体力科学
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42 巻 , 1 号
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  • 1993 年 42 巻 1 号 p. 1-27
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 田中 信雄, 黛 誠, 田中 紀子, 堀 清記
    1993 年 42 巻 1 号 p. 29-36
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    In an attempt to study the effect of a moderate work load on the concentration of serum erythropoietin and hemoglobin in young women, 8 female university students with a high hemoglobin content (group H), 7 female university students with a low hemoglobin content (group L) and 7 female university students with a tendency to be anemic (group A) were subjected to moderate work for 7 successive days in summer.
    Each subject pedalled at a constant work load of 1.25kp at a cycling rate of 50rpm for 60min every day. Blood samples were drawn from the cubital vein under basal conditions on the day before training, the fourth day of training and the day after the training period. The results obtained were as follows; Group H showed a significantly higher erythropoietin concentration before training than groups L and A. The concentration of erythropoietin in group H decreased slightly during the training period, whereas those in groups L and A increased, although the differences were not statistically significant.
    The concentration of serum iron in group H was significantly higher than that in group L before training. The former decreased significantly during the training period, whereas the latter was maintained at a lower level. The differences in blood constituents found among the three groups before training lessened after one week's moderate exercise.
    The increase in Hb concentration in the subjects in groups L and A after training might have been induced by the augmented secretion of erythropoietin due to training for 7 successive days.
  • 宮元 章次, 石河 利寛
    1993 年 42 巻 1 号 p. 37-45
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究では, 過去の運動歴と骨密度を調査することにより, 運動歴の相違が骨密度の獲得にどのような影響を及ぼすかという点について検討した.被験者は男子大学生51名, 女子大学生29名を対象者とし, 大腿骨頸部, Ward三角, 大転子部および腰椎2-4の骨密度をDPA法により測定した.
    大学で運動競技を実施している大学競技者群と大学で運動競技に参加していない大学非競技者群の過去の運動の実施状況を小学・中学・高校生の期間に分けて調査し, 各期間において2年間以上にわたり週3日以上運動を継続したものをそれぞれ小学・中学・高校運動群, それ以外のものは小学・中学・高校対照群に分類し, 性別, 群別に比較検討した.また, 被験者の年齢と骨密度の相関を求めた.得られた結果は以下のとおりである.
    1) 男女間の骨密度の比較においてすべて男子は女子に比べ高い値を獲得しており, 大腿骨頸部, 大転子部, 腰椎2-4において有意な差異が認められた.また, 男女ともに大腿骨中枢端における骨密度は年齢によってあまり変化していなかった.
    2) 男女共通に各部位の骨密度は大学競技者群が大学非競技者群に比して有意に高い値を示した.
    3) 小学運動群と小学対照群の骨密度は男女共通して有意な差があるとは認められなかった.
    4) 中学運動群と中学対照群の骨密度を比較すると, 男子は中学運動群が中学対照群よりも大腿骨頸部および大転子部に有意に高値を示し, 女子の場合には大腿骨頸部において中学運動群が有意に高い値を示した.
    5) 高校運動群と高校対照群の骨密度を比較すると, 女子の場合のみに高校運動群が高校対照群よりも高い骨密度の獲得を示し大腿骨中枢端 (大腿骨頸部, Ward三角, 大転子部) および腰椎2-4で有意な差が認められた.
    6) 中学生時代と高校生時代を含めた運動経験年数と骨密度の関係をみると, 女子の大腿骨中枢端 (大腿骨頸部, Ward三角, 大転子部) の骨密度は運動の継続年数との関連が高く有意差が認められた.
    以上のことから, 骨粗霧症の予防のためには, 成長期に大腿骨部の骨密度を高めておく必要がありJこの時期の運動は骨密度を増加させる手段として有効であると推測される.高校生時代に運動を習慣的に実施した女子における骨密度が高値を示したのはカルシウム代謝を促すエストロゲンの分泌が大人型に近づいて多くなったことと運動による刺激に骨形成が活性化されたこととの相乗効果が作用し骨のモデリングが促進されたことを示唆している.
  • 湯浅 景元, 後藤 佐都美
    1993 年 42 巻 1 号 p. 46-52
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    Twenty-eight skinfold measurements taken from 223 Japanese females, ranging in age from 16 to 26 years, were analyzed to study the anatomical distribution and total mass of subcutaneous fat on the trunk and limbs. The measured thicknesses of subcutaneous fat varied on average from 5.8 to 22.7mm. The thicker skinfolds were obtained from the abdomen, waist, and thigh. The calculated total mass of subcutaneous fat on the trunk and limbs was 13.7±3.78kg, corresponding to 23.3±3.87% of total body weight. The slopes of the regression lines between the total mass of subcutaneous fat and skinfolds ranged from 0.22 to 2.19. The slopes obtained for the abdomen, greater trochanter and thigh were steeper than those for other regions. It is suggested that the Japanese females have greater skinfolds at the abdomen, waist and thigh than at other regions, and that differences exist among various regions in subcutaneous fat accumulation.
  • 稲木 光晴, 久野 譜也, 阿武 泉, 板井 悠二, 勝田 茂
    1993 年 42 巻 1 号 p. 53-58
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 漸増運動時における過剰CO2排出量と細胞内pHとの関係を明らかにすることであった.被検者は健常な男子学生10名で1うち5名が陸上競技部に所属する短距離選手 (スプリンター群) , 残りの5名が週に3~4日定期的にジョギングを行なっている大学生 (ジョガー群) であった.被検者には自転車エルゴメーターによる漸増運動テストを行なわせ, 呼気ガス変量および31P NMRによる細胞内pHを測定した.
    結果の要約は次のとおりである.
