2013 年 7 月に稼動開始した長岡市にある生ごみバイオガス発電センターは,処理規模が平均 65 ton/日の自治体が発注する国内最大規模の生ごみ処理施設である。
本施設は,長岡市内から収集された生ごみをメタン発酵処理し,発生するバイオガスにより発電を行うとともに,発酵残渣も有効利用する先進的な施設である。
長岡市生ごみバイオガス化事業は,民間企業のノウハウ・技術能力を活用する PFI 方式であり,特別目的会社 (株) 長岡バイオキューブが本施設の設計・建設から運営・維持管理までを一括して行う。
本稿では,長岡市における本事業実施までの経緯,長岡市独自の生ごみの分別収集方式,施設の処理フローについて紹介を行う。
抄録全体を表示