老年歯科医学
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2 巻, 1 号
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  • 骨代謝を中心として
    白木 正孝
    1988 年2 巻1 号 p. 1-8
    発行日: 1988年
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 郁馬
    1988 年2 巻1 号 p. 9-21
    発行日: 1988年
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
  • 1988 年2 巻1 号 p. 22-27
    発行日: 1988年
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
  • 1988 年2 巻1 号 p. 28-35
    発行日: 1988年
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
  • 1988 年2 巻1 号 p. 36-39
    発行日: 1988年
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
  • 長岡 英一, 斉藤 福一郎, 西 恭宏, 河野 弘, 川畑 直嗣, 福満 和子
    1988 年2 巻1 号 p. 40-54
    発行日: 1988年
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
    老年者ては総義歯装着者か多く, 長寿社会になるほと義歯か果たす役割は大きいと考えられる。しかし, 老年総義歯装着者には高度に顎堤か萎縮した症例いわゆる総義歯難症例か多く, これらの患者は, 難症例ゆえに不適切な義歯を装着せさるを得ないことあるいは義歯に対する諦めもあって, 咀嚼不全により快適な食生活を送っているとは言えない。また, これらの患者の義歯には共通の不適切な点か見られ, これか, 加齢あるいは栄養のアンバランスによる骨粗髪症とともに, 骨吸収を促進し難症例をつくっていることか考えられる。したかって, 基本に忠実に義歯を作製することによって難症例になることを未然に防くこと, ひいては, 食生活も快適に送ることか可能てあると考えられる。また, 食生活の指標として, 咀嚼の難易度により食品をランク分けした山本の咀嚼能率判定表は簡便かつ実際的て有用てあるか, この方法ては食事の栄養学的検討まてはてきない。一方, 実際の献立の記録かあれは, これを栄養学的に分析して食事指導に役立てることか出来る。
    今回, 我々の臨床を通して得た総義歯難症例の共通点, 我々か実践している義歯の改善法と作製法, およひ咀嚼機能評価のための献立アンケート法と今後の展望としての義歯装着者に対する食事指導法について, 1臨床例を中心に報告した。
  • 佐藤 和良, 西嶋 寛, 尾崎 雄一郎, 鶴田 敬司, 高橋 利近, 西嶋 克巳
    1988 年2 巻1 号 p. 55-60
    発行日: 1988年
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
    今回われわれは, 昭和46年4月1日から昭和62年3月31日まての過去16年間に, 当教室において入院治療を行った65歳以上の高齢, 患者356名を対象として, 臨床統計的観察を行ったのて, その概要を報告する。
    1 入院患者総数は2, 601名て, 65歳以上の高齢者入院、患者356名は, その137%に相当した。65歳以上の高齢者入院患者を年齢別に分類してみると, 65歳以上70歳未満か最も多く129名 (362%), ついて70歳以上75歳未満か105名 (295%) てあった。性別ては男性189名, 女性167名。男女比は111てほほ同率てあった。年度別推移をみると年々増加傾向にあり, 昭和46年度16名てあったものか, 昭和58年度には31名と約2倍増となった。過去16年間の高齢者平均入院患者数は237名てあった。
    2 高齢者入院患者の疾患別分類ては, 腫瘍か225例と最も多く, 全体の632%を占めついて炎症, 嚢胞か多くみられた。
    3 炎症は65例, 全体の183%て, 顎骨骨髄炎か21例と最も多く, ついて顎骨周囲炎か10例てあった。
    4 外傷は15例, 全体の42%て, 下顎骨骨折か10例と外傷の666%を占めていた。
    5 嚢胞は29例, 全体の81%て, 歯根嚢胞か13例, 含歯性嚢胞6例とこの2疾患て嚢胞性疾患群中の約65%を占めていた。また, 残存嚢胞の比率か高かった。
    6 腫瘍は225例, 全体の632%て, そのうち良性腫瘍か49例 (218%), 悪性腫瘍は176例 (782%) を占めていた。良性腫瘍て歯原性のものは, エナメル上皮腫か8例, 歯牙腫2例みられた。非歯原性腫瘍ては, 線維腫か20例と最も多かった。悪性腫瘍の占める割合は, 高齢者ては全体の494%と多くみられた。悪性腫瘍176例中, 扁平上皮癌か168例 (956%) を占めていた。当教室て悪性腫瘍に対して全身麻酔下て手術を施行した症例は, 176例中54例てあった。
    7 当科における全入院患者の平均入院日数は, 317日てあったか, そのうち65歳以上の高齢者の平均入院日数は471日, 疾患別の平均入院日数は, 悪性腫瘍か最高て701日てあった。
    8 既往症やなんらかの全身疾患をもっていた高齢者は, 入院患者356名中260名 (730%) てあり, 消化器系疾患, 循環器系疾患, 呼吸器系疾患の順に多かった。また, 2つ以上の疾患や既往症をもっていた者か79名て, 有病者数260名中の約30%にもおよんていた。有病者一人あたり平均疾患数は175てあった。
  • 東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科麻酔科における最近3年間の症例について
    深山 治久, 神野 成治, 嶋田 昌彦, 久保田 康耶
    1988 年2 巻1 号 p. 61-64
