体力科学
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14 巻, 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 河村 洋二郎, 船越 正也, 西山 亨, 長沢 亨, 釜田 彰夫, 松田 信子
    1965 年14 巻1 号 p. 1-8
    発行日: 1965/03/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 小野 三嗣, 大和 真, 岡田 信子, 高橋 泰光
    1965 年14 巻1 号 p. 9-14
    発行日: 1965/03/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    医科大学生18名に, 右手で20kgの重量を把持し, 右腕関節の固定のための前腕屈筋に対しては静的のtrainingとなるようにすると共に4秒に1回の割合で20回肘関節を屈伸することにより, 右上腕屈筋は動的trainingがされるような実験を17日間行つた結果大要次のような結論を得た。
    1) 被training筋に対するstrength増強作用は静的trainingよりもむしろ動的trainingの方が強く, 対側同名筋に対しても殆んど同じような効果をあらわす。
    2) 拮抗筋群に対するstrength増強効果は静的trainingの場合著しく, 動的trainingでは殆んどない。
    3) 荷重割合に対するstrength増強効果に対する影響は, 静的, 動的共に55%以下では殆んどなく, 動的では60~70%よりは80~90%の方が強いが, 静的では60~90%の間では大差がない。
    4) supercompensation的効果は動的trainingでは現われ難いが, 静的trainingでは著しい。
    5) training期間終了後の後効果の持続度は動的trainingでは75%以上の群に強いが, 静的training群では60%以上ならば殆んど同等である。
  • 小野 三嗣, 大和 真, 岡田 信子, 高橋 泰光
    1965 年14 巻1 号 p. 15-19
    発行日: 1965/03/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    非運動学生群を対照とする場合
    上腕屈曲力及び伸展力並びに上肢挙上力が, 肘関節角度の変化に伴なつてどのように変るかを研究して, 次のような結論を得た。
    1) 上腕屈曲力は肘関節135°における方が, 90°, 45°の場合より強い。
    2) 上腕伸展力は肘関節45°における方が, 90°, 135°の場合より強い。
    3) 最大strengthに達するに要する時間は, 伸展の場合よりも屈曲の場合の方が短い。
    4) 上肢挙上力は肘関節角が最小であるか, または最大であるかのどちらかの点でstrengthが最大値を示すが, 肘関節角最小の点でstrength最大値を示す方が遥に多い。
    5) Strength最小点が, 肘関節角の大きい側に移動するものほど, strength維持率が低い。
    6) 肘関節角最大の点でstrengthが最大となるものは, 総体的にstrength維持率が高い。
  • 小野 三嗣, 本間 達二
    1965 年14 巻1 号 p. 20-26
    発行日: 1965/03/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    修善寺地区青少年の身体各部の発育比及び筋力について測定を行い大要次のような結果を得た。
    1) 当地区の青少年は一般に細長型の発育を示している。
    2) 第2期身長増加率のピークを示す時期は男女とも全国平均値のそれよりも早く, 第2期座高増加率がピークを示す時期は全国値のそれより遅く, 下肢長増加率の第2期頂期は全国値より早いので, 身長の第2期増加の主役は下肢であると言える。
    3) 比上肢長は埼玉, 神奈川地区と比較して同様早期発育の傾向がみられる。
    4) 比下腿長値, 前腕長の上肢長に対する比の両者は, 四肢では特に躯幹に近い部分の発育が早期に進行することを示している。
    5) 体重, 上腕囲, 前腕囲の増加率, 部位比などは全国値, 他地区と同等であり, 特別な傾向を認めない。
    6) 握力, 背筋力は比較的よく発達している。
    7) 上腕屈筋力は男子では年令と共に漸増するが, 12才以降の女子では著明ではない。
    8) 伸脚力の年令に伴う発達は11才以前及び16才前後で急速であり二相性を示す。男女とも11才までは左より右が強いが, 12才以降は左側の方が稍々優越する傾向がある。
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