日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
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ISSN-L : 0369-5662
80 巻, 3 号
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特集:2016年の写真の進歩
  • 2017 年 80 巻 3 号 p. 192-224
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/08/31
    ジャーナル フリー

    「写真の進歩」は,毎年一度時期を決めて前年一年間の写真技術の動きを振り返ることにより,日々進歩を続ける写真技術の全体像を時系列的に俯瞰することを狙いとして,継続的に取り組んでいる企画です.

    執筆陣は,技術委員会傘下の各研究会の代表者を中心に,外部の識者も加えた各分野の専門家により構成されています.各執筆者は担当の分野に応じた観点から,主として前年一年間に発表された技術(文献),製品,作品,統計等について,可能な限りその特徴・傾向・分析などのコメントを加えつつ紹介します.なお具体的な内容については各執筆者の意向を尊重しています.

    過去の「写真の進歩」は,写真学会ホームページ(http://www.spstj.org/)の「学会誌からのトピックス」(http://www.spstj.org/book/pickups.html)にも掲載されていますのでご利用下さい.

    今年は本特集筆頭に位置する記事のタイトルを,著者意向に基き内容により即した「写真産業界の現況」に変更しました(従来は「〜の展望」).なお例年掲載している「科学写真」の「文化財」分野については,準備不足によりレビューが実現できませんでしたことをお詫び申し上げます.

特集:2016年のカメラ
解説
  • -溶解物理現像による電離放射線飛跡の補力-
    高田 俊二, 久下 謙一
    2017 年 80 巻 3 号 p. 247-253
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/08/31
    ジャーナル フリー

    原子核乾板では,飛跡を高精細に記録するため微粒子乳剤を用いるが,光学顕微鏡を用いて高速解析するには大きな現像銀粒子が望ましい.写真工業では,銀粒子を補力する技術として溶解物理現像法が知られている.本報では,カラーリバーサルフィルムの反転現像および黒白インスタント写真の拡散転写法で実用された溶解物理現像に関するレビューを行う.この補力法をベースに,原子核乾板の化学現像による微細な現像銀粒子を補力し肥大化させる方法に関して考察する.

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