皮膚
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35 巻, 4 号
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  • 吹角 隆之, 遠藤 薫, 足立 準, 小嶋 益子, 青木 敏之
    1993 年 35 巻 4 号 p. 445-446
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 茶之木 美也子, 濱田 稔夫
    1993 年 35 巻 4 号 p. 447-448
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 本間 眞
    1993 年 35 巻 4 号 p. 449-450
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 紫外線による誘導を中心として
    大西 武雄
    1993 年 35 巻 4 号 p. 451-460
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    太陽は生物に有益な光のみを放出しているわけではない。太陽紫外線と呼ばれるUVBの光がそれである。このUVBは遺伝子DNAにピリミジン二量体や6-4光産物と呼ばれる損傷生成する。そのことによって生物に死がもたらされる。生物にはUVが照射された後あらたに遺伝子の発現をすることによって, UVによるDNA損傷生成を軽減させたり, DNA損傷を修復する酵素が誘導されることによって, UVから身をまもる能力が備わっている。その例として大腸菌の光回復遺伝子の発現がUVによって誘導されること, ヤグルマギクのカルス細胞ではUVBによってフラボノイド合成が誘導されること, さらにヒト培養細胞においてUVで誘導される遺伝子などについて述べる。
  • 手島 馨, 伊藤 隆一, 河合 敬一, 河合 淳, 北村 恵之助, 近藤 智史, 武内 伯文, 徳永 元次, 中川 幹雄, 奈良 龍吉, 細 ...
    1993 年 35 巻 4 号 p. 461-470
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    皮膚障害苦情に対する苦情の中には, 繊維製品をかたく仕上げることにより生じる物理刺激が原因と考えられるものがある。
    今回著者らは, ポリエステル織物に対して, 硬仕上げ剤として一般に使用されているポリ (メタ) アクリル酸エステルの硬さが異なる4種類の乳化共重合樹脂を用いて, 樹脂付着量の変化及び熱処理の有・無などの条件が異なる19種類の試験布を作成した。これら硬さが異なる試験布の皮膚刺激性についてレプリカ法を用いて検討した。
    皮膚刺激値は試験布が硬いほど高くなる傾向を示した。また, 同一樹脂間では付着量が多いほど高い刺激値が認められた。
    硬仕上げ加工を行う場合は, 必要以上の硬さを付与せず, かつ, 過剰付着させないことが, 皮膚刺激性を低くするために重要であることが明らかになった。
  • 結合剤の処理法の違いによる比較
    河合 利雄, 大野 純男, 寺山 義泰, 芝田 俊勝, 夏目 秀視, 杉林 堅次, 森本 雍憲
    1993 年 35 巻 4 号 p. 471-476
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    薬物の放出制御が可能な創傷被覆剤 (人工皮膚) を開発するため, シリコーン粘着剤を積層したグルタルアルデヒド (GA) 処理及びグルタルアルデヒド/オクチルアルデヒド (GA/OA) 処理したアテロコラーゲン膜を調製し, GA/OA処理膜とYannas型人工皮膚である, GA処理膜をラット移植後の組織学的観察から比較し, 人工皮膚としての有用性を評価した。創面の収縮は, どちらの処理膜も自家皮膚移植と変わらず, 開放創のような著しい収縮は見られなかった。組織学的に, GA/OA処理膜群はGA処理膜群とほぼ同様な速度で真皮組織を形成し, また適合性も同程度であった。以上の結果より, GA/OA処理膜はGA処理膜と同程度に人工皮膚として使用できることが期待された。
  • 寺尾 淳子, 北島 淳一, 鈴木 伸典
    1993 年 35 巻 4 号 p. 477-482
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    慢性再発性の湿疹を示す乳児について, 食物に対する特異的IgE抗体をRAST法で測定し, 卵白に対するRASTスコアが1.0以上を示す10症例を対象としてRASTスコアの変化を検討した。すなわち, 離乳食の卵白制限とともに, ケトチフェン内服を行い経過を観察し, 約1年から1年半後に再びRAST検査を施行した。
