日本栄養・食糧学会誌
Online ISSN : 1883-2849
Print ISSN : 0287-3516
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54 巻 , 3 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 鈴木 裕子, 林 和彦, 坂根 巌, 角田 隆巳
    54 巻 (2001) 3 号 p. 131-137
    公開日: 2009/12/10
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    バナバ (Lagerstroemia speciosa L.) 葉より得た熱水抽出物 (HWE) は可溶性デンプン溶液と同時にラットに経口投与すると, 投与10分後の血糖上昇を用量依存的に抑制し, また500mg/kg投与群では投与10分後のインスリン値を著しく抑制した。次に, ダイヤイオンHP-20カラムを用いてHWEをHP-20非吸着部 (HPWE) およびHP-20メタノール溶出部 (HPME) に分画し, 可溶性デンプン溶液とともに投与した結果, HPMEにのみ血糖上昇抑制作用が認められた。一方, HWEはブドウ糖負荷による血糖上昇に対しては抑制効果を示さなかった。またHWEはα-アミラーゼ, マルターゼ, グルコアミラーゼ, スクラーゼおよびイソマルターゼのいずれの酵素活性に対しても阻害作用を示し, とくにα-アミラーゼ, マルターゼおよびグルコアミラーゼ活性に対し強い阻害作用を示した。α-アミラーゼおよびグルコアミラーゼ活性に対するHPMEの阻害作用はHWEより強く, HPWEはHWEより弱かった。以上の結果より, バナバは糖質消化酵素阻害作用に基づく食後血糖上昇抑制作用を有し, その活性成分はHPME画分に存在することから, ポリフェノールの関与が示唆され, バナバの糖尿病予防および食事療法への応用が期待される。
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  • 山本 由喜子
    54 巻 (2001) 3 号 p. 139-145
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    高ショ糖食投与ラットにおける血漿および肝臓の脂質に及ぼすグアガムあるいはグアガム-キサンタンガム混合物の影響を検討した。ラットは高デンプン食 (コントロール食), 高ショ糖食 (HS食), またはHS食に3%のグアガム (HS-G食) あるいはグアガム-キサンタンガム混合物 (2:1, w/w, HS-GX食) を添加した飼料で4週間飼育した。血糖値, 血中インスリン濃度はHS食, HS-G食, HS-GX食では影響を受けなかった。血漿総コレステロール, 血漿ならびに肝臓のトリグリセリド濃度はHS食でコントロール食より上昇したが, HS-G食やHS-GX食でコントロールのレベルまで低下した。これらの効果はHS食よりHS-GX食でより顕著であった。胆汁酸ならびに総脂質の糞中排泄量はHS-G食やHS-GX食で増大し, HS-G食よりもHS-GX食で顕著であった。肝臓の脂肪酸合成酵素活性はHS食で上昇したがHS-GX食で低下した。HS-GX食による血漿コレステロール低下には糞中への胆汁酸の排泄促進が関与し, 一方, 血漿トリグリセリド低下には, 脂質の消化吸収の低下と肝臓における脂肪酸合成酵素活性の抑制が関与していると考えられた。
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  • 加藤 誠二
    54 巻 (2001) 3 号 p. 147-153
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    食塩感受性高血圧ラットの脳卒中発症および血圧に及ぼす塩素の影響を検討した。脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット (SHRSP) およびDahl食塩感受性 (DahlS) ラットに3% NaCl食を与えた群, および3% NaCl食に5%キトサンあるいは5%アルギン酸を添加した群を用いて実験を行った。キトサンとアルギン酸はそれぞれ, 腸管からの塩素あるいはナトリウム吸収を抑制する性質をもつことが知られている。SHRSPにおいて, キトサン添加食は脳卒中発症を有意に抑制し, アルギン酸添加食は脳卒中発症を抑制する傾向にあったが, 有意ではなかった。DahlSラットにおいて, キトサン添加食は食塩誘発性高血圧を改善したが, アルギン酸添加食は血圧に影響しなかった。DahlSラットにおいて, 血清塩素濃度およびアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 活性は高食塩食摂取1時間後に上昇し, この両者の上昇はキトサン添加食では抑制された。以上の結果より, 塩素が食塩感受性高血圧ラットの脳卒中発症および血圧に対して, 促進的に作用することが示され, この塩素による血圧上昇は, 血清ACE活性の亢進に起因することが示唆された。
