総合健診
Online ISSN : 1884-4103
Print ISSN : 1347-0086
ISSN-L : 1347-0086
29 巻 , 5 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 前澤 貢, 渡邊 尚吉, 大野 俊策, 古屋 悦子, 杉山 善朗
    2002 年 29 巻 5 号 p. 834-850
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    我々は, 昭和45年から48年までのA社における産業医活動を通じホーリスティック・ヘルスケアの作業を成功させ, さらに昭和49年以後, 当クリニックにおいて, 人間ドックを中心とした外来診療, 産業医活動を通じ, この作業を進めてきた。その結果, ストレス関連疾患, 対癌対策の成果は確実に上がったと判断している。総合健診, 人間ドックの作業は, ホーリスティック・ヘルスケアの実践であり, それはフィジカル, メンタル, ソーシャルの側面を持ち, またそれぞれが有機的に統合されたものである。その領域は疲労状態からストレス状態, さらに職場不適応の状態からストレス関連疾患, 生活習慣病 (旧成人病) , 職業病, 精神障害までその予防 (一次, 二次) から治療, さらには職場復帰までカバーされていなければならない。ホーリスティック・ヘルスケアの核となるメンタルチェックを, 一次検診でいかに短時間で有効に行うかが, 総合健診, 人間ドックにおいては極めて重要, かつ, 成否の決め手となる。
    我々は, ストレス状態把握に有用であるとして報告されてきた尿中17-KS-S (修復関連物質) , 17-OHCS (摩耗関連物質) 両者を基軸とする手法『西風・古屋による脳・副腎からみたストレス適応能の判定法』が, 結果が分かりやすく, 受診者に気付きを与え, 対応力を与える客観的指標としてほぼ満足すべき結論を得るに至ったので, ここに報告する。
  • Tomomi Tabuchi, Noriyuki Tatsumi, Hiroshi Tominaga, Akira Furota, Nori ...
    2002 年 29 巻 5 号 p. 851-854
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    The Erythrocyte sedimentation test is a common method used worldwide to detect acute inflammation. ICSH-WHO reference and standard methods have been routinely used for many years. However, they require much blood and long testing time over 2 hours, and several simple and rapid methods for what have recently been proposed. This paper describes advantages and disadvantages of these methods, plasma factors affecting ESR and clinical utility of which test.
  • Haruko Takada
    2002 年 29 巻 5 号 p. 855-861
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    Background Life-style diseases are aging diseases that increase with age and result in vascular impairment. This study is an attempt to know vascular aging.
    Methods Waveforms were examined based on a hypothesis that the waveform's change with age in acceleration plethysmography (APG), which is the second derivative of the optical digital plethysomography, is due to a change in elasticity of the artery.“Waveform Indexes”to evaluate waveforms and“Aging Scores”for evaluating the vascular aging status were proposed in this study. This Score Method was examined in how“Aging Scores”relate to the progress of arteriosclerosis expressed as hypertension and sclerotic changes in the eye bottom (Fundus Oculi) . 1, 784 people were chosen (1, 055 men and 729 women: ages were from 20 to 84) for the subjects.
    Results Both“Waveform Index [1] & [2] ”showed a clear decrease with age. Both“Aging score [1] & [2] ”were significantly correlated to arteriosclerosis. Among subjects aged 40-59, either men or women, the risk of hypertension or arteriosclerosis in the high aging score [1] group (score [1] >= 60) became around 2-4 times. Even for over 60 year-old people, high scored women's risk of hypertension was 3.8 times. The contribution of“Aging Score [2] ”was less. The risk for hypertension or sclerotic changes in eye bottom in the high score [2] group (score [2] >= 60) was about 2-4 times and seen only in men ages 40-49.
    Conclusion The proposed“Aging Score”in this study would have the validity of evaluating vascular aging. It is expected that APG gives a major advantage to health care by delivering“Vascular Aging Scores”that indicates how our vessels age for our chronological age.