    全例に皮疹の著明な改善を認め, 卵白RAST値も低下が見られた。しかし, 同時に検索したヤケヒョウヒダニおよびコナヒョウヒダニに対する特異的IgE抗体については, 新たな産生が示唆され, いわゆるアレルギーマーチの発現を思わせた。ところが, 臨床的には, 経過中喘鳴が認められたものは10例中2例であった。
  • 廣田 さち子, 福本 隆也, 白井 利彦
    1993 年 35 巻 4 号 p. 483-487
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    症例1は38歳女性で全身に騒痒性小水疱, びらん, 痂皮形成がみられた。症例2は84歳男性で緊満性の水疱, びらんが腹部から大腿部に認められた。2例とも組織学的には表皮下水疱で, 蛍光抗体直接法で真皮表皮境界部に症例1はIgAとC3の, 症例2はIgAの線状沈着が認められた。ヒト正常皮膚を用いた間接法は2例とも血中抗体は陰性であったが, salt-split skinを用いた間接法ではIgA血中抗体陽性であった。症例1は50mg/dayのDDSが著効した。症例2はazelastineと副腎ステロイドホルモンの外用剤で改善した。症例1でHLAの検索したところB8陰性であった。
  • 鶴田 大輔, 持田 和伸, 中川 浩一, 小林 裕美, 濱出 稔夫, 格谷 敦子
    1993 年 35 巻 4 号 p. 488-495
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    74歳, 女性に生じた, 全身浮腫を伴った角層下膿疱症の1例を報告した。病理組織学的には角層下方に膿疱が存在し, 膿疱内容は好中球主体で, 一部好酸球を混じていた。Kogojの海綿状膿疱は認められなかった。皮疹はプレドニゾロンとdapsone (diaminodiphenylsulfone, DDS) の内服にて軽快した。本症と, その他の無菌性膿疱性皮膚疾患, 特に膿疱性乾癬, Duhring疱疹状皮膚炎などとの異同を論じ, 角層に存在する白血球遊走因子の強弱によりこれらの疾患の表現型が変わるのではないかと推論した。
  • 出口 嘉美, 中田 昌克, 松中 成浩, 北端 裕司
    1993 年 35 巻 4 号 p. 496-501
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    症例: 23歳, 女性。顔面にほぼ対側性に外眼角から耳前部に列序性, 集簇性に面皰や嚢腫やその炎症後の瘢痕を, 腹部や背部正中部, 下肢屈側にも線状配列の同様皮疹を認め, 両上腕, 仙骨部に脱色素性母斑, 右肩甲部に扁平母斑などがあり, これらはBlaschko線に沿い存在する。斜視の他, 19歳頃から未視感発作や欠神発作が出現し, 脳波から癲癇の診断を受け, 知能低下もみられる。これらの症状より, Engberが発表したnevus comedonicus syndromeの本邦第1例として報告した。Nevussebaceus syndromeやepidermal nevus syndromeと同様, 生下時より広範囲列序性に面皰性発疹がみられる症例は神経皮膚症候群として長期経過を観察し, 精査を要する。
  • 乾 重樹, 欠田 良児, 畑 清一郎, 中村 敏明, 西本 聡
    1993 年 35 巻 4 号 p. 502-504
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    患者は75歳, 女性。初診の約5カ月前より左側殿部の皮下腫瘤を自覚した。皮疹部は側臥位において腸骨により圧迫を受ける部分であった。現症は左側殿部に1×2cm大, 骨様硬, 紡錘形の皮下腫瘤を触知した。検査所見では血清中ALP, Ca, P, 副甲状腺ホルモンのいずれも正常であった。腫瘤の病理所見でHE染色にて紫色に染る無構造物質の集塊を認め, これはvon Kossa染色にて黒色に染る石灰であった。以上の所見より本例をtumoral calcinosisと診断し, 皮疹部が下部の骨により圧迫されやすいと考え組織変性が先行したdystrophic calcinosisと推定した。本邦報告例より本症の定義について考察を加えた。
  • 堀木 聡, 堀尾 武, 朝田 康夫
    1993 年 35 巻 4 号 p. 505-509
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    49歳男性の左下腿前面に生じたaneurysmal fibrous histiocytomaの1例を報告した。4, 5年前から左下腿前面上部に黒褐色の皮膚腫瘍に気づくも, とくに自覚症状がないため放置していた。最近局所に疼痛を自覚し, また腫瘍の増大も認めたため来院した。
