日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
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24 巻 , 3 号
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ワークショップⅢ
  • 玉置 淳, 宮川 哲夫
    原稿種別: ワークショップ
    2014 年 24 巻 3 号 p. 285
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
  • 玉置 淳
    原稿種別: ワークショップ
    2014 年 24 巻 3 号 p. 286
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
  • 木原 秀樹
    原稿種別: ワークショップ
    2014 年 24 巻 3 号 p. 287-291
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    小児は呼吸予備能が小さく肺炎や無気肺などの呼吸障害を合併しやすい.当院での排痰のための呼吸理学療法で主に施行する手技と器具の施行割合は,2008~2013年の374例(除くポジショニング・排痰体位のみ)で,気道陽圧システム(EzPAP®使用;EzPAP):37%,スクィージング:32%,肺内パーカッション換気(パーカッションベンチレーター使用;IPV):20%の順に多かった.器具施行症例で6歳未満161例ではEzPAP:73%,IPV:22%,高頻度胸壁振動法(スマートベスト使用;SV):4%,6歳以上92例ではIPV:44%,EzPAP:23%,機械的陽圧陰圧療法(カフアシスト使用;MAC):18%の順で多く,年齢別で器具の使用割合が変化していた.6歳未満での症例は先天性心疾患術後:49%,肺炎・無気肺等:22%,胸部外科術後:11%,無気肺部位は右上葉:31%,左下葉:26%,右下葉:14%の順に多かった.私見として,小児では,呼吸理学療法施行により啼泣したり,緊張すると,気道が細くなりやすく,胸郭も硬くなりやすい.そうなると肺に空気が入りにくくなり,痰も出にくくなる.排痰のための呼吸理学療法は,児が快適な状態で受けられるのが,最も換気を改善し排痰を促すと考える.
  • 三浦 利彦, 石川 悠加
    原稿種別: ワークショップ
    2014 年 24 巻 3 号 p. 292-297
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    2012年に英国胸部疾患学会(BTS)から発表された「筋力低下のある小児の呼吸マネジメントのガイドライン」では,高頻度胸壁振動法(HFCWO)や肺内パーカッションベンチレーター(IPV)などの機械的手技についても述べられているが,最も効果的な気道クリアランスとして,徒手や機械による咳介助(MI-E)が薦められている.吸気介助は,低い肺活量を補うため,救急蘇生バッグや量調節のNPPV,舌咽呼吸(GPB)によって行う.呼気介助は徒手によりタイミングを合わせて,胸郭や腹部を圧迫する.徒手介助で十分な効果が得られない場合は,MI-Eを用いて気道クリアランスを維持することで,気管挿管や窒息を回避したり,抜管を促進してNPPVへの移行を可能にする.MI-E機器は,2014年までに本邦でも数種類となるが,パーカッション機能を兼ねるものや,内部バッテリーのある機種もあり,今後の活用が期待される.
  • 宮川 哲夫
    原稿種別: ワークショップ
    2014 年 24 巻 3 号 p. 298-305
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    排痰の生理学について,喀痰レオロジーや肺メカ二クスの気道クリアランスに対する影響について述べた.気道クリアランスに重要な因子は,痰の降状値を超えるcritical opening pressureを作り末梢気道へのエアーエントリーが得られれば,次に吸気流量より呼気流量を増加させることにより痰を中枢気道に移動させる.また,薬物療法・吸入療法や胸壁振動を併用し,痰粘弾性を調節することも重要である.気道クリアランス法の選択においては,排痰体位を取り,色々な気道クリアランス法を併用するが,病態(無気肺・痰粘弾性・深呼吸の有無,最大咳流量,年齢,耐性)に合わせた気道クリアランス法を選択する.そして改善困難な場合には,気道内と胸郭外からの両者を併用した気道クリアランス法を選択する.
原著
  • 斎藤 拓志, 福家 聡, 湯瀬 美佳子
    原稿種別: 原著
    2014 年 24 巻 3 号 p. 306-312
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    当院で開設した「札幌いびきネットワーク」は睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関するクリティカルパスの病診連携を用いた院外への拡大である.連携医療機関でSAS を疑い,当院地域連携室に連絡して検査入院日を決定する.当科で検査と持続陽圧呼吸(CPAP)療法導入を行う.当科外来でSAS 担当医が指導・調整し,治療状況が良好になるまでは当科に通院する.良好になって連携医療機関に逆紹介した後でも,問題があれば当科に再紹介し専門医師が対策を講じる.
    これにより10年間でCPAP 導入患者が1000人を超え,しかも8割の患者を適切に逆紹介して当院外来通院患者を200人程度に減らすことで問題症例に診療時間を集中できた.逆紹介までに要した期間は中央値3.9ヵ月であった.
    このシステムにより限られた専門医師数と診療時間であってもきめ細かな指導管理ができた.患者・診療所・当院ともに利点があり,円滑な地域連携に貢献した.
