-
榎原 直樹, 多田 百合恵, 小林 信彦, 宮川 幸子
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
193-194
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
箕田 朋子, 東 禹彦, 久米 昭廣, 谷口 龍生, 荻原 俊治, 上田 清隆
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
195-196
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
鈴木 正之, 中川 秀巳, 原田 重徳, 吉塚 直伸, 矢尾板 英夫
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
197-201
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
我々はこれまでに水疱性類天疱瘡 (BP) IgG抗体が抗原に結合した後に有棘細胞の細胞膜にシグナル伝達がおこるかどうかについて検討してきた。今回我々はこの機構を解明するために有棘細胞の膜脂質の流動性をFRAP法を用いた蛍光回復時間を測定することによりdiffusion coefficient (D値) を算出した。IgG subclass分画添加前後におけるD値の変化をみた結果, 4例のBPと7例の正常人IgG subclass抗体添加系で大差は認められなかった。
抄録全体を表示
-
Balsam of Peruによる光感作能についての検討
信原 聡美, 有馬 八重野, 錦織 千佳子, 中村 元信, 宮地 良樹
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
202-209
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
1998年7月から1999年7月までの13ヵ月間に光貼布試験を実施した9症例中3症例にbalsam of Peruに光アレルギー反応を認めたが, 原因製品の同定は出来なかった。balsam of Peruに関しては, これまでに遅延型接触皮膚炎, 全身型アレルギー, 非アレルギー性接触蕁麻疹および光毒性反応が報告されているが, 光アレルギー反応に関しての報告はほとんどなく, 光感作能の証明はされていない。Balsamof Peruは, 防腐力を有し, バニラを思わせる香りをもつため, 医薬品, 化粧品, 日用・家庭用品などに用いられるとともに, 種々の食品にも含まれている。現在, balsam of Peruのアレルゲン自体が十分同定されていないため, 今後, 症例数の蓄積と, アレルゲンの特定及び光感作能の有無の検討が必要である。
抄録全体を表示
-
東 禹彦, 久米 昭廣, 谷口 龍生, 宮本 朋子, 荻原 俊治
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
210-212
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
感冒のために内服した塩酸アンブロキソールによる固定薬疹の1例を報告した。患者は58歳, 女性で2回目の発症であった。塩酸アンブロキソール1錠 (15mg) を内服させたところ1時間30分後に痒みと発赤を生じた。塩酸アンブロキソールによる薬疹の報告は少なく, 固定薬疹は2例目であった。
抄録全体を表示
-
東 禹彦, 久米 昭廣, 谷口 龍生, 箕田 朋子, 荻原 俊治
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
213-217
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
ベンゾジアゼピン系薬物を長期連用している間に, 激しい痒みを生じ皮膚に掻爬痕を多発した症例を3例経験した。原因となった薬物はクロルヂアゼポキシドが2例, ジアゼパムが1例であった。3例ともこれら薬剤を中止することにより痒みは消失した。2例では再投与により激しい痒みが再現した。
原因薬物がベンゾジアゼピン系薬物に限られ, 好酸球増加もなく, 発疹もなく掻爬痕のみなので, 癌痒の原因は中枢性の可能性もある。発疹を伴わない皮膚掻痒症型薬疹と診断した。ベンゾジアゼピン系薬物が連用される疾患は神経症や心気症, ヒステリーなどであることを考えると, 本剤による皮膚癌痒症は見逃されている可能性もあろう。
抄録全体を表示
-
仲村 雅世, 乾 重樹, 山口 裕史, 小澤 健太郎, 小林 照明, 吉良 正浩, 板見 智, 吉川 邦彦
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
218-221
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
牧浦 宗彦, 鈴木 加余子, 清水 善徳, 赤松 浩彦, 松永 佳世子, 田中 郁子, 鳥飼 勝隆
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
222-225
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
外山 啓子, 服部 尚子, 奥田 賢, 中林 康青, 松本 佐保姫, 石原 桂子
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
226-230
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
西村 拓也, 年名 優美, 中野 佳津, 酒谷 省子, 草壁 秀成, 清金 公裕, 石田 龍吉
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
231-235
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
末吉 富美子, 浜崎 洋一郎, 片山 一朗, 泉 雅浩
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
236-241
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
