総合健診
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34 巻, 5 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 大石 向江, 三栗谷 久敏, 橋本 秀樹, 鎌田 国広
    2007 年 34 巻 5 号 p. 505-510
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    都内の病院における病院内委託臨床検査施設 (以下, ブランチラボと略) の実態と法的整備の状況把握を目的として, 665病院を対象としてブランチラボの設置に関する医療法および同施行規則等に定められた事項についてアンケート方式により調査した。回答は, 507病院から得られ (回収率: 76.2%) , ブランチラボを導入していた病院は62病院 (12.2%) であった。調査の結果, 管理責任を持つ病院がブランチラボの実態を十分に把握していない状況が見られ, 改善を要することが明らかとなった。検査環境の状況を十分に把握し, ブランチラボの自主的な改善, 委託責任のある病院によるブランチラボの管理強化, 臨床検査室に対して実施される行政による病院監査の強化等によって, ブランチラボで行われる検体検査の精度向上を図ることが必要であると考えられた。
  • 岡田 邦夫
    2007 年 34 巻 5 号 p. 511-515
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    働く人の健康状況は, 好ましいとは言えず定期健康診断結果における, 有所見率は48.4% (平成17年度) と経年的に増加し続けており, また, 仕事や職場生活に関する強い不安, 悩み, ストレスを感じる労働者の割合は6割を超えている。
    現代社会の急速な技術革新は, 我々に豊かな生活をもたらしたが, 一方では, 心理的ストレスを増大させ, 身体活動量を低下させ, 生活習慣病の増大を招くことになったと言える。
    従業員の健康は, 事業所において生産性の源であり, 経営の視点からも重要な課題であることは言うまでもない。健康診断事後措置としての保健指導, THPにおける健康指導などが事業者に求められているが, 現実には多くの問題があり, 事業所において運動習慣を定着させることは難しい。
    一方, 通勤時の歩行時間を増やすことや, 活動的な休日を過ごすことによって生活習慣病の発症リスクが減少するとする研究成果から, ワークスタイルに組み込める身体活動プログラムを定着させることによって従業員の健康の保持増進を図ることが必要である。そのためには, 健康づくり風土を醸成することが重要であり, その推進力となるのは, 経営者や管理監督者が自ら健康づくりを実践し, かつ従業員に啓発することである。健康的な生活習慣の継続は, 退職後も健康の維持に寄与することは言うまでもなく, 高齢化社会における事業所の健康づくりの意義は大きいと言える。
  • 田村 政紀
    2007 年 34 巻 5 号 p. 516-525
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 石川 雄一
    2007 年 34 巻 5 号 p. 526
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―生涯健診データの蓄積と互換性への提言―
    菅沼 源二
    2007 年 34 巻 5 号 p. 527-531
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    平成18年6月, 第164通常国会において, 医療制度改革関連法案等8法案が成立した。
    これにより, 平成20年4月より, 40歳から74歳までの被扶養者を含むすべての被保険者は, 特定健診, 特定保健指導を受診しなければならないことになった。
    対象疾患は生活習慣病の内, 内臓脂肪症候群に限定されている。
    特定健診では, 肥満者, 特に内臓脂肪の蓄積が疑われる対象者を抽出し, 特定保健指導により, 日常の生活習慣の改善により, 肥満の解消を図ることにより, メタボリックシンドロームを中心とする脳, 心臓疾患の発症やより重篤な方向への進行を回避しようとするものである。
    総合健診医学会では過去30有余年にわたり, 健診を実施する専門医学会としての業績を積んできたが, 健診の実施による有所見者の選別には多くの業績が見られるが, 有所見者を対象とした, 生活指導, 保健指導への介入, 健康増進への改善指導に関する実績は十分とはいえない状況である。
    今回の特定保健指導では, 肥満者の25%を削減するという明確な数値目標が健診成果として求められている。
    確実なアウトカムを求めるならば, 受診者の「肥満」および内臓脂肪症候群に対する, 自分自身の健診結果に対する確実な理解と認識がなければならない。
    受診者が, 満足する「健診結果の十分な説明」が重要な第一歩と考える。
    本発表は, 継続的な受診記録の一覧性を重視した上で, 受診者が自らの受診結果の理解を助けるためのツールとして検討したものであり, すべてはコンピュータによって支援されるものである。
  • 小川 哲平, 菅野 剛史
    2007 年 34 巻 5 号 p. 532-575
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 田内 一民
    2007 年 34 巻 5 号 p. 576-579
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
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  • 2007 年 34 巻 5 号 p. 580-591
    発行日: 2007/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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