葉令4葉期の幼植物を,昼・夜温10/7℃の極低温下に1週間おいたとき,染分と密陽23号,ヨネシロと密陽23号の正逆交雑のF
2集団の枯死率は,染分およびヨネシロを母親とする集団で低かった。染分とヨネシロを母親とする集団の間では,染分を母親とするF
2集団の枯死率が低かった。 第3葉について調査したクロロフィル含量は,染分と密陽23号の正逆交雑のF
2集団では差異がみられなかった。ヨネシロ×密陽23号のF
2集団のクロロフィル含量は,明らかに,染分と密陽23号の正逆交雑のF
2集団より少ない傾向がみられた。 極低温下で生存したイネを,冷水掛流圃場(栽培期間を通じて15℃以下)に移植した。染分と密陽23号の正逆交雑のF
2集団では,密陽23号を母親とする集団に稔実歩合の高い個体が多く出現する傾向がみられた。また,幼植物期のクロロフィル含量と稔実歩合の間には一定の傾向がみられなかった。
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