    病理組織学的には, 腫瘍部のrete ridgeの延長を伴う表皮の肥厚と真皮上層から深層にかけて組織球様あるいは線維芽細胞様細胞からなる増殖があり, 同部位に血管内皮を欠く裂隙形成と赤血球の充満を認める。本腫瘍は皮膚線維腫のなかでも比較的まれなタイプとされる。そこで当教室で過去10年間に経験した皮膚線維腫72例について検討した結果, 7例のaneurysmal fibrous histiocytomaを見いだした。若干の統計的考察を加えて, 報告する。
  • 1症例の報告と, 本邦皮膚科領域における報告例33例の検討
    寺前 浩之, 石井 正光, 濱田 稔夫, 梅咲 直彦, 宇多 聡
    1993 年 35 巻 4 号 p. 510-516
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    46歳, 女性の臍部に発生した皮膚子宮内膜症を経験した。約1年前より腰部に硬結を認め, その範囲が次第に拡大, さらに同部より出血, 分泌物を認めるようになり, 消毒, 抗生剤投与にても軽快しなかった。臍部にみられた皮疹の病理組織像にて真皮内に単層で円柱状の上皮細胞からなる腺腔構造と, それをとり囲む紡錘状の細胞からなる間質様の構造が認められ, 皮膚子宮内膜症と診断した。内性子宮内膜症と子宮筋腫の合併もみられたため, 当院産婦人科にて単純子宮全摘術と腰部全摘術が施行された。以後, 同様の皮膚症状は認められていない。自験例を含む本邦皮膚科領域における臍部皮膚子宮内膜症報告例33例について若干の検討を加えた。
  • 須貝 哲郎
    1993 年 35 巻 4 号 p. 517-526
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ラフェリーナローション, クリームの皮膚安全性および乾燥性皮膚に対する有用性を検討した。健常志願者20名におけるパッチテストでは, ローション, クリームともに皮膚刺激指数, 光蕁麻疹指数, 光毒指数すべて0.0で, 安全品であった。
    一方, 乾燥肌女性20名における有用性評価では, 副作用は1名もなく, 有用率は95.0%で, 使用後に有意な角層水分量の上昇と経皮水分喪失量の抑制を認めた。また使用後のアンケート調査において, ローションでは15名 (75%), クリ-ムでは13名 (65%) が今後も使いたいと回答した。
    したがって, ラフェリーナローション, クリームは乾燥性皮膚に対して有用なスキンケア製品であると思われた。
  • 中川 浩一, 濱田 稔夫
    1993 年 35 巻 4 号 p. 527-532
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    オフロキサシン (OFLX) の皮膚潰瘍性病変部に対する組織移行性を検討した。潰瘍性病変を有する息者に, デブリードマン手術を施行する2時間前にOFLX200mgを投与し, 採取した組織中のOFLX濃度を高速液体クロマトゲラフィーを用いて測定した。その結果は潰瘍中央部では4.31±0.78μg/g, 潰瘍辺縁部では4.44±1.26μg/g, 周囲の瘢痕組織では3.36±0.48μg/gであった。また, 血清中濃度は2.76±0.19μg/mlであり, 組織移行率 (皮膚組織内濃度/血清中濃度) は, 潰瘍中央部で156%であった。過去の文献報告に比較しても極めて優秀な成績であった。これらの結果から, 潰瘍性病変の2次感染あるいは感染予防にOFLXが有用である事が予測された。
  • 調 裕次, 川津 智是, 太田 純子, 多田 正憲, 土居 敏明, 秋本 隆道, 井上 千津子, 大和 谷淑子, 山田 徹太郎, 奥村 睦子 ...
    1993 年 35 巻 4 号 p. 533-543
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    1989年1月から1991年12月までの3年間に関連8施設を受診した三叉神経領域帯状疱疹患者で, 罹患後2週間以内の症例につき, 一群はアシクロビル点滴のみ, 他の群はアシクロビル点滴とプレドニゾロン内服を併用し, プレドニゾロンの疼痛に対する効果を検討した。
    プレドニゾロン併用投与群は, アシクロビル単独投与群に比べ急性期の疼痛抑制効果が認められ, 特に初診時重症群においてこれは顕著であった。しかし帯状疱疹後神経痛予防効果については, 両群間に有意差は認められなかった。
  • 瀬口 得二, 佐伯 光義, 吉田 正己, 手塚 正
    1993 年 35 巻 4 号 p. 544-550
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    局所皮弁を用いて腫瘍切除後の再建術を行った鼻部, 頬部, 下眼瞼部に発生した基底細胞癌4症例を報告した.advancement flap, subcutaneous pedicle flap, bilobed rotation flap, Malar flapの適応は腫瘍の大きさ及び発生部位を考慮して決定した.根治的な面はもとより整容的にも満足できる結果を得た.
