巻号一覧
55 巻, 5 号
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原著
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松下 昌裕, 森前 博文, 高橋 範子, 川井 陽平2015 年 55 巻 5 号 p. 79-84
発行日: 2015年
公開日: 2015/06/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：最近，急性動脈閉塞症に慢性閉塞性病変を合併した例が多い。これらの病変に対し，Fogarty catheter による血栓除去を行い，続いて大動脈腸骨動脈領域に残存した病変に血管内治療とステント挿入を行った。対象は13 例16 肢である。5 例が心原性塞栓症，8 例が血栓症と診断された。閉塞部位は大動脈両側腸骨動脈が5 例，片側腸骨動脈が7 例，腸骨大腿動脈が1 例であった。手技に伴う合併症はなかった。血管外科的手技と透視下の血管内治療を同時に施行できる体制が重要である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1311K)
症例報告
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松村 仁, 和田 秀一, 峰松 紀年, 神谷 信次, 助弘 雄太, 寺谷 祐充, 清水 真行, 田代 忠2015 年 55 巻 5 号 p. 85-90
発行日: 2015年
公開日: 2015/06/10
ジャーナル オープンアクセス要旨：突然の腹痛と背部痛を主訴とした52 歳男性。腹腔動脈の解離，およびSakamoto 分類Type III の上腸間膜動脈（SMA）の解離をCT 所見で認めた。保存的治療開始後も腹痛は持続した。発症10 日目のCTでulcer-like projection（ULP）の軽度拡大と末梢側の狭小化を認め，腸管虚血を否定できないことからcovered stent 留置を施行した。術後3 カ月目のCT ではステントは開存しており，ULP の血栓化とSMA 末梢狭窄の改善がみられた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1234K)
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