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  • 松浦 寿喜, 堀名 恵美, 岸本 三香子, 市川 富夫
    54 巻 (2001) 3 号 p. 155-160
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    ラット門脈カテーテル法を用いて, 無麻酔・無拘束下において各種糖質のα-グルコシダーゼ阻害作用の持続時間を測定した。阻害作用持続時間は, マルトースあるいはスクロースを胃内に持続的に投与したラットの門脈血中グルコース濃度の上昇の抑制持続時間として測定した。スクロースの持続的投与下では, D-キシロース (0.24g/kg), L-アラビノース (0.24g/kg) およびD-グルクロノ-6,3-ラクトン (0.24g/kg) の投与は, α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボース (0.024g/kg) やボグリボース (0.00024g/kg) と同様, 門脈血中グルコース濃度を低下させ, その抑制効果持続時間は, それぞれ150分, 60分, 90分, 120分および170分以上であった。一方, マルトースの持続投与下では, これら糖質による阻害作用は認められなかった。これらの結果より, α-グルコシダーゼ阻害作用の持続時間の測定は, α-グルコシダーゼ阻害薬の基礎研究において, その阻害薬の特性を知る上で重要な項目となることが示唆された。
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  • 上田 善継, 坂田 文子, 渡沼 稔, 早澤 宏紀, 宮川 博, 越智 浩, 中崎 久雄
    54 巻 (2001) 3 号 p. 161-169
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    乳清タンパク質加水分解物を用いた試作栄養剤 (WPH群) が, インドメタシン (IND) 潰瘍に及ぼす影響について検討するために, 窒素源が異なる市販栄養剤2種 (エレンタール (ED群) およびエンシュアリキッド (ME群)) を対照に二つの実験を行った。実験1: SD系雄性ラット (n=6-7) に対して, 3種の栄養剤を9日間持続投与し, 6日目および7日目にINDを皮下投与した。その結果, 小腸において, WPH群では7匹中1匹 (14%) のみに潰瘍が認められたのに対して, ED群では6匹中4匹 (67%), ME群では7匹中6匹 (86%) と高率に潰瘍が発生した。また, WPH群は他の2群よりも潰瘍数も少なく, WPH群では明らかに潰瘍が抑制されていた. 実験2: IND投与前後でWPHとEDを交換してWPH-WPH群, WPH-ED群, ED-WPH群およびED-ED群の4群 (n=7-8) を設定し, 誘発される消化管潰瘍を比較検討した。その結果, 小腸と盲腸の潰瘍発生率はそれぞれ, WPH-WPH群で14%と14%, WPH-ED群で13%と25%, ED-WPH群で86%と100%, ならびにED-ED群で71%と100%であった。潰瘍数も, WPH-WPH群とWPH-ED群がED-WPH群とED-ED群に比べ明らかに少なかった。このことから, WPHの抗IND潰瘍作用は予防効果であることが示唆された。これら二つの実験から, 窒素源として乳清タンパク質加水分解物を用いた経腸栄養剤WPHには, IND潰瘍の発生を抑制する効果があることが示された。
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  • 長野 正信, 石濱 恵規, 林 薫, 栗田 源彦, 工藤 一郎
    54 巻 (2001) 3 号 p. 171-173
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    くろずもろみ末のIgE抗体により誘発される皮膚反応に対する抑制効果をモデルマウスを用いて比較検討した。くろずもろみ末を投与したマウスにおいてIgE抗体処理により誘発された即時型および遅発型反応は濃度依存的に有意に抑制された。このようなくろずもろみ末の作用がヒトアトピー性皮膚炎においていかなる作用を示すか非常に興味深い。
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  • 中里 溥志, 青江 誠一郎
    54 巻 (2001) 3 号 p. 175-181
    公開日: 2009/12/10
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  • 54 巻 (2001) 3 号 p. 182
    公開日: 2009/12/10
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