  • 堀川 達弥, 三嶋 豊, 芝田 孝一, 石井 紀孝, 花垣 博史, 市橋 正光, 伊藤 雅章, 清水 直也, 池田 和人, 濱田 稔夫, 石 ...
    1993 年 35 巻 4 号 p. 551-560
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    種々の脱毛症患者83例 (円形脱毛症57例, びまん性脱毛症l3例, 男性型脱毛症13例) に対しハツモ-ル・ヘアーグロアーS®外用剤の効果を検討した。やや有用以上の有用度は, 全症例では72.3%であり, そのうちわけは円形脱毛症単発型85.7%, 多発型72.7%, 全頭型40.0%, びまん性脱毛症69.2%, 男性型脱毛症84.6%であった。これらの効果はハツモール®内服錠あるいはグリチロン®錠の内服を併用した場合, 有効率の向上が見られた。びまん性脱毛症および男性型脱毛症ではハツモール強力スカーフ®洗髪剤との併用を試み, それによる有効性の向上を認めた。
  • 中川 浩一, 石井 正光, 染田 幸子, 谷口 彰治, 八代 典子, 兼藤 紀美子, 濱田 稔夫, 庄司 昭伸, 中西 健史, 北島 淳一, ...
    1993 年 35 巻 4 号 p. 561-570
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    褥瘡, 皮膚潰瘍に白糖・ポビドンヨード配合軟膏 (ユーパスタコーワ®) を投与し, その臨床的効果・細菌学的有効性を検討した。症例は褥瘡;21例, 外傷後潰瘍, 下腿潰瘍等の皮膚潰瘍;30例で, 平均年齢は60.5歳であった。大部分の症例で軟膏使用後, 速やかに肉芽形成・上皮化が観察された。最終全般改善度は治癒;19例, 著明改善;13例, 中等度改善11例, 軽度改善;4例, 不変;4例であり, 中等度改善以上の改善率は84.3%となった。試験開始前の細菌学的検査にてMRSA; 8株, MSSA; 8株, Pseudomonas aeruginosa; 4株等が分離されたが, 創傷治癒の過程でその多くは消失・減少した。また, 副作用は1例に疼痛が発現したのみで, 安全率は94.1%であった。以上の結果から, 有用以上の症例は43例 (極めて有用;27例, 有用;16例) であり, 有用率は84.3%であった。ユーパスタコーワ®は褥瘡・皮膚潰瘍に極めて有用な薬剤であると結論した。
  • 難治性皮膚疾患研究会
    1993 年 35 巻 4 号 p. 571-578
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    難治性皮膚疾患に対するDexamethasone propionate 0.1%配合外用剤 (メサデルム®軟膏・クリーム) の有効性と安全性の検討を行い次の結果が得られた。
    1)「かなり軽快」以上の有効率は, 全体で65.2%(43例/66例), 剤型別では軟膏68.6%(24例/35例), クリーム61.3%(19例/31例) という結果を得た。
    2) 副作用は1例も認められなかった。
    以上より, メサデルム®軟膏・クリームは難治性皮膚疾患に対し, 高い有効性と安全性を有する薬剤であることが確認された。
  • 多施設共同研究
    近畿地区7大学皮膚科アゼプチン研究班
    1993 年 35 巻 4 号 p. 579-589
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    痘痒性皮膚疾患に対する塩酸アゼラスチンの有効性と安全性の検討を2, 955人という多数例で検討した。その結果, 中等度改善以上, 湿疹・皮膚炎群77.5%, 蕁麻疹75.6%, 皮膚痘痒症71.2%, 痒疹64.2%であった。湿疹・皮膚炎群では, 疾患別痘痒消失率を比べると, 急性湿疹, 接触皮膚炎など急性疾患で高く, 慢性湿疹, アトピー性皮膚炎など慢性に経過する疾患で低い傾向がみられた。蕁麻疹においては, 痘痒, 膨疹の消失率は, 各々54.3%, 54.7%であり, 軽快以上でも89.1%, 87.0%と高い改善率を示した。痘痒に対する効果発現時期は, 蕁麻疹で6.2日と最も早く, 痒疹で最も遅く8.6日であった。副作用は, 2, 955人中109人に認められ, その発現頻度は, 3.7%であった。また, その頻度は高齢者で有意に少なかった。
    以上から, 本剤は痘痒性皮膚疾患に対して有用性の高い薬剤と考えられた。
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