  • 千木良 佑介, 高井 智子, 馬場 美早紀, 土橋 邦生
    原稿種別: 原著
    2014 年 24 巻 3 号 p. 313-318
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    COPD患者の多次元的重症度評価は生命予後の観点から重要であるといわれている.しかし,呼吸リハビリテーションのBODE indexの重症度別の効果は明らかでない.対象はADLの自立している外来呼吸リハが可能なCOPD患者37名.週に1回,3ヵ月間の介入を行った.介入前後で呼吸機能検査,下肢筋力検査,6分間歩行試験,QOL評価を行った.BODE indexの重症度別にⅠ群(軽症),Ⅱ群(中等症),Ⅲ群(重症),Ⅳ群(最重症)と群分けし,効果を検討した.Ⅱ,Ⅲ群は介入前後で呼吸機能,運動機能の有意な改善が認められた.群間での改善率の比較では,呼吸機能でⅡ,Ⅲ群はⅠ群と比較し有意に高く,運動耐容能ではⅢ群はⅠ,Ⅳ群と比較し有意に高い結果であり,Ⅲ群で最も改善率が良好であった.呼吸リハビリテーション効果はBODE indexの重症度により改善に差があることが確認された.
  • 宮本 晴恵, 山本 雅史, 川口 朋香, 奥原 浩之, 中根 進児, 山崎 恭詩, 渋谷 斉, 重松 明男, 清水 力, 宮本 顕二
    原稿種別: 原著
    2014 年 24 巻 3 号 p. 319-325
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    札幌市内で開催された健康フェア参加者にスパイロメトリーを実施し,喫煙や労作時息切れ・咳嗽・喀痰といった呼吸器症状と閉塞性換気障害の出現率を検討した.解析対象は882名(62.2±13.5[SD]歳).喫煙率は男性69.7%,女性18.6%.
    咳,痰,息切れ,喘鳴などの呼吸器症状が1つ以上あった場合を“呼吸器症状あり”,1つもない場合を“なし”とすると,喫煙群で1秒率70%未満の割合は,“呼吸器症状あり”の27.4%,“なし”の23.7%で,呼吸器症状の有無で有意差を認めなかった.非喫煙群についても,呼吸器症状の有無で1秒率70%未満の割合に差はなかった(“呼吸器症状あり”18.6%,“なし”15.4%).これらを便宜的にGOLDのCOPD病期分類に当てはめてみると,いずれもⅠ期かⅡ期相当であった.以上より,呼吸器症状の有無を問わず,軽度の閉塞性換気障害を呈する者が同程度存在する.そのため,COPD患者の早期発見のために,スパイロメトリーのより一層の普及が望まれる.
  • 松本 直人, 齋藤 弘樹, 新野 直明, 長田 久雄, 渡辺 修一郎
    原稿種別: 原著
    2014 年 24 巻 3 号 p. 326-331
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    小児喘息においては,患児が呼吸困難発生時に受動的または能動的に取る姿勢があることが知られている.しかし,この姿勢に関しては,概念構成も曖昧で定義もなく用語としての統一性もないのが現状である.本研究では,呼吸困難発生時のいわゆる休息姿勢に着目し,小児喘息の転地療法である喘息児サマーキャンプに参加した66名の男女を対象として,休息姿勢の選択傾向を明らかにすることを目的に調査を行った.事前に抽出した8種類の休息姿勢について,サマーキャンプに随行した理学療法士が聞き取り調査を行い,複数回答を合わせて66名の児童により合計72の姿勢が選択された.姿勢の種類による選択傾向では,頭を高くした側臥位,前傾椅子坐位,上肢で支持した中腰位の3つの姿勢の選択者数が多く,これらの姿勢に集中する傾向が確認され,姿勢選択における指向性が示された.また,横隔膜呼吸習得度が休息姿勢の選択に影響を与える可能性が示された.
症例報告
研究報告
  • 関口 浩至, 大城 清貴, 石川 美根子, 近藤 豊, 久木田 一朗
    原稿種別: 研究報告
    2014 年 24 巻 3 号 p. 336-340
    発行日: 2014/12/31
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル オープンアクセス
    当院ICUでは人工呼吸管理中の気管内吸引は閉鎖式システムを導入しているが,一般病棟では未滅菌手袋を用いた開放式吸引を実施している.CDCガイドラインでも滅菌手袋使用の有用性は未解決問題であるが,現行の未滅菌手袋による方法で本当に感染の危険がないのか疑問が残る.そこで本研究では看護師51名を対象に人形に対して未滅菌手袋による開放式吸引を実施させ,手技をビデオで記録し,映像を基に開放式吸引手技の問題点を検討する実験を行った.結果は手袋の操作で92%,吸引チューブ先端の清潔保持で33%の者に感染の恐れとなる手技が存在した.また吸引中,外した人工呼吸器回路の多くがベッド上に置かれ病原菌の拡散や回路の汚染が懸念された.吸引時間は25.2±13秒で推奨時間を超えていた.以上の結果から吸引にかかわる全看護師が再教育を受ける必要があった.また病棟への閉鎖式システムの導入は今回の問題に,比較的早急に対応できる一つの選択肢と考えられた.
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