口腔乾燥症状の原因として唾液腺への脂肪沈着による可能性が示唆された6例を報告した。3例では高脂血症の合併が認められたが, 2例では高脂血症の合併は認めず脂肪肝のみ指摘された。6例全例で口腔乾燥症状が認められ, 4例でガムテストによる唾液分泌の低下を認めた。口腔乾燥症状の誘因として5例で唾液腺CTにて耳下腺への脂肪沈着, 1例で唾液腺造影にて導管の圧排等が考えられた。1例においてシェーグレン症候群に伴なう耳下腺から導管にかけての障害と, 脂質代謝異常に伴う脂肪沈着の共存像が認められた。口腔乾燥症状を来す病態として脂質代謝異常に基づくpseudo-Sjogren's syndromeも念頭に置き診察すべきと考えた。
抄録全体を表示
-
塩見 洋一, 深谷 嘉英, 松永 佳世子, 上田 宏
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
242-244
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
久道 勝也, 比留間 政太郎, 川田 寿理, 金子 千尋, 小川 秀興
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
245-248
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
皮膚疣状結核類似の外観を呈したmalignant hidroacanthoma simplexの1例を報告した。症例は60歳, 男, 事務職。右大腿部に35×30mm大, 表面に病部鱗屑を伴い, 疣状隆起する境界明瞭な紅色浸潤性局面を認める。病理組織学的に腫瘍胞巣と管腔構造を認め, 病部真皮内へ浸潤する。PAS陽性, EMA陽性, CEA陽性などの所見よりmalignan thidroacanthoma simplex (invasive type) と診断した。臨床的に皮膚疣状結核, クロモミコーシスなどに類似し鑑別診断として重要だと考えた。
抄録全体を表示
-
東 奈津子, 前川 直輝, 寺前 浩之, 村上 智子, 古川 雅祥, 石井 正光
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
249-252
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
湊 恵美, 飴本 完治, 草壁 秀成, 清金 公裕
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
253-258
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
免疫組織学的検討と文献的考察
金澤 伸雄, 北尾 亜紀, 荻野 篤彦
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
259-263
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
荻原 俊治, 東 禹彦, 久米 昭廣, 谷口 龍生, 宮本(箕田) 朋子, 須磨 升美
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
264-267
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
波部 幸司, 時女 和也, 高橋 薫子, 杉本 淑子, 磯田 憲一, 水谷 仁
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
268-272
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
-
手塚 正, 遠藤 英樹, 亀山 裕子, 浅井 睦代, 藤井 真, 磯貝 理恵子, 杉原 和子
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
273-277
発行日: 2001年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
外傷性刺青65例にQスイッチルビーレーザー治療を行った。病変は下眼瞼33.7%, 頬鼻背29.8%, 上口唇20-7%であった。7例が来院1回のみでdrop-outで残り58例が経過を観察出来た。この58例中25例が治癒, 28例が略治, 3例が軽度軽快, 2例が不変であった。治癒例の92%, 略治例の82%が5回以内の治療で効果がみとめられた。瘢痕, 脱色素斑などの副作用は全く認められなかった。
抄録全体を表示
-
山中 正義, 石川 治, 高橋 昭彦, 佐藤 広隆, 芋川 玄爾
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
278-285
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
1998年10月から2000年3月にかけて群馬大学医学部附属病院皮膚科を受診したアトピー性皮膚炎患者17例に対して, 「キュレル (R) 薬用クリーム」の臨床試験を実施した。
本試験剤はセラミド類似の合成脂質とユーカリエキスを配合したことを特徴とするスキンケアクリーム (医薬部外品) である。6週間の使用試験において, 17例全例において有用性を認めた。また試験剤使用部位の角層内水分量, 経皮水分蒸散量を測定したところ, 試験前と6週間使用後の平均値の差がそれぞれ13.23μS, -7.61g/m2/hr改善されており, 対照剤として用いた20%尿素軟膏との比較でも有意に改善されていた。
これらの結果から, 試験剤である「キュレル (R) 薬用クリーム」は皮膚保湿性と皮膚バリア能の改善に優れ, アトピー性皮膚炎患者の無疹部に対するスキンケア剤として有用であると考えた。
抄録全体を表示
-
横山 美保子, 伊藤 祐成
2001 年 43 巻 4-5 号 p.
286-291
発行日: 2001年
公開日: 2010/08/25
ジャーナル
フリー
エラグ酸を有効成分とする製剤を, 肝斑, 炎症後色素沈着, 雀卵斑, 老人性色素斑を有する女性70名を対象に, 1~3ヵ月連続使用した。その結果, 本製剤の有用性は, やや有用以上が, 肝斑では73.3%(11/15), 炎症後色素沈着では95号8%(23/24), 雀卵斑では33.3%(6/18), 老人性色素斑69.2%(9/13) で, 雀卵斑以外は使用1ヵ月で有意に改善効果が現れた。悪化や周辺部の脱色等の重大な副作用は全く認められなかった。本結果より, エラグ酸配合製剤は, 肝斑や炎症後色素沈着等の色素沈着症に対して, 安全で効果が高いものと考えられた。
抄録全体を表示