 永岡 慶三
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
109-112
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
情報処理入門科目において,オンライン個別学習システムを利用した授業実践を行った.今回開発したシステムは,個々の学習者にあった教材の提示及び練習問題と,教師に学習者の理解状況を提供することができる.システムを使って個別に学習し,必要に応じて教員が個別に説明することで,能力のばらつきが大きい集団に対して,学習効果が確認された.しかし,下位の学習者に対しては,学習に必要とされる時間が多くなるため,より効率よく学習できるアルゴリズムが必要であると考えられる.
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香川 順子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
113-116
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
これまで自分の性格の認識,将来へ向かっての適切な自己形成,うまく他者と交流するためのスキルの習得を支援する,自己発見支援プログラムの開発を行ってきた.本研究ではこのプログラムをWeb上においても実施できるよう,Webシステムの開発を行った.本システムはインターネット上で他者(ファシリテーター)とやりとりしながら,自己発見を促す特徴を持つものである.今回はシステム開発の経緯と概要について報告する.
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生田 淳一, 野上 俊一, 丸野 俊一
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
117-120
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本研究では,公立中学校の1年生から3年生の生徒(517名)を対象に,学校既有の資料(アンケート,学力テスト)をもとに,学習場面での質問行動(わからないことがあったら質問する)についての実態と,動機づけ及び学業成績との関連を検討した.その結果,実態として,全体の52.6%が質問行動を利用しており,中学生にとって比較的利用可能性の高い学習ストラテジーであることがわかった.そして,質問する生徒の方が質問しない生徒よりも,学習する理由として内発的動機づけに関する項目があてはまると認識しているものが多く,学業成績が高いという結果から,質問行動と内発的動機づけ及び学業成績との関連性が示唆された.
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戸田 俊文, 益子 典文
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
121-124
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
受講者による校内研修実施を目的とした教員研修を,集合型研修とe-Learningを組み合わせたブレンディッド型研修で設計・実施した.校内研修実施という困難な課題だったが,実施率及び今後の研修実施意欲ともに全員が高水準を示した.分析の結果,課題と関わるリソースの提供,間接または直接的な相互作用を認識できるe-Learningの設定などが高い実施率に寄与していることが示唆された.さらに,e-Learningの実施を可能とするために丁寧な技術支援の必要性も確認された.これらは,ブレンドする複数の研修形態間の内容の連続性確保,e-Learningによる研修形態の個別化の防止,それらを支援する運用上の工夫など,効果的な教員研修プログラムの要件,設計の枠組みなどを示唆するものといえる.
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加藤 尚吾, 赤堀 侃司
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
125-128
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
フリー
本稿では,電子掲示板を用いたグループカウンセリングのための基礎研究として,大学生・大学院生を被験者とした実験を行った.電子掲示板上の投稿に返信する際,その投稿文中の自己開示の有無,更に自己開示の深さによって被験者の返信にどのような違いが見られるかを調べた.また,その投稿の形式面(話し言葉,書き言葉)による影響についても検討した.その結果,投稿文の形式面によらず,深い自己開示を含む投稿への被験者の返信文字数と自己開示数が,浅い自己開示を含む投稿や自己開示を含まない投稿への返信に比べ多いことが示された.
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尾澤 重知, 今井 亜湖, 西村 昭治
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
129-132
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
ジャーナル
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自然環境問題をテーマとした総合的な学習の時間の授業プログラムを,中学校と大学の連携によって実施した.本研究では,授業の協調的なデザイン過程を検討することで,異なる組織間による授業デザインの特徴と課題を,組織論における製品開発の視点から明らかにする.複数データの質的検討の結果,授業開始当初は,大学担当者が授業プログラムを汎用的なモジュール(部分)として生徒に提供しようとしていたが,授業実践途中で当初の計画が困難に陥ったことを契機として,生徒,中学教員,大学担当者間の摺り合わせ(統合)が生じ,授業内容が再構成されたことが示された.また,その際のインターネットをはじめとする道具の役割について考察した.
