脈管学
Online ISSN : 1880-8840
Print ISSN : 0387-1126
ISSN-L : 0387-1126
54 巻, 2 号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
第54 回総会パネルディスカッション1 CLIに対する治療の対策と限界
原著
  • 宮原 拓也, 須原 正光, 根元 洋光, 白須 拓郎, 芳賀 真, 望月 康晃, 松倉 満, 赤井 隆文, 谷口 良輔, 根本 卓, 山本 ...
    2014 年 54 巻 2 号 p. 5-11
    発行日: 2014/02/10
    公開日: 2014/02/10
    ジャーナル オープンアクセス
    要 旨:過去12年間に当科に入院した重症虚血肢408例497肢のうち血行再建を施行したものは306肢(62%)で,非血行再建の主な理由としては全身状態不良やハイリスク,広範壊死や感染,技術的不可などであった。血行再建例においては,原疾患として血管炎,また透析の有無が救肢率などの予後に関与していた。重症虚血肢の救肢のためには,適応を十分に考慮したうえで積極的に血行再建をすることが望ましい。
第53 回総会シンポジウム3 大動脈ステントグラフトの合併症とその対策
  • 古山 正, 小野原 俊博, 三笠 圭太, 岸本 淳司, 山下 正文, 岡本 実, 山本 剛, 下江 安司, 岡田 正比呂, 高橋 俊樹, 石 ...
    2014 年 54 巻 2 号 p. 13-18
    発行日: 2014/02/10
    公開日: 2014/02/10
    ジャーナル オープンアクセス
    要 旨:ステントグラフト内挿術(EVAR)と開腹手術(OS)の腎機能への影響を比較検討した。国立病院機構10施設の1,658例(EVAR群388例,OS群1,270例)が対象。術後の腎機能低下発生率はOS群で有意に高かったが,術死率,新規透析導入率は両群で差がなかった。多変量解析の結果,EVAR/OSの術式選択は腎機能低下と新規透析導入の独立した予測因子ではなかった。造影剤の使用よりも長時間の手術や腎動脈遮断が腎機能に与える影響が大きく,腎機能低下症例においてもEVARが実施可能と考えられた。
feedback
Top