  • 今井 裕子, 横川 文江, 小林 京子, 久保田 麻美, 加治 裕子, 岸田 浅美, 荻野 淑郎, 萎沢 利行, 新 啓一郎
    2002 年 29 巻 5 号 p. 862-866
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    目的: 腹部超音波検査で肝左葉前後径 (Ld) 7.0cm以上を肝腫大として健診に導入しているが, 肝腫大でも脂質代謝や肝機能等に異常を認めないことも多い。そこで今回, Ldと動脈硬化危険因子, 脂肪肝などとの関係を調べ, 肝腫大診断の有用性について検討した。
    対象・方法: 当健診システム受診者1, 000名 (男性662名, 女性338名) を対象とし, まず, 男女別にLdと身長, 体重, BMI, %FAT, 血清総コレステロール, HDL-コレステロール, 中性脂肪, GOT, GPT, γ-GTP, 空腹時血糖, 血小板および血圧との相関関係を調べた。次に脂肪肝群を軽度脂肪肝群と中等度~高度脂肪肝群に分け, 非脂肪肝群との3群でLdを比較した。さらに, 男性では肝左葉鈍化を認める群と認めない群とでもLdを比較した。
    結果: 男性のコレステロールと血小板, 女性の身長以外はLdとの間に有意な相関関係が認められ, 特に, 体重, BMIおよび%FATで相関関係が強かった (γ=0.46~0.59, すべてp<0.001) 。正常群でもLdとBMIとの間に正の相関関係が認められた。Ldは脂肪肝の程度が増すにつれて増加し (男性: 非脂肪肝5.9±0.9 [SD] cmv.s.軽度6.5±0.9, 中程度~高度7.3±0.9, ともにp<0.01, 女性: 5.1±0.9v.s.5.8±1.0, 6.2±0.6ともにp<0.01) , 肝左葉鈍化を認める群で鈍化を認めない群よりも大きかった (6.7±1.2cmv.s.6.2±1.0, p<0.05) 。
    考察: Ldは体重, BMIおよび%FATと強い相関関係を示し, この関係は正常者のBMIとの間にも認められたことにより, Ldは体格と関係することが示唆された。また, 脂肪肝の程度とも関係あることから, この基準での肝腫大の診断も有用だと思われる。
  • 田内 一民, 堀木 成子, 谷崎 隆行, 勝又 俊郎
    2002 年 29 巻 5 号 p. 867-871
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    一次予防のためには症状の出る前に検査データの変動を病的状態に向うサインとして捉える必要がある。各健診センター判定医に検査値が変動したと解釈する変動幅についてアンケートを行った結果, 判定医の個人差は大きく, 検査データが有効には利用されていないと思われる施設もある。生活習慣病予防には判定医の許容変動幅を小さくすること, また項目別, 個人別に変動幅を設定するなど積極的に一次予防の動機付けを行わなければならない。
  • 原島 三郎, 三輪 祐一, 白石 一美, 安住 義克, 岡本 美恵子, 田島 博, 正木 基文
    2002 年 29 巻 5 号 p. 872-877
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    横川吸虫症は, カワニナを第1中間宿主, 鮎, 白魚等を第2中間宿主, 人, 犬, 猫等を終宿主とする疾患であり, 本邦ではグルメ志向の高まりとともに増加しているといわれている。そこで, 1998年度の東京都予防医学協会1日ドック受診者について, セロファン厚層塗抹法により虫卵検査を行い, 陽性率, 食べていた川魚の種類, 症状, 便潜血反応, 検査値の変化, 治療等の検討を行った。
    横川吸虫陽性率は, 1998年度の2, 235例のドック受診者で188例8.4%であり, 1993年度の3.6%に比べて, 2.3倍に増加していた。便検査の全視野中の虫卵数は1~3個が62.3%で, 最も多い例は110個であった。外国旅行を経験していた人は21.2%と少なく, 感染は国内と思われた。食べていた川魚で多いのは鮎70.3%, 白魚43.8%であった。