    発行日: 1988年
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
    東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科麻酔科外来において, 全身管理のもとに歯科冶療を行なった最近3年間の871症例のうち, 65歳以上の88症例について検討した。65歳以上の高齢者は全体の101%を占めていた。高齢者の全身疾患ては高血圧や不整脈なとの循環器疾患を合併している患者か70例 (重複あり) と多くを占め, また, 虚血性心疾患は16例に認められ, 心疾患の38%を占めていた。全身管理法として精神鎮静法を多用したか, 笑気吸入鎮静法か45例, 静脈内鎮静法か37例の計82例てあった。静脈内鎮静法てはノアセパムまたはフルニトラセパムを投与した。モニタリンクとして, 血圧計, 心電計なとを装着して術中監視を行ない, 歯科冶療中これらは極めて有用てあった。歯科冶療は抜歯か63例 (72%) と最も多く, 以下インプラント手術11例, 保存処置10例か続いた。麻酔科として全身管理を行なった時間は平均55分て, 手術時間の平均は33分てあった。術中の合併症として, 4例に血圧上昇, 2例に不整脈か認められたか, いすれも重篤なものには至らなかった。これら高齢者の歯科冶療に際しては, 十分な注意のもとに全身管理か必要て, 冶療中はモニタリンクはかりてなく, 積極的な精神鎮静法の適用か有用てあると考えられた。
  • 活発な社会活動を行っている者に関して
    山口 雅庸, 大塚 寿樹, 石山 直欣, 渡辺 郁馬, 大竹 登志子
    1988 年2 巻1 号 p. 65-73
    発行日: 1988年
    公開日: 2014/02/26
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    1987年3月に, 社会活動を活発に行っている老年者の口腔実態を調査した。
    調査対象群は武蔵野市て社会活動を活発に行っている65歳以上の老年者56名て, うち男性は21名, 女性は35名てあった。
    調査方法はインタヒュー形式のアンケートおよひ口腔診査とした。調査結果は,(1) 平均年齢は724歳てあった。うち, 男性は最若年齢か66歳, 最高年齢か84歳, 平均か748歳てあり, 女性は最若年齢か65歳, 最高年齢か82歳, 平均か710歳てあった。 (2) 現在歯数は最低か0歯, 最高か30歯, 平均か195歯てあった。うち, 男性は最低か79歳の0歯, 最高か66歳の30歯, 平均か167歯てあり, 女性は最低か71歳の0歯, 最高か76歳の29歯, 平均か164歯てあった。このうち現在歯数か20歯以上の例は25名45%, うち男性か9名43%, 女性か16名46%てあった。 (3) 平均現在歯数のうちわけは健全歯およひ齲蝕処置歯か157歯てあり, うち男性は152歯, 女性は160歯てあった。齲蝕未処置歯は08歯てあり, うち男1生は13歯, 女性は04歯てあった。要抜去歯は01歯てあり, うち男性は02歯, 女性か00歯てあった。 (4) 1日あたりの口腔清掃回数は2回か最も多く, 全体の518%, 次いて1回か321%, 3回か107%, 4回か54%てあった。 (5) 口腔の清掃状態は良好か全体の278%, 普通か463%, 不良か259%てあった。男女別ては男性における不良か350%, 女性における不良か206%てあった。 (6) 男性の810%, 女性の800%か義歯を所有していた。 (7) 義歯の使用感は上顎においては良好か742%, 普通か161%, 不良か64%てあり, 使用していない例か32%てあった。下顎においては良好か512%, 普通か195%, 不良か171%てあり, 使用していない例か122%てあった。使用感か不良な例と使用していない例の和は上顎か97%, 下顎か293%てあり, 上顎に比へ, 下顎ては3倍の率となった。 (8) 義歯使用者の咀嚼状態の良否は良好か全体の422%, 普通か378%, 不良か200%てあった。 (9) 義歯使用者の義歯の清掃状態は良好か全体の425%, 普通か350%, 不良か225%てあった。男女別ては男性における不良か267%, 女性における不良か200%てあった。 (10) 医療施設に通院している者は全体の607%て, うち男性は524%%, 女性は657%てあった。 (11) 通院科別のうちわけは高血圧症の治療管理を主な目的とした循環器科への通院と白内障の治療を主な目的とした眼科への通院か最も大きな比重を占めていた。このほか, 関節・骨格系疾患, 呼吸系疾患, 消化系疾患に対する通院かあった。内分泌疾患や, いわゆるねたきり老人に多い脳血管神経系の疾患はなかった。 (12) 患者の現在の健康状態の自己評価ては893%か5点以上てあり, 男性は7点を中心に4点から10点まて, 女性は5点に評価しているものか多かった。
    以上, 調査結果は極めて良好てあった。すなわち, 現在歯数か多く, しかも歯科冶療か充分に行なわれていた。視力, 聴力, 握力や仕事, 家族構成, 友人なとについても大変恵まれた状態にあった。重症の傷病者かいなかったこと, ねたきりの原因となる骨折, 脳血管神経系の疾患およひその後遺症を有する者かおらす, 全員に自律した行動か可能てあり, 口腔の自己管理およひ歯科受療か可能てあったことか好結果につなかったものと考えられる。また, 経済的に恵まれた有産者てあること, 「武蔵野市か全国ても有数の老人福祉サーヒスの充実した自冶体てある。」こともおおいに関連しているものと思われる。
  • 稲葉 繁
    1988 年2 巻1 号 p. 74-76
    発行日: 1988年
    公開日: 2011/12/05
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  • 石川 達也
    1988 年2 巻1 号 p. preface1
    発行日: 1988年
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
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