日本化學會誌

Gronwall, La Mer, Sandved及びGreiffの理論を緩衝液pH及びイオン直徑の計算に適用せる一二例

額田敏

1942 年 63 巻 7 号 p. 703-709
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.703

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Gronwall, La Mer, Sandved及びGreiffの強電解質理論を緩衝液に適用し,醋酸-醋酸曹達及び燐酸第一鹽第二鹽緩衝液に就てそのpH及びイオン直徑を計算しこの結果をDebye-Hückel式より得たる値と比較した.

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水素原子より一次的に生じた水素分子のパラ,オルトの組成に就て(第三報)

馬淵治

1942 年 63 巻 7 号 p. 710-714
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.710

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放射性指示作用による分析化學(第十報)

珪酸ゲルによる微量鉛の收着に就て(其の一)

岸春雄

1942 年 63 巻 7 号 p. 715-723
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.715

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1. 珪酸ゲルの乾燥温度と含水量との關係を定量的に調査し,含水量は25°～50°Cの間に於て急激に減少するも,爾後300°Cに到る迄は極めて徐々に減少することを認めたり.
2. 高温にて乾燥せしめたるゲルは低温にて處理せしゲルよりもThB及び指示性微量鉛の收着力に於て何れも優れり.
3. ゲルの量を次第に増して行くとき,等量の鉛溶液より收着される鉛の量も次第に増加す.其の變化は直線的ならずして抛物線形となり,或程度以上にゲルの量を増加するも收着量に變化なし.
4. 收着量は温度の上昇と共に漸次減少し,溶液との接觸時間の經過と共に徐々に増加す.
5. 酸の共存する時には收着量は其の濃度の増加と共に減少し,アルカリの場合には濃度に殆んど無關係なり.前者は之をH⁺とPb⁺⁺との反撥現象として説明し,後者は之をOH⁺とPb⁺⁺との牽引,及びアルカリによる一部解膠の複効果として説明せり.5) 酸の共存する時には収着量は其の濃度の増加と共に減少し,アルカリの場合には濃度に殆んど無關係なり.前者は之をH⁺とPb⁺⁺との反撥現象として説明し,後者は之をOH⁺とPb⁺⁺との牽引,及びアルカリによる一部解膠の複効果として説明せり.
6. 鉛の收着に就て共存する數種の重金屬イオンの影響を調査せり.同一種のイオンに關しては殆んど常に其の濃度の増加と共に收着量は減少し,異種イオン間に於ては同一濃度に於ける收着量の減少は其の有する正電荷の大小に略々比例す.
(以上の要旨は其の一,其の二全部を包含す).

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放射性指示作用による分析化學(第十報)

珪酸ゲルによる微量鉛の收着に就て(其の二)

岸春雄

1942 年 63 巻 7 号 p. 724-733
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.724

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放射性指示作用による分析化學(第十一報)

珪酸鹽溶液より其のゲルの生成する過程に於ける微量鉛の収着に就て(其の一)

岸春雄

1942 年 63 巻 7 号 p. 734-739
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.734

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1. 先づ試料たる珪酸ソーダの純度を吟味し,併せて鐵,アルミニウム,カルシウム等二,三の不純物主要成分の定量を行ひ,之を基として實験に好適なる濃度の試料溶液を調製したり.
2. 上記試料溶液にThB又は之にて指示性を附與したる指示鉛を加へ,此等を鹽酸,硝酸及び王水の3通りにて分解し,析出するゲルに収着するThB又は指示性鉛の量をゲルの側より放射分析的に決定したり,其結果によれば此等同位元素のゲルに収着される量は極く一小部分にして,大部分はゲルより除去されることを知りたり.
3. 洗滌効果と収着量との關係を系統的に調査するに,洗滌開始の初期に當つては効果良好なるも,囘を重ぬるに従ひ少量の鉛はゲルに強く収着されて容易に洗ひ出されずして,洗滌効果に一定の限界あることを知りたり.又,洗滌中のゲル自身の溶解に關しても實験を行ひ,溶解量は微量なることを確めたり.
4. ゲルの乾燥處理を異にしても収着される鉛の量には變化なし.又實験開始時の溶液の酸性度の強弱と鉛の収着量との關係を追求せしが,出發時の酸濃度の如何に拘らず収着量は結果に於て殆ど同程度なり.
5. 鉛鹽の濃度が増加するも一定量のゲルへの収着量は殆ど増加せず一定なり.又鉛鹽の濃度を一定にしてゲルの量を變ふるも同様なり.
6. 収着に及ぼす數種の金屬鹽の影響を吟味するに,金屬鹽が單獨にて共存せると,混合して共有存せるとに拘らず,収着量には變化なくて且つ微量なり.(以上の要旨は本報,其の一,其の二全部に渉る).