    1日ドック受診者で横川吸虫卵陽性例50例と陰性例50例の症状を比較すると, 陽性例では便秘4例, 食欲不振と微熱1例があり, 上腹部痛はなく, 陰性例では下痢6例, 上腹部痛1例で, 便秘, 微熱, 食欲不振はなく, いずれの症状も低頻度であった。検査値の比較では, t検定を用い, p<0.05で有意差があったのはA/G比であり, 中性脂肪値, 好酸球比率は陽性例で増加していたが, 有意差はでなかった。血小板数は陽性例で減少していたが, 有意差はなかった。GOT, γGTP, LDH, UA, TC, HbAlc, Amy, Cr, CRP, TP, Alb, RBC, WBC, Hbの差はわずかで, 有意差はなかった。便潜血反応は, 横川吸虫卵陽性例50例中陽性4例8.0%, 陰性例50例中陽性1例2.0%でいずれも低率であった。治療としては, ビルトリシド (プラジカンテル) 20mg/kg, 1回, 1日投与を行ったが, 109例の7日後の検便で, 97.2%の横川吸虫卵陰性率を得た。
  • 大和 孝子, 青峰 正裕
    2002 年 29 巻 5 号 p. 878-884
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    我々は, 福岡市在住の女子学生を対象にアンケート調査を行い, 冷え症と身体状況および生活状況との関連についての検討を試みた。その結果, 若年女性層においても半数以上の者が身体の特定の部位 (足指, 足部, 手指, 手部, 腰部等) に“冷え”を自覚しており, 冷えによる不眠をはじめとして, 手足のしびれ, しもやけなどを訴え, 日常生活においてさまざまな支障をきたしていることが分かった。また, 冷え症との関連が疑われる身体的項目のうち体重, BMI, 貧血, 遺伝的要因などについては正常群と冷え症群との間に有意な差が認められた。すなわち, 冷え症群において体重, BMIが有意に低いことが示され, 痩せとの関連が示唆された。また, 冷え症群には貧血が多くみられ, 遺伝的要因としては3親等以内の親族に冷え症が存在する例が有意に多かった。一方, 月経周期やその規則性, および飲酒と喫煙に関しては, 正常群と冷え症群間に有意差はなかった。また, 従来から冷え症の原因の一つといわれている自律神経機能の低下に起因する症状を訴える者も冷え症群に有意に多く存在した。以上のことから冷え症の発症には, 遺伝的要因があり, 体格的には痩せ型が多く, 中高年女性層のみならず, 若年女性層においても決して看過できない問題であることが今回の調査によって示された。
  • 斎藤 征夫, 山田 幸子, 坂本 真理子, 鈴木 哲朗, 榊原 栄美子, 青山 典裕, 高橋 玲
    2002 年 29 巻 5 号 p. 885-889
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    生活習慣病や生活習慣病の発症因子の保有者の動向を生活習慣病健康診断の受診者 (20歳代から50歳代) を対象にして, 平成3年と平成13年とにおいて比較検討した。
    その結果は以下のごとくであった。
    1.肥満度は, 男性のすべての年代で高くなっているのに対し, 女性は30歳代以上で低くなっていた。肥満者の割合は, 男性のすべての年代で高くなっていた。
    2.血圧値は, 男性のすべての年代と女性の20歳代と30歳代で高く, 高血圧症の割合は男女とも変化がなかった。
    3.総コレステロール値は, 男女ともすべての年代で高くなっていた。高総コレステロール値者の割合は男女とも40歳代以上で高くなっていた。
    4.尿酸値は, 男性と女性のすべての年代で高くなっていた。高尿酸血症者の割合は, 男性のすべての年代で高くなっていたが, 女性はすべての年代で変化がなかった。
    5.空腹時血糖値は, 男女とも20歳代で高くなっているのに対し, 30歳代以上では男女とも変化がなかった。
