日本養豚学会誌
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46 巻 , 4 号
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原著
  • 新井 佐知子, 伊東 正吾, 可知 真奈美, 杉山 稔恵, 楠原 征治
    46 巻 (2009) 4 号 p. 183-189
    公開日: 2010/04/02
    ジャーナル フリー
     豚の運動器疾患で多く見られる脚弱症の原因である骨軟骨症と骨関節症のモデル作成として,5%パパイン液を用いた発生試験と,その臨床症状や軟骨病変の観察を行った。体温や臨床症状は3日ほどで改善したが,軽度の跛行は14日まで観察された。しかし,軟骨の肉眼的な病変は日を追うごとに重篤化し,亀裂や糜爛などの病変の領域は広範囲になった。膝関節へのパパイン液注入の試みは,今後の骨軟骨症や骨関節症による脚弱の診断技術を確立する上で,大きな役割を果たすモデルになりえる可能性が考えられた。
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  • 辻井 辰弥, 高木 壮一郎, 小平 貴都子, 竹之山 愼一, 高橋 俊浩, 森田 哲夫, 六車 三治男, 入江 正和
    46 巻 (2009) 4 号 p. 190-199
    公開日: 2010/04/02
    ジャーナル フリー
    大ヨークシャー種(W),ランドレース種(L),デュロック種(D),バークシャー種(B)の純粋種または交雑種の雌豚に,琉球在来島豚(A)の雄豚を交配した交雑種の肉質特性について検討した。供試豚には同一の養豚場において飼育されたDA8頭,BA9頭,LW・A12頭を用い,また比較(対照区)のためLW・D12頭を供試した。各豚の第5-6胸椎間から胸最長筋と皮下脂肪を採取し,肉質分析を行った。A系交雑種の胸最長筋面積はLW・D(対照)に比べ有意に小さく(P<0.05),背脂肪は厚い傾向にあった。肉色(PCS)には各交雑種に有意な違いはみられなかったが,色差計によるa*値では,LW・Dに比べLW・Aでやや低く,DAはLW・AやBAよりもやや高く,b*値では,LW・Dに比べ,LW・AとBAでやや低い値を示した(P<0.05)。脂肪色(PFS)では,それぞれのA系交雑種間に有意な差はみられなかった。マーブリングではLW・AがLW・Dよりも低い値となった(P<0.05)。胸最長筋の粗脂肪含量ではLW・AがBA, DAよりも低い値となった(P<0.05)。融点,屈折率,脂肪酸組成で評価された脂肪の質は,A系交雑種間において有意な違いは見られなかった。筋繊維面積では有意性がみられなかったものの,LW・Dで0.9μm2,A系交雑種で0.6~0.8μm2となった。筋繊維数はLW・Dが最も低く(45.0),BAが最も高く(80.6),有意な差となった。以上の結果から,琉球在来島豚を雄系に用いた交雑種は,その組み合わせによってロース面積や脂肪厚といった枝肉形質だけでなく,肉の色調,筋肉の一般成分や組織学的特徴といった肉質特性に変化がみられることが示された。
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研究短報
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