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放射性指示作用による分析化學(第十一報)

珪酸鹽溶液より其のゲルの生成する過程に於ける微量鉛の収着に就て(其の二)

岸春雄

1942 年 63 巻 7 号 p. 740-745
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.740

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亜セレン酸鹽の分析化學的研究

(第二部銀:第二報)亜セレン酸試藥により銀を定量する場合の諸條件竝に銀と他金屬との分離

成井芳男

1942 年 63 巻 7 号 p. 746-750
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.746

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1) 銀を亜セレン酸銀として定量的に沈澱せしむるための安全pH範圍は4.3～10.2である.
2) 鹽化物以外のアルカリ及アンモニウム鹽は亜セレン酸銀の生成に影響を與へない.
3) 銀を亜セレン酸鹽として定量的に沈澱せしむるには計算量の2倍以上の亜セレン酸試藥を必要とす.沈澱滴定は不可能なるも濾液中の過剩の亜セレン酸を滴定する間接法は可能である.
4) 亜セレン酸法により銀とマグネシウム,カルシウム及びバリウムの分離定量を行つた.

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Bacterium cassavanumによる澱粉の化學的變化(第三報)

田所哲太郎, 佐々木賦司

1942 年 63 巻 7 号 p. 751-752
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.751

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既報¹⁾の如く澱粉のBacterium cassavanumによる分解中不溶性ゲルとしてウロン酸を含みグルコサミン基を有するものを發見し且つヌクレイン酸反應を與ふることを認めたり.殘液中アセトンにて沈澱物となるものにはレゾルシン反應強きもケトース存在を見ず,又兩者を分離せる殘液をタカヂアスターゼによりて消化せるものにはアミロビオースに近似のものとd-グルコースとを發見せりと述べたり.
本報告にはアミロース及びアミロペクチンの分解を述べ下の如き實驗結果を得たり.
(1) 細菌によりアミロースの分解さるる場合酸による加水分解と同樣に旋光度を低下し還元力を増加することを認む.アミロペクチンにては變化少きも5日間培養せしものは加水分解を受くること容易となる.
(2) アセチル・アミロースも亦同樣に旋光度を減少し然もアセチル化により分解も容易となることを認む.

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蝦肉エキスの成分に就て(第一報)

呈味成分の分離

三井早苗

1942 年 63 巻 7 号 p. 753-756
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.753

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2月中旬捕獲された芝蝦[Penaeus joyneri (miers)]の新鮮な生肉を温水にて抽出し除蛋白後濃縮して得たエキスより生肉に對して約1.1%に相等する純粹なグリシンを得た.本アミノ酸は甘味を有し蝦肉の美味の主成分と考へられる.尚其他に鹽基性物質を別としてイノシン酸0.05%及びdl-アラニン0.04%を得た.天然にdl-アラニンが存在してゐた事は興味ある事と信ずる.

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アセチレンとその重合體に關する研究(第二報)

鹽化第一銅とアミノ酸鹽との複鹽によるアセチレンの重合に就て

三田周

1942 年 63 巻 7 号 p. 757-759
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.757

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種々アミノ酸鹽酸鹽と鹽化第一銅との複鹽の水溶液のアセチレンに對する觸媒作用を檢した.その結果グリシン,アラニン,アミノイソ酪酸等のアミノ酸鹽は鹽化アンモンと同樣にアセチレンの鎖状重合體を與へるがロイシン,グルタミン酸,メチオニン等では初め間アセトアルデヒドを主として生ずる事を認めた.