    高血糖値者の割合は, 男女ともすべての年代で変化がなかった。
  • 大野 仁, 樫原 英俊, 佐藤 貴子, 高橋 行子, 堺 泉, 岡崎 睦也, 岩崎 政明, 田村 政紀
    2002 年 29 巻 5 号 p. 890-893
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    高齢者健診用に開発された経鼻挿入による直径6mmの細径内視鏡を用いた上部消化管検査が, 従来の経口内視鏡 (XQ-30) 検査と比べ苦痛を軽減するか否かをまず検討するため, 各々61名, 60名に検査を施行した後, 苦痛の程度を「苦痛なし」から「とても辛い」まで5段階分類した感想のアンケート調査を施行した結果, 回答比率の分布において, 経鼻内視鏡群では経口内視鏡群に比し有意に苦痛の軽減を認めた (X2=16.8, DF=4, P<0.01) 。
    次に, 経鼻内視鏡を健診の二次精査としてではなく, 以下のような症例に限って, 約7年間, 使用を継続し, 発見癌の検討を行った。
    対象は, 身体的あるいは年齢的理由のため十分なX線検査が困難で内視鏡による精査を希望した症例, X線検査所見で異常の有無が曖昧な症例, 健診後消化器症状が出現し外来を受診した症例, 潰瘍や粘膜下腫瘍など良性疾患の健診後フォロー例とした。
    結果, 経鼻内視鏡施行例は, 670例 (男492例, 女178例) で, 年齢は, 59.8±11.5歳であった。発見胃癌例は, 5例 (うち, 早期癌は, 3例, 全例m癌) で, 発見食道癌は, 2例 (m癌とsm癌) であった。胃食道癌の発見率は, 1.09%であり, 表在癌の発見率は, 0.75%であった。さらに発見表在癌5例のうち, X線検査偽陰性例が3例あった。また粘膜切除術施行例が3例あった。
    経鼻-細径内視鏡は, レントゲン偽陰性の表在癌の発見も可能であり, 苦痛の軽減や被爆の回避を主目的としたスクリーニング検査には, 使用可能であることが示唆された。
  • 奥田 順一, 内山 和彦, 井田 和徳, 黒田 雅昭
    2002 年 29 巻 5 号 p. 894-898
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    施設健診の胃直接X線像における胃底腺粘膜のひだの幅, 胃底腺粘膜胃小区型, 腺境界型からHelicobacter pylori (H.pylori) の感染診断の可能性を検討した。H.pylori感染はHM-CAP法による血清H.pylori-IgG抗体を用いた。胃X腺像の粘膜ひだの幅は4mm以上をH.pylori感染陽性, 4mm未満を陰性, 胃小区型ではF1型陽性, F0型陰性, 腺境界型ではC1~O2型陽性, C0型陰性とすると各所見の感度・特異度はそれぞれ93.9%・62.5%, 92.7%・90.9%, 94.5%・68.0%であった。さらにその3項目の中の確実な所見による総合的なH.pylori感染の診断率を求めると, 感度97.4%, 特異度74.1%で, 診断不能症例は少なくなり, 健診例だけでなく臨床例での直接胃X線像からもH.pyloriの感染診断が可能であると考えられた。
  • 尾内 善四郎, 藤田 美保子, 小柳 美津子, 国丸 茂樹
    2002 年 29 巻 5 号 p. 899-903
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    目的: 健診に適したHBAlcの基準値を求めること。方法: 従業員の健診で尿糖陽性または空腹時血糖値110mg/dl以上に75grトレーラン負荷試験 (OGTT) を行い, 平成11年からHbAlc測定を加えた。
