育種学雑誌
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23 巻, 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 志村 勲
    1973 年 23 巻 6 号 p. 311-319
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    The most noxious insect to the chestnuts grown in Japan is the chestnut gall wasp. The damage of chestnut trees by this insect has been completely controlled by growing the resistant cultivars. Recently, however, this insect is recognized to infest cultivars in the commercial fields in several growing districts. The differences among the cultivars in the extent of injury by the gall wasp are reported here.
  • 山口 聰
    1973 年 23 巻 6 号 p. 320-324
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    ニホンサクラソウ(P. sieboldi)三倍性品種(2n=36)、「目白台」、「白鷲」、及び「駅路の鈴」の減数分裂を観察した。ニホンサクラソウの二倍体においては、常に12IIが観察された。供試した「目白台」、「白鷲」における三価染色体の平均出現数は、それぞれ10.8および10.6であり、同質三倍性であることを強く暗示している。AIにおいて、25%から57%の細胞に一本ないし数本の遅滞染色体が認められるにもかかわらず、小核を形成することはまれであり、両極への移動は正常に行なわれているものと思われる。AIにおける、両極への染色体の分離は、17:19の場合が最も高頻度(約30%)であり、16:20の分離が次に多かった。三倍性品種「目白台」および「白鷲」の人工培地上での花粉発芽率は、それぞれ63.9%および42.6%であり、これまで報告された他の植物における三倍体の花粉稔性に比べて、非常に高い稔性を有していると言えよう。従って、これら三倍性品種を利用して、異数体を作出し、園芸品種群内の変異の幅を広げると共に、各種の形質の遺伝様式を明らかにすることも可能であろう。前報に引き続き、確認された園芸品種の染色体数は、次の通りである。二倍性品種(2n=24)、旭鶴・美女の舞・殿上人・芙蓉・玉光梅・勇獅子・木枯・松の位・大須磨・秀美 三倍性品種(2n=36)、笹の波・白鷲
  • V.V.S. Murty, Gurdev S. Khush, Neal F. Jensen
    1973 年 23 巻 6 号 p. 325-328
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    イネ白葉枯病[Xanthomonas oryzae(UYEDA et ISHIYAMA)DOWSON]に対する低抗性源としての利用価値を知るために、種々の国から白葉枯病抵抗性の7品種[BJ 1、Sigadis、TKM 6(以上indica)、早稲愛国3号、PI 215936(以上japonica)、Zenith、B 589 A 4-18-1(以上indica-japonica雑種からアメリカにて育成)]を集め、それらの間の低抗性遺伝子の対立関係について分析した。これらの品種の間で、Sigadis×BJ 1、Sigadis×TKM 6、Sigadis×PI 215936、Sigadis×Zenith、Zenith×B 589 A 4-18-1、早稲愛国3号×PI 215936のF1とF2を作り、それに現品種を加えてIRRI保有の菌株B 15-37を止葉に多針法で人工接種して、20日後に反応をO~9仁分級した。その結果、SigadisとTKM 6は同じ低抗性遺伝子をもち、BJ 1は上記の2品種とは異なる遺伝子をもつことを明らかにした。さらにPI 215936は早稲愛国3号ともSigadisとも異なる遺伝子をもち、ZenithとB 589 A 4-18-1は同一の低抗性遺伝子をもつ。SigadisとZenithの低抗性遺伝子の対立関係については明瞭な結果はえられなかったが、同じ遺伝子である可能性がある。従って、少なくとも三つの白葉枯病低抗性に関する異なった遺伝子源が存在するものと考えられる。
  • 片山 平, 陳 進利
    1973 年 23 巻 6 号 p. 329-333
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    近年急速な進歩を遂げた電気泳動法は、生物の系統発生を分子レベルから究明するための有力な手法の一つと考えられ、これまでに幾つかの報告がなされている。本研究は、二倍性O. punctataとその近縁種との類縁関係を知ることを目的として、澱粉ゲルを支持体とし、成葉の汁液を用いて酸性フォスファターゼ、パーオキシダーゼおよびエステラーゼの各ザイモグラムを比較したものである。各アイソザイムとも、それらのザイモグラムから二倍性O. punctata(W 1514、W 1515)とその他[O.eichingeri(W 1522)、Ceylonese officinalis(collina)、intermediate forms(W 1525、W 1527)]との2群に大別され、後者はさらにintermediate formとO. eichingeriおよびCeylonese officinalisとに分けられる。さらに、これらのザイモグラムから類似度指数値(s値)を求めた。二倍性O. punctataと他の近縁種、すなわちO. eichingeriとintermediate form、Ceylonese officinalisとintermediate formおよびCeylonese officinalisとO. eichingeriとの間に、それぞれ20~30、47、56および86%のs値がえられた。このs値は比較された両者間の類似度を数量的に示したものであり、この結果は細胞遺伝学的観察の結果とも一致した。
  • 続 栄治, 陣野 久好
    1973 年 23 巻 6 号 p. 334-338
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    Using the data obtained in performance tests for recommended varieties, values of repeatability were calculated. Based on the values and previous practical observation, the main area of rice cultvaion in Nagasaki prefecture were devided into five subareas.
  • 櫛淵 欽也
    1973 年 23 巻 6 号 p. 339-342
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
  • 岩崎 文雄
    1973 年 23 巻 6 号 p. 343-349
    発行日: 1973/12/31
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
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