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アセチレンとその重合體に關する研究(第三報)

銅觸媒によるアセトアルデヒドの合成に就て

三田周

1942 年 63 巻 7 号 p. 760-762
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.760

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ロイシン,グルタミン酸,チロジン等のアミノ酸鹽と鹽化第一銅との複鹽の水溶液に適量の鹽酸を添加したものはアセチレンの加水反應の觸媒として優れてゐる事を發見した.

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スルファターゼ模型に關する研究(其八)

江上不二夫

1942 年 63 巻 7 号 p. 763-766
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.763

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スルファターゼ模型に關する研究に就ての總括的考察をなす.

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雲母に關する化學的研究(第一報)

鱗雲母の化學組成と其の地球化學的及び資源的意義(I)

石橋雅義, 石原俊夫

1942 年 63 巻 7 号 p. 767-773
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.767

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1. 朝鮮産鱗雲母に對して全分析を行ひ,其の化學的組成を求めた.
2. 稀有アルカル元素の分析分離には特に注意を拂つて工夫する所あり,從つて其の化學資源的價値を明にした.
li₂O=3.97%; Rb₂O=2.96%; C_s2O=0.10%.
3. 本試料中ストロンチウムを定量分析(SrO=0.01%)し,このものがルビヂウムより自然的β變脱により生成せるものと假定する事に基き本試料の年齡を10.16億年と算定し得た.
4. この10.16億年なる數値は朝鮮の地質年代推定に對して重要なる示唆を與へるものと考へられる.
本誌の規約を考慮して報文をやむなく二分した關係上,要旨は本報及び次報の内容を包括するものである.

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雲母に關する化學的研究(第一報)

鱗雲母の化學組成と其の地球化學的及び資源的意義(II)

石橋雅義, 石原俊夫

1942 年 63 巻 7 号 p. 774-780
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.774

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本報の要旨は前報文¹⁾の要旨に包含せられてゐる.

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海洋に關する化學的研究(第十二報)

海水より由來する罐石の化學的研究II

石橋雅義, 品川睦明

1942 年 63 巻 7 号 p. 781-785
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.781

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1. 前報1)に引續いて眞空式製鹽装置附着罐石3種(赤穗),平釜式製鹽蒸發釜附着罐石1種(赤穗),天然石膏(北支) 1種に就きて一般定性並びに定量分析を行ひ,更に之等に就き金の定量を行つた.又前報及び本報に掲げた試料全般に亘つてラデウム,銀の定量を行つた.
2. 成因を異にする之等3群の試料は,その一般分析結果より見れば各々の成分含有量は極めてよく類似してゐる.但し天然石膏にあつては弧光分光寫眞上他の試籵に比し鉛,燐,亞鉛のスペクトル線を示さざる點が異つてゐる.
3. ラヂウムの定量は溶液法によるラドン法にて行ひたる結果,凡て自然漏電よりも正の値を示し,罐石1g當り10^-13g桁の數値を得た.尚ほ軍艦罐石(B),天日製鹽罐石(G, H)及び平釜製鹽罐石(M)に在りては他試料に比して大なる數値を得た.
4. 灰吹法により金,銀を分析せる結果,試料J-Nの金は罐石1t當り0.05～0.45gにして前報試料A-Hと同程度であつた.又銀はA-Nを通じて痕跡の程度であるが,只K, Lにあつては1t當り0.17, 0.23g銀なる有効數値を得た.殊に試料L即ち眞空式製鹽工程の初期に生成せる罐石に金,銀共に最高數値を得たるは注目に値するものと考へる.

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阿蘇火山噴出物の化學的研究(第二報)

火山灰の化學組成の變化(其一)

清田壽

1942 年 63 巻 7 号 p. 786-792
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.786

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1938年7月16日より27日迄に噴出せし阿蘇火山灰の化學組成を決定すると共に,一噴火期間中に於ける組成の變化及其他に就て考察した.

