脈管学
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63 巻, 4 号
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総説
  • 吉岡 邦浩, 折居 誠, 田中 良一
    2023 年 63 巻 4 号 p. 39-43
    発行日: 2023/07/10
    公開日: 2023/07/10
    ジャーナル オープンアクセス

    近年のCTの進歩は脈管画像診断にも飛躍的な発展をもたらした。それは,CTが広い範囲を高速かつ薄いスライス厚で撮影が可能となったからである。加えて,心電図同期撮影法,サブトラクション法,超高精細CTといったオプションも脈管疾患の診断制度を高めた。さらに,最新型のCT装置であるphoton-counting CTも空間分解能や物質弁別の面で高い能力を有することから脈管領域への応用にも期待が寄せられている。

  • 坂野 比呂志, 李 昌史, 池田 脩太, 川井 陽平, 杉本 昌之, 新美 清章
    2023 年 63 巻 4 号 p. 45-49
    発行日: 2023/07/10
    公開日: 2023/07/10
    ジャーナル オープンアクセス

    われわれは以前より胸部大動脈瘤(TAA)に対するTEVAR後脊髄障害(SCI)は脆弱な壁在血栓による微小塞栓症である可能性を報告してきた。逆に壁在血栓の少ない大動脈解離(AD)に対するTEVARではSCI,塞栓症の発症が少ない傾向にあり,それを裏付ける結果の一つと言える。ADに対するTEVAR時SCI予防には側副血行,圧抜けなど脊髄への血流に留意する必要があると考えられる。

原著
症例報告
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