脈管学
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52 巻 , January 号
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第51 回総会パネルディスカッション1
高齢者(特に85 歳以上)動脈疾患治療の適応と成績
原著
  • 佐藤 俊輔, 松田 均, 伊庭 裕, 田中 裕史, 佐々木 啓明, 荻野 均
    2012 年 52 巻 January 号 p. 1-4
    発行日: 2012/01/11
    公開日: 2012/01/11
    ジャーナル フリー
    要 旨:腹部大動脈瘤の外科治療施行した85歳以上の106例を対象とした。破裂は13例。人工血管置換80例,EVAR 26例。結果:病院死亡は,破裂例30.8%,非破裂例では人工血管置換6.0%,EVAR 0%。生存率は3年74.2%,5年46.0%。非破裂例では術式による生存率の差はなし(p=0.544)。術後平均余命以上経過した61例中,31例(50.8%)が平均余命以上に生存。結語:85歳以上の腹部大動脈瘤治療において,慎重な適応と術式の選択により,平均余命の達成が可能であった。
総説
第51 回総会パネルディスカッション2
足趾,肢切断後のQOL 改善
原著
第51 回総会パネルディスカッション3
大腿・膝窩動脈領域の血管内治療成績向上のための工夫
原著
第51 回総会パネルディスカッション4
脈管疾患と医療安全
総説
原著
総説
  • 遠藤 淳子, 寺澤 史明, 須甲 正章, 三上 晴克, 東原 宣之, 角濱 孝行, 大谷 則史
    2012 年 52 巻 January 号 p. 35-39
    発行日: 2012/01/11
    公開日: 2012/01/11
    ジャーナル フリー
    要 旨:近年,大動脈弁狭窄症(AS)の成因としてリウマチ性が減少し,動脈硬化による硬化性の病変が増加している。今回われわれは,当院における中等度以上のAS症例において動脈硬化関連疾患である冠動脈疾患,脳血管疾患,頸動脈狭窄症や閉塞性動脈硬化症の末梢動脈疾患,動脈硬化のリスクファクターである糖尿病,脂質異常症,透析の存在が生存期間に及ぼす影響について検討した。生存率は大動脈弁置換術(AVR)の施行例で有意に高く,AVRによる生命予後の改善が確認された。また,AVR施行,未施行にかかわらず末梢動脈疾患を有する群が他疾患およびリスクファクターを有する群に比べ生存率が有意に低下していた。末梢動脈疾患を有するAS症例は硬化性のASの割合が高く,死亡例ではいずれも他の動脈硬化性疾患を合併し,死亡原因も心臓血管関連死が多かった。とくに硬化性ASの生命予後を改善するためには,合併する末梢動脈疾患などの動脈硬化性疾患の管理も重要であると考えられた。
原著
  • 木内 俊介, 川崎 宗泰, 平島 修, 新谷 陽道, 新津 勝士, 山崎 純一
    2012 年 52 巻 January 号 p. 41-45
    発行日: 2012/01/11
    公開日: 2012/01/11
    ジャーナル フリー
    要 旨:過去にcoronary spastic angina(CSA)とcardio-ankle vascular index(CAVI)との関連についての報告はない。そこで今回2009年に心臓カテーテル検査で冠攣縮誘発試験を行った41例を冠攣縮陽性群と陰性群の2郡に群別し,その関連を検討した。評価項目は年齢・性別・喫煙・血圧・脂質代謝(T-Cho,TG,HDL,LDL,LDL/HDL比)・糖代謝(HbA1C)・ABI・CAVIとした。2群間で有意差が得られたのはCAVIのみであった(陽性群8.78±0.21,陰性群7.73±0.26,P=0.004)。血管内皮障害がCSAを惹起し,CAVIを上昇させたと考えられた。
  • 小林 清子, 赤岩 靖久, 竹久保 賢, 名村 理, 吉村 宣彦, 丸山 弘樹
    2012 年 52 巻 January 号 p. 47-52
    発行日: 2012/01/11
    公開日: 2012/01/11
    ジャーナル フリー
    要 旨:慢性腎臓病(chronic kidney disease; CKD)患者における腎動脈狭窄(renal artery stenosis; RAS)を超音波検査により評価した。対象は2007年4月から2010年7月までに腎血管超音波検査を実施した219例とした。検査時の推定糸球体濾過量(estimated glomerular filtration rate; eGFR)60 mL/min/1.73 m2未満または尿蛋白陽性例をCKDと定義した。CKD群113例中,20例(18%)に超音波検査上のRASが認められ,非CKD群106例中6例(6%)に比し有意に高率であった(p=0.006)。CKD群にRASは多く存在し,その評価に超音波検査は有用であった。
  • 佐藤 雅人, 安藤 太三, 金子 完, 樋口 義郎, 近藤 弘史, 秋田 淳年, 石田 理子, 高木 靖
    2012 年 52 巻 January 号 p. 53-58
    発行日: 2012/01/10
    公開日: 2012/01/11
    ジャーナル フリー
    要 旨:慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対する血栓内膜摘除術後1年の呼吸循環動態を検討した。当科で手術を受けた112例のうち1年後に当科検査入院し得た60例を対象とした。平均肺動脈圧,肺血管抵抗は術後有意に低下し,術後1年では良好な値を維持していた。動脈血酸素分圧も術後有意に上昇し,術後1年では更に上昇がみられた。CTEPH症例の術後1年では呼吸循環動態の改善した状態は継続しており,動脈血酸素分圧は更なる改善がみられた。
症例報告
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