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温泉の觸媒作用(VII)酸性鐵泉の老化現象に就て

岡部建藏

1942 年 63 巻 7 号 p. 793-796
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.793

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先に報告せる天然酸性鐵泉に於ける老化曲線の四型が,如何なる濃度,温度の條件に於いて見らるる現象なるかを,人工鐵明礬水溶液を用ひて檢討せり.

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炭化水素及び其の置換體の分子論的研究(第1報)

水島三一郎, 森野米三

1942 年 63 巻 7 号 p. 797-800
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.797

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C-C結合を軸とする分子内部廻轉は自由廻轉でない爲に,炭化水素及び其の置換體には一般に幾種かの廻轉異性体を生ずる. XH₂C-CH₂Y (X, Y=CH₃, Cl, Br, I等)なる化學式を有する物質に於てはその分子形熊はトランス形と中間形の2種である.此の結論は從來の我々の研究結果から導かれたものであるが,今囘新に開始した一聯の研究により,之等の廻轉異性体の平衡に於ける混合の割合, C-C結合を軸とする分子内部の捩れの振動,及び之等の物質の分子論的エントロピーが決定せられるに至つた.その結果を豫備的に述べ,且つそれが炭化水素及び其の置換体の化學の諸方面に如何に關聯すべきかに就いて考察する.

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ピリヂン砒素化合體の研究(第二報)

ピリヂン-3-二鹽化砒素鹽酸鹽,ピリヂン-3-酸化砒素及3-二ピリヂル鹽化砒素二鹽酸鹽の合成

石川〓

1942 年 63 巻 7 号 p. 801-803
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.801

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ピリヂン砒素化合體の研究(第三報)

2-クロルピリヂン-及2-アミノピリヂン-5-二鹽化砒素鹽酸鹽の合成

石川〓

1942 年 63 巻 7 号 p. 804-810
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.804

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ピリヂン砒素化合體の研究(第四報)

3-ニピリヂル鹽化砒素二鹽酸鹽の加水分解反應に就て

石川〓

1942 年 63 巻 7 号 p. 811-813
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.811

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ハロゲン化アルキル類の粘度に就て

木村修

1942 年 63 巻 7 号 p. 814-819
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.814

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先に筆者は沸點を考慮に入れた粘度の温度關係式を提出し,之をパラフィン類炭化水素,エーテル類,ケトン類及びエステル類に適用したるに夫々の場合に於て式中の二つの恒數a及びbは同族體に對しては一定となる事を示した.本報告に於ては同樣にハロゲン化アルキル類即ち弗化アルキル類,鹽化アルキル類,臭化アルキル類及び沃化アルキル類に適用して満足すべき結果を得た.尚恒數bは他の同族體に於ける値と殆ど等しい値を持つ事を示した.

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金屬錯塩の接觸的酸化還元作用(第十八報)

種々金屬錯鹽によるアスコルビン酸の接觸酸化に就て

岩崎友吉

1942 年 63 巻 7 号 p. 820-826
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.820

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簡單なる液體の粘性

熔融鹽の電氣傳導度の研究(第五報)

完戸俊助

1942 年 63 巻 7 号 p. 827-833
発行日: 1942/07/28
公開日: 2009/12/22

DOIhttps://doi.org/10.1246/nikkashi1921.63.827

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單原子より成る液體の分子運動に簡單なる假定を行ひ,粘性,自己擴散,電氣傳導度等に必要なる所謂轉移速度k^*を誘導し之により粘性及び電氣傳導が
η=Ae^B/RT k=A_ke^-B/RT
で表はされる事を確め,更に常數A, B; A_k, Bの間には次の關係あるを誘導した.
AB=_cD^1/3M^2/3TΘ
2/5N^4/3ε²B/A_k(D/M)^4/3=_cD^1/3M^2/3TΘ
D比重M分子量T温度Θ液の特性温度N Avogadro常數ε電氣素量
cは物質にも,温度にも無關係なるべき常數である.實測値の結果は略その妥當なる事を示した.又轉移距離を求めた結果は分子間距離の數分の1以下の程度と見られる.

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