妊娠中期中絶の方法として従来より行われてきたラミナリア・メトロイリーゼを前処置として施行し, 薬剤投与方法を塩酸キニーネ経口, PGE
2経口, PGF
2α卵膜外注入の3群にわけ比較検討し, 次の結果をえた.
(1)流産平均時間:塩酸キニーネ17.8±12.2時問, PGE
2 18, 4±12, 9時間, PGF
2α, 10.5±11.2時間(2)出血量:塩酸キニーネ228±207g, PGE
2122±103g, PGF
2α152±271g(3)薬剤投与量:塩酸キニーネ0.69±0.04g, PGE
26.4±5.5ヵプセル, PGF
2α4.5±2.3mg(4)36時間以内の流産率:塩酸キニーネ88%, PGE
2 91%, PGF
2α 100%, (5)完全流産率および胎盤娩出所要時間は大差なかった.
抄録全体を表示