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鈴木 賢男
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
133-136
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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本研究では,大学生の入学時におけるパーソナルコンピュータ習熟感に,一定の格差が生じているかを調査した.また,同一内容学習後のパーソナルコンピュータに対する知的獲得感や親近感,効力感の意識連関性が,習熟感の高低で異なるかを,事後調査により検討した.その結果,基本操作やインターネット,電子メールの分野で,習熟感に格差を認めることができ,高水準群では,不安減少が新知識の獲得感,興味増進は新操作の獲得感と関連し,低水準群はいずれも活用方法の獲得感に関連するという,意識連関の相違を明らかにすることができた.
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田村 知子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
137-140
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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カリキュラムマネジメントについて定義し,その構造のモデルを開発した.その前提として,まず先行研究における論点を整理して,教育課程経営とカリキュラムマネジメントの異同を明らかにした.さらに,教育課程経営の機能化を阻害してきた要因に着目して,従来の教育課程経営論には含まれなかった文化的要因(カリキュラム文化と組織文化)をカリキュラムマネジメントの構成要素として取り入れることの妥当性を指摘した.
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益子 典文, 松川 禮子, 加藤 直樹, 村瀬 康一郎
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
141-144
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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現職教師を対象とした全日制2年間の大学院では,対面式の講義が中心であるため,通常の講義と同様の学習のマネージメントでよい.しかし「働きながら学ぶ」教師を対象にした遠隔学習環境下における講義の場合,目標とする学習を成立させるために複数の異なる学習形態をブレンドすることが想定され,対面式とは異なる学習のマネージメントが必要となる.本研究では,働きながら学ぶ現職教師を受講生として想定した場合の,同時的・非同時的コミュニケーションのブレンドの考え方,ならびに実際の夜間遠隔大学院において試行した学習のマネージメント方略とその結果について報告する.
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近藤 智嗣
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
145-148
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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ミクストリアリティとは,インタラクティブな3次元コンピュータグラフィックスと実空間を融合させる技術である.この技術を学習環境へ応用するため,本研究では,1)空間図形教材, 2)講義映像,3)印刷教材,4)教育玩具,5)博物館の展示,の5種類の学習環境に応用した教材を開発した.また,1)の空間図形教材については,高校での実践授業を行い,その結果をもとにソフトウェアの改善を行った.本稿では,これらの教材開発と実践から,ミクストリアリティ技術を利用して従来の学習環境の機能を拡張させることを提案した.
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高橋 純, 堀田 龍也
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
149-152
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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「2005年の学校」に対応した校内ネットワークでは,規模の拡大,技術やセキュリティ問題の高度化等により,従来よりも深刻な問題やトラブルが数多く発生している.この原因は,構築の段階に起因する事も多い.そこで,校内ネットワーク構築手順に着目した.本研究では,校内ネットワークが抱える多くの問題を検討し,実際に構築を行った.その成功事例を元に構築手順のモデル化を試みた.
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中川 一史, 堀田 龍也, 大笹 いづみ, 狩野 ひろみ
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
153-156
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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学級日誌をコンピュータ上に設計した教室用ソフトウェアを開発した.これを利用した学校の活用履歴を分析したところ,ほぼ日常的に教室で使われており,紙媒体の学級日誌にある項目が利用頻度として高いことが示された.また,ほぼ毎日このソフトウェアを活用していた学級の担当教師にアンケート調査を行ったところ,本ソフトウェアの機能が交流学習を誘発していることが示された.さらに,深い交流学習を行っている2校の分析から,本ソフトウェアの活用には操作が短い時間で完結するようにし,児童の内省を促す機能がさらに備わることが望ましいことが示唆された.
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山口 悦司, 稲垣 成哲, 出口 明子, 舟生 日出男, 上田 浩司, 大黒 孝文
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
157-160
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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近年のわが国では,他の教科と比べて,理科の勉強を大切であると認識している中学生は少ない.本研究では,このような現状を改善する実践的な試みの一つとして,リフレクション支援のITである再構成型コンセプトマップ作成ソフトウェアを利用した理科授業を実施し,授業におけるソフトウェア利用と中学生にとっての理科の勉強の大切さとの関係性について調査した.理科の勉強を大切だと思っていなかった生徒に焦点を当てて質問紙調査の結果を検討したところ,理科の勉強を大切だと認識していなかった生徒のほとんどが,ソフトウェアを利用した授業後に理科の勉強を大切だと認めるようになり,ソフトウェアの有効性を認めながら学習を展開していたことが明らかになった.
