日本養豚学会誌
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48 巻 , 2 号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
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原著
  • 芦原 茜, 大森 英之, 小橋 有里, 田島 清, 佐々木 啓介, 本山 三知代, 川島 知之
    48 巻 (2011) 2 号 p. 47-57
    公開日: 2011/11/14
    ジャーナル フリー
    チョコレートの肥育豚用飼料としての有用性を検討するとともに,添加する脂質の脂肪酸組成の違いが肉質に及ぼす影響を明らかにするため,肥育豚に発酵リキッド飼料を給与する対照区,12.2%(粗脂肪含量として5%)のチョコレートを添加するチョコレート区,そしてチョコレート区の粗脂肪含量と同量の大豆油を添加する大豆油区の3区を設けて,体重67kg から110kg までの肥育試験を行った。処理区間で,増体や飼料摂取量および飼料要求率に差は認められなかった。筋肉内脂肪含量と背脂肪内層および筋間脂肪のヨウ素価は,大豆油区がチョコレート区および対照区より高い値(P<0.05)を示した。背脂肪内層の脂肪酸組成は,チョコレート区は対照区と差がなかった。大豆油区は,飽和脂肪酸割合および一価不飽和脂肪酸割合が対照区より低い値(P<0.05)を示したのに対し,多価不飽和脂肪酸はその逆の結果であった。また,チョコレート区の背脂肪内層および筋間脂肪のL*値は対照区および大豆油区より高かった(P<0.05)。以上から,肥育豚へのチョコレート給与は,大豆油給与とは異なり,軟脂を誘発させることなく,対照区より明るい脂肪の豚肉を作出できることから,給与量を制限する必要はあるものの飼料資源として有用であることが示された。
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  • 川村 英輔, 田邊 眞, 竹本 稔, 上山 紀代美, 鈴木 一好
    48 巻 (2011) 2 号 p. 58-67
    公開日: 2011/11/14
    ジャーナル フリー
    塩ビ管で作成した簡易型MAP回収装置(反応容積200l)を養豚場の回分式活性汚泥浄化施設に設置し,ふん尿分離豚舎汚水からのリン回収を試みた。曝気強度45m3/m3・時,HRT 1hr, 自家調整した約30%のMgCl2溶液を汚水量に対して0.1%添加する条件で運転したところ,反応前後の汚水性状から水溶性リン酸態リンの結晶化率は60~69%となった。また反応槽内に浸漬したステンレス製の網カゴの表面に付着させて回収したMAP重量は,投入汚水量あたり12.8~41.0g/m3であった。なお回収したMAPはリン純度96~98%であり,銅や亜鉛と言った重金属類の含有量は化成肥料と同等かやや少なかった。夏季の42日間のリン収支を試算したところ,結晶化した水溶性リン酸態リン量の内,11%がMAPとして回収できたが,残りは反応後の汚水とともに装置の外に排出されていた。
    以上のことより,塩ビ管で作成した簡易型MAP回収装置は回分式活性汚泥処理施設への適用が可能であるとともに,豚舎からのふん尿分離汚水中の水溶性リン酸態リンを結晶化し,リン純度96%以上のMAP回収が可能であることが確認された。
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