マクロファージ遊走阻止現象を用いて, モルモットのpicrylchloride (2.4.6-trinitro-chlorb_enzene) 接触性皮膚炎における担体を検索し, それがモルモット皮膚組織に存在する事を確かさらにモルモット皮膚組織のホモジネートを分画遠沈したものについて検索した結果, Fr.A (3, 000r.P.m, 20分, 沈渣), Fr.B (15, 000G, 30分, 沈渣), Fr.C (105, 000G, 60分, 沈渣) に担体との活性が認められ, Fr.D (105, 000G, 60分, 上清, いわゆるcell sap) には存在しないが, 皮織に凍結融解の操作を加えることによりcell sap中にも活性が出現してくることを認めた.
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