日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
5 巻, 3 号
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
教育講演
  • ―Update―
    宮川 哲夫
    原稿種別: 教育講演
    1996 年 5 巻 3 号 p. 119-126
    発行日: 1996/03/30
    公開日: 2019/10/15
    ジャーナル フリー

    近年における呼吸リハビリテーションの動向,課題,効果について述べ,さらに,呼吸理学療法の個々の方法の効果として,腹式呼吸,口すぼめ呼吸,呼吸筋訓練,体位排痰法(squeezing),気道クリアランスの諸法,運動療法,呼吸筋ストレッチ体操について述べた.今後,呼吸理学療法の個々の方法論あるいは併用による効果についての生理学的研究,わが国における包括的な呼吸リハビリテーションの定着および成果についての研究が必須である.

シンポジウム2
原著
臨床経験
  • ―びまん性気管支拡張症の1例を通して―
    村尾 仁, 栗山 隆信, KY. MIN, 村居 晴洋, 大沢 仲昭, 清水 章
    原稿種別: 臨床経験
    1996 年 5 巻 3 号 p. 190-193
    発行日: 1996/03/30
    公開日: 2019/10/15
    ジャーナル フリー

    鼻マスクIPPV(NIPPV)は多量の喀痰を伴う呼吸不全治療には適さないとされている.今回,われわれは多量の膿性痰を伴うびまん性気管支拡張症の急性増悪時(Ⅱ型呼吸不全)にNIPPVを試み,良好な呼吸管理が行えた1例を報告した.過分泌症例にNIPPVを導入する過程の検討から以下のことが示唆された.(1)気道過分泌は自力喀出が可能な限り,NIPPV導入を妨げない.(2)急性例の導入には,患者の協調性が残された早めに導入を試み,高炭酸ガス血症の性急な改善を求めないことが重要である.

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