日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
Print ISSN : 0369-5662
77 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
特集:画像保存
  • 増田 竜司
    2014 年 77 巻 1 号 p. 6-9
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/26
    ジャーナル フリー
    博物館等では,資料の保存や展示場所の空気質を適切に保つため,ケミカルフィルタを用いて環境管理を行っている.一方,三酢酸セルロースフィルムは劣化の進行に伴い酢酸を放散して自己分解することが知られている.本報では,博物館での管理手法をもとに,フィルム保存のためのケミカル対策について提案する.
  • 宮長 貴旨
    2014 年 77 巻 1 号 p. 10-14
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/26
    ジャーナル フリー
    光ディスクを用いて,ディジタル文書情報を長期間保存して利用するというニーズの高まりもあり,光ディスクの長期保存に関連する公的な規格が既に策定され,市場での運用も開始されている.本稿では,2000年から蓄積している一般市販ディスクの初期記録特性と長期保存性能を,JIS Z 6017(電子化文書の長期保存方法)の規格値と対比すると共に,長期保存用光ディスクの初期記録特性と長期保存性能を紹介し,長期保存用光ディスクの有効性を解説する.また,長期保存用記録ドライブを用いる事の重要性,光ディスクの取り扱い,長期保存用ディスクを用いたアーカイブガイドライン等についても解説する.
  • 髙橋 由美子
    2014 年 77 巻 1 号 p. 15-23
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/26
    ジャーナル フリー
    新潟県中越地震により被害を受けた山内写真館の写真資料群が十日町市に寄託された.これらの写真資料を後世に伝え,活用できるようにするために,十日町市と市民ボランティアが協働して整理し,記録化する活動を始めた.具体的には,写真を公開しながら,個々の写真に関する市民の記憶や体験を収集し,撮影された内容を解読して記録化し,写真データベースを作成する作業である.これらの情報に客観的な検証を加えていくならば,歴史的・文化的価値が高まり,学術的な利用にも応えられるようになるだろう.私たちはこの取り組みを,十日町市における「地域映像アーカイブ構築の始点」と位置付けるとともに,市民の心の拠り所となるアーカイブとして育んでいくことを目指している.
  • 井上 聡
    2014 年 77 巻 1 号 p. 24-29
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/26
    ジャーナル フリー
    東京大学史料編纂所における諸活動は,デジタル技術の飛躍的な発展によって,根本的な改変をせまられている.とりわけデジタルカメラによる史料収集活動の進展は,物理的な媒体をベースに確立されてきた歴史史料管理システムの再構築を必須としている.この数年,史料編纂所がこうした課題にどう対応してきたかを紹介するとともに,今後の展望や可能性に言及しておきたい.
  • ラヴェドリン ベルトラン
    2014 年 77 巻 1 号 p. 30-33
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/02/26
    ジャーナル フリー
    After having played an important pioneering role in the development of cinematography, Louis Lumière presented in 1904 to the Académie des sciences their newest invention, the autochrome. This was the first workable color photographic process that could be produced at an industrial scale. The method was ready to be marketed to the public three years later, in 1907. This miraculous technology finally introduced the colors of nature into a universe that had up to that time been dominated by monochrome images. While the technical bravado of the new method was fascinating, it was the revolutionary industrial methods used to fabricate the plates that was most impressive. Over the course of thirty years, several million autochrome plates were produced and sold throughout the world. The paper introduces the rise and decline of the Autochrome process and the technological challenges for producing autochrome plates at the Lumière factory as well.
feedback
Top