    平成10年からの4年間について, 基本的には年1回のOGTTを行い, 内, 正常型, 正常高値型, 境界型, 糖尿病型と, 空腹時血糖値140mg/dl未満および負荷2時間値240mg/dl未満の薬剤未治療域糖尿病を検討対象とした。他病型への移行の有無により細分類し, 各群のHbAlcの分布, 平均値, 標準偏差を求めた。なおHbAlcの測定は免疫比濁法を用いた。結果: 対象は延べ患者数946名, 延べ検体数1460であった。正常型のHbAlcは4.7±0.3%, 正常高値型は4.8±0.3%, 境界型は4.9±0.4%, 糖尿病型は5.1±0.4%, 糖尿病は5.4±0.4%であった。正常型に対し, 他病型はいずれも有意に高値であった (p<0.0005) 。また正常型は初回から2年連続, 他病型は4年間連続同型を保った群 [A病型 (―) ] と他病型へ移行した群 [A病型 (B病型) ] のHbAlcを比較した。正常型 (―) または正常高値型 (―) に比べ, 正常型 (境界型または糖尿病型) は有意に高値であった。また正常高値型 [正常型または (―) ] に比べ, 正常高値型 [境界型, 糖尿病型, または糖尿病] は有意に高値であった。さらに境界型 (―) および境界型 [正常型および正常高値型] に比べ, 境界型 [糖尿病型および糖尿病] は有意に高値であった。正常型 (―) のHbAlcは4.0~5.2%, 正常高値型 (―) は4.2~5.4%, 境界型 (―) は4.5~5.7%, 糖尿病は4.7~6.3%であった。他病型 (―) は正常型 (―) とはいずれもp<0.0005で有意に高値であった。考察: 糖尿病に達していないうちは耐糖能異常の病態の変動は大きいが, HbAlcは予後の推定に役立つ。また終始正常型を呈する場合, すなわち健常者のHbAlcは4.6±0.3% (4.0~5.2%) であった。結語: 健診にHbAlcを使用する際, 5.3%以上では耐糖能異常を疑う必要がある。
  • 鈴木 喜久美, 小林 静子, 小山 高敏, 小林 幸司, 稲垣 孝司, 阿部 佳子, 栗山 澄, 芝 紀代子
    2002 年 29 巻 5 号 p. 904-909
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    腫瘍壊死因子α (TNF-α) は, 単球・マクロファージ由来の向炎症性サイトカインとして, 今日さまざまな分野で注目されている。免疫機能検査の新規診断薬として, 低用量のLipopolysaccharide (LPS) 刺激により数時間内に産生されるTNF-αを測定する系, SEK-5001システムを積水化学工業と共同で開発するに至った。このSEK-5001システム系に関する基礎的検討を行い, 検査法として十分使用できることが分かった。そこで本研究では運動による影響を調べ, その他の血中成分の検査値とも併せて比較し, 生体内における低用量LPS刺激によるTNF-α産生量の変動因子について検討した。低用量LPS刺激のTNF-α産生量は, 1か月間では時間の影響はみられなかったが, 年齢や軽度の運動による影響は反映した。特に軽度運動による本法のTNF-α変動は, 高用量LPSを用いたときよりも感度良く表れることが分かった。SEK-5001システムを用いてさらに多くの諸疾患患者のTNF-α産生量を測定し, 臨床現場でのより実用的な新規免疫機能検査法として確立されることが期待される。
  • 日野原 重明
    2002 年 29 巻 5 号 p. 910-916
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    医療関係者は今までは, 個々の健康を指導してきた。しかし, これからは個人の努力によって健康が考えられなければならない。今までも健康は個人のよいライフ・スタイルと習慣によって保たれてきていたに違いない。しかし, 健康は, 体のみならず, 心と気力からなっていることを忘れてはならない。むしろ, 気力こそは, 健康とその気持ちを支える根本であると言える。個人の毎日の努力によって良い健康が保たれるということを改めて考えていきたい。
  • 田村 政紀
    2002 年 29 巻 5 号 p. 917-949
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
feedback
Top