    1) 漸増運動時におけるVT以下, VTからRCPまで, RCP以上でのVo2-Vco2 slopeは, スプリソター群でそれぞれ0.95±0.05, 1.21±0.11, 1.69±0.24, ジョガー群で0.95±0.06, 1.30±0.14, 1.76±0.18を示し, 両群間で有意差は認められなかった.
    2) CO2 excessの絶対値および相対値は, スプリンター群でそれぞれ2388±659ml, 36.2±8.5ml・kg-1, ジョガー群でそれぞれ2275±279ml, 40.3±6.3ml・kg-1を示し, 両群間で統計的な有意差は認められなかった.
    3) CO2 excess/W/ΔLaは, スプリンター群で4.50±0.14ml・kg-1・mmol-1l-1, ジョガー群で5.34±0.32ml・kg-1・mmol-1l-1であり, ジョガー群がスプリンター群より有意に高値を示した.
    4) 漸増運動による細胞内pHの低下は, スプリンター群で0.83±0.10 pH unit, ジョガー群で0.63±0.18 pH unitを示し, ジョガー群がスプリンター群より小である傾向を示したものの, 統計的には有意差は認められなかった.
    5) 漸増運動による細胞内pHの低下とCO2 excess/W/ΔLaとの間には, r=-0.792の有意な負の相関関係が認められた (p<0.01) .
    以上の結果から, より高いCO2 excess/W/ΔLaは, HCO3-系の緩衝効率が高いことを意味し, 運動による細胞内pHの低下を抑制する可能性が示唆された.
  • 李 美淑, 松浦 義行, 田中 喜代次
    1993 年 42 巻 1 号 p. 59-68
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    今日まで, 老化の程度を測る1つの尺度として生物学的年齢 (または生理学的年齢, 活力年齢) が提案され, その推定式が発表されてきた.しかし, 生物学的年齢を推定するために用いられてきた説明変数は著明な老化現象を反映するものの, 主に安静水準における生理的検査から得られたものに限られている.本研究ではVo2max, Vo2@LT, 垂直跳び, 立位体前屈, 伏臥上体反らし, 反復横とび, 閉眼片足立ち, 握力からなるさまざまな行動体力構成要素を説明変数に利用し, これらの一次結合をもってヒトの老化過程を反映しうる体力年齢と定義した.主成分分析を利用して最終的に求めた体力年齢 (47.7±17.5歳) は一般健常者群については暦年齢 (48.0±15.3歳) とほぼ完全に一致したが, CHD患者群では暦年齢57.7±11.5歳に対し, 体力年齢が72.2±12.3歳となり, 両者間に有意差が認められた.また, 作成した推定式の交差妥当性が高いことを認めた.従って, 本研究で作成した推定式より求められる体力年齢は, 中高年男性の体力水準や老化度を評価する上で意義深い情報源になりうると考えられる.
  • 水沼 俊美, 鍛治川 知子, 岸野 泰雄
    1993 年 42 巻 1 号 p. 69-81
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    The effects of physical training and acute exercise (mechanical treadmill running) on the level of lipid peroxide in skeletal muscle of rats fed vitamin E-deficient or -supplemented diet were studied.
    1. The level of lipid peroxide in skeletal muscle of untrained rats was significantly increased immediately after acute exercise (p<0.05), but physical training suppressed of increase in the level of lipid peroxide and an increase in the activity of superoxide dismutase. These findings were strongly shown in soleus muscle among the muscles examined in this experiment.
    2. The level of lipid peroxide in soleus muscle was significantly increased in vitamin Edeficient rats compared to that of control rats (p<0.05) .
    Conversely, the level of lipid peroxide in muscles was significantly depressed by feeding vitamin E -supplemented diet (p<0.05) .
    3. Dietary vitamin E -supplementation did result in a increase in superoxide dismutase activity of muscle.
  • 山本 正嘉, 山本 利春
    1993 年 42 巻 1 号 p. 82-92
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    自転車エルゴメーターを用い, 5秒間の全力駆動を8セット反復するという激運動を行い, 33分間の休憩後に同じ運動を繰り返した.休憩中10分間にわたり, ストレッチング, スポーツマッサージ, 軽運動 (被検者の無酸素性作業閾値の80%相当の強度) , ホットパックの4種類の回復手段を実施し, これを実施しないで安静にして回復した場合と比較検討した.疲労回復の指標として作業能力および血中乳酸濃度 (La) の回復をみた.被検者は各回復手段について12名ずつとした.結果は以下のとおりである.
    1.ストレッチングとスポーツマッサージは, Laの回復には有意な効果をもたらさなかったが, 作業能力の回復には有意な効果をもたらした.
    2.軽運動は, Laの回復には有意な効果をもたらしたが, 作業能力の回復には有意な効果をもたらさなかった.しかし, 作業能力の回復が悪かった被検者の多くは, 軽運動の運動強度が強すぎたと訴えていたことから, これらの被検者には運動強度をさらに低く設定することによって作業能力の回復にも有意な効果がもたらされる可能性がある.
    3.ホットパックは, Laの回復にも, 作業能力の回復にも有意な効果をもたらさなかった.
    4.1~3の結果から, 激運動後に作業能力の回復を促進する手段として, ストレッチングとスポーツマッサージは有効であると考えられる.軽運動については, 運動強度が適切に処方されるならば有効と考えられるが, さもないと逆効果となる可能性もある.
    5.Laの回復率と作業能力の回復率との間には, 有意な相関関係は認められなかった.したがって, 作業能力の回復を規定するのはLa以外の要因であることが示唆された.また, Laを作業能力の回復を表す指標とすることには問題があることが示唆された.
  • 中嶋 寛之
    1993 年 42 巻 1 号 p. 93-97
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/12/10
    ジャーナル フリー
  • 1993 年 42 巻 1 号 p. 98-99
    発行日: 1993/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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