オーストラリアのアデレード大学,日本の奈良工業高等専門学校そして姫路工業大学の3つの学校の機械工学科学生を対象に,機械系専門用語を用いたアンケート調査を行い,各学校における教育効果を検討した。併せて,カリキュラムに関して考察を行った結果,各学校ともに学年進度による教育効果は明らかで,さらに,開講科目による各分野ごとの定性的な教育効果も,概略,同様の結果が得られた。しかし,各学年,各分野における定量的な比較では,アデレード大学の場合が一番良い結果を示した。さらに,学年進度による教育効果では,奈良工業高等専門学校の場合が良い結果を示した。
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