日本地震工学会論文集
Online ISSN : 1884-6246
ISSN-L : 1884-6246
6 巻 , 1 号
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  • 早野 洋史, 三田 彰
    2006 年 6 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2006年
    公開日: 2010/08/12
    ジャーナル フリー
    本論文では、FBG ハイブリッドセンサおよびこれを利用した複数損傷指標を用いた損傷検知手法を提案する。FBG ハイブリッドセンサは、加速度と歪を一つのセンサで計測することを可能にするセンサである。光ファイバを弾性要素とし、これにマスを取り付けたテンション支持構造に基づくセンサである。FBG ハイブリッドセンサの有効性について、シミュレーションおよびプロトタイプを製作しての性能評価試験によって検証を行った。またこのセンサの特徴を活かした固有振動数と歪の併用による新しい損傷検知手法を提案する。ラーメン構造を対象として、柱の損傷と歪及び固有振動数の相関関係を求め、損傷を効率的にかつ精度良く特定する手法である。提案手法では、得られる情報から損傷位置同定を行うため、パターン認識手法の一つであるサポートベクトルマシンを用いている。その結果、2 つの損傷指標を併用することによって、高い精度の損傷同定が可能であることを示す。
  • 藤本 一雄, 翠川 三郎
    2006 年 6 巻 1 号 p. 11-22
    発行日: 2006年
    公開日: 2010/08/12
    ジャーナル フリー
    地盤の平均S波速度と地盤増幅度の関係を、同一の地震において近接する観測点ペアの地震記録のみから直接計算する手法を提案した。本手法を大振幅の記録を含む複数の地震での記録に適用して求めた両者の関係を、表層地盤の有効ひずみごとに整理して地盤の非線形性の影響について検討した。この結果を踏まえて、地盤の非線形性の影響を考慮した地盤増幅度を推定するための関係式を提案した。
  • 森川 信之, 神野 達夫, 成田 章, 藤原 広行, 福島 美光
    2006 年 6 巻 1 号 p. 23-41
    発行日: 2006年
    公開日: 2010/08/12
    ジャーナル フリー
    異常震域を表現するための距離減衰式に対する補正係数の改良を行った。基準の式をKanno et al.(2005) によるものに変更し、応答スペクトルにも対応するようにしている。海溝軸に替えて、火山フロントまでの距離を導入することにより、一部地域に対して過大評価となっていた問題点を解決するとともに、対象地域を関東・甲信越地方まで拡大した。さらに、基準式では考慮されていない震源特性に関する検討を行った。地震動強さに関して震源の深さ依存性は見られなかったが、プレート間地震とスラブ内地震では明瞭な違いがあることが確認された。そのため、両タイプの地震に対する補正係数も新たに求めた。
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