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康 敏, 柏木 治美, 山名 由貴子, 加藤 雅之, 鏑木 誠
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
161-164
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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本研究は,外国語教育における合成音声利用の可能性を探ることを目的としている.特徴のある母音を含む名詞と動詞の英単語について,合成音声とネイティブ音声を用いたWebベースの音声評価用CALL教材を作成し,文理系の学生にそれぞれの音声を評価させた.クラスター分析の結果から,合成音声は,単語レベルにおいて,「とても聞きやすい」と評価されるネイティブ音声と同じレベルのもの,「普通」と評価される違和感のないもの,そして,ネイティブ音声と明らかな差があるものと三種類に分類できることが判明した.また,ネイティブ音声と同様に利用できる合成音声の特徴について探ってみた.
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藤代 昇丈, 平松 茂, 近藤 勲
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
165-168
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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高等学校外国語(英語)科の学習活動において,実践的コミュニケーション能力を育成するため,通常の授業では個別指導が難しい音声面(聞く・話す)に重点を置き,eラーニングを活用した教材の開発及び授業実践を行った.その教材には,会話の場面を扱った多くの動画や音声を組み込み,eラーニングの一手法であるWBT(Web Based Training)用教材を開発した.また,授業活用時には,集合学習と個別学習を併用した,「ブレンディング学習」を行い,授業における「個」に応じた指導とその効果について検証した.その結果,英語での自己表現への意欲が高揚し,英語運用能力の低い生徒のリスニングカは向上する傾向が見られた.
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中山 洋, 河野 有哉, 森田 浩司, 山口 正二, 阪本 康之
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
169-172
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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保護者と生徒の学校行事に関する交流に必要な情報の不足は,生徒が配布物等を保護者に提示していないこと,および教師と保護者の情報交流を行う機会が少ないことが原因として考えられた.そこで本研究は,Eメールなどのネットワーク機能を用いて教師と保護者間の情報交流を円滑にすることで,生徒と保護者間の情報交流を効果的に行うことを目的としたグループウェア(E-WEAR)を開発しその効果を検証した.検証実験の結果,教師から保護者への情報が効果的に提示されることで,保護者の学校行事についての関心が高まり,保護者と生徒の学校行事に関する交流改善の兆しが見られた.その反面,教師から保護者への情報が多くなったため,保護者から教師への質問等の情報提示が少なくなり,教師が保護者からの情報を入手しづらくなることもわかった.
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梅村 透, 赤堀 侃司, 赤倉 貴子
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
173-176
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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本研究では,e-Learningの個人学習と言う難点を解決するために,学習者が実際は別々の時間・空間でe-Learningを利用しても,システム内で仮想的な時間共有を実現することにより,学習者が集団で学習をしているように感じることができるシステムの開発と評価を行った.開発システムには教材ページごとのコミュニケーション履歴を閲覧できる機能や,教材学習中に教材の特定ページの内容に関して他者に質問を投げかけることができる機能などを設けた.また評価実験より,開発したシステムを使用することにより集団学習をしていると感じることができ,学習アチーブメントの向上にも役立つということが示唆された.
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村松 浩幸, 岡田 雅美, 阿久 津一史, 兼折 泰彰, 鈴木 善晴, 長谷川 元洋
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
177-180
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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中学校技術・家庭科技術分野において,制御学習の実践の阻害要因を考慮した制御教材の開発課題は,1)短時間で実施可能な教材,2)機能を絞り込み,低価格化,3)授業がしやすいテキストの3つの要件を満たすことである.本研究では,この課題に対応した制御教具,制御用簡易言語,授業用テキストの3つの制御教材を開発した.制御・プログラミングの指導の未経験教師と経験教師による教材評価の結果,低価格化については課題が残ったが,他の課題については両者とも高い評価が得られた.
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永田 智子, 鈴木 真理子, 森広 浩一郎
原稿種別: 本文
2006 年 29 巻 Suppl 号 p.
181-184
発行日: 2006/03/20
公開日: 2016/08/02
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筆者らは,教員養成課程の大学生が,デジタル・ティーチング・ポートフォリオを作成する授業を開発・実践してきている.本研究ではこのデジタル・ティーチング・ポートフォリオを,ブログを使って作成することの可能性について,授業実践を通して検討する.
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