音声言語医学
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24 巻 , 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • ―言語運動の外在・内在フィードバックモデルからみたDAF効果 (III) ―
    府川 昭世
    1983 年 24 巻 3 号 p. 177-182
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    熟練度の低い言語運動の方が, 熟練度の高い言語運動より, 遅延聴覚フィードバックの影響を強くうけるであろうと予想し, 日本人大学生を被験者として, 日本語と英語について, 構音の難しい早口ことばと, やさしい文を対比させ, 英語堪能度の異なる2群において, DAF効果を比較した.DAF効果にはDAF指標を用いた.
    結果は, 日本語と英語のDAF指標に有意差はなかったが, 両言語とも, 文は早口ことばよりDAFの影響を有意に強くうけた.日本人大学生では, 英語はすでに日本語と同様, 内在フィードバックループが形成されていることがわかった.また, ひとたび内在ループが形成されたあとでは, 聴覚ループへの依存度は文と早口ことばに有意差があることがわかった.
  • 澤島 政行
    1983 年 24 巻 3 号 p. 183
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • ―銀鈴会を中心として―
    高藤 次夫
    1983 年 24 巻 3 号 p. 184-189
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    1.わたくしは, わが国30年間の無喉頭音声の変遷と現状を報告した.現在, 喉摘後の発声法には, 1) 人工喉頭 (タピア式) , 2) 食道発声, 3) 電気発声器, 4) 声門再建術があるが, 食道発声が最も広く行われている.
    2.銀鈴会28年間の統計的観察と成果: 1) 年齢分布, 2) 年度別入会者数, 3) 発声法の分類, 4) 発声熟練度, 5) 食道声上達者と年齢的関係, 6) 食道声熟練者の上達日数, 7) 食道声熟練者の特殊例について述べた.
    3.第3回喉頭摘出者世界大会の感想: 1982年7月, 第3回世界大会が世界24力国参加のもとに東京で開催, この大会で, 医学的問題, 発声訓練の実際と方法, 社会復帰の諸問題が討議された.日本喉摘者の発声技術は, 各国参加者の中でハイレベルにあると思われた.
  • 金子 敏郎, 鈴木 晴彦, 小松 健祐, 林崎 勝武
    1983 年 24 巻 3 号 p. 190-196
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    喉頭全摘出術ないしは亜全摘出後, 発声機能再建のための手術術式, 形成的喉頭摘出術, Staffieriの変法およびdirect internal tracheo-hypopharyngeal fistula, retrograde internal tracheo-esophageal shunt.浅井・北村の喉頭形成術, Komorn, 斎藤, 天津らのT-E shunt, Singerのtracheo-esophageal punctureなどを取り上げ, その術式の概要と機能成績を, また問題点を論じつつ, 教室の成績とをあわせ概説した.
  • ―有声・無声の弁別を中心に―
    廣瀬 肇, 澤島 政行, 吉岡 博英
    1983 年 24 巻 3 号 p. 197-203
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    8名の食道発声者について, 発話サンプルの聴取実験を行ったところ, 子音の有声・無声の出しわけがかなり効果的に行われていることが明らかになった.これらの被検者のうち, 4名についてファイバースコープを用いて新声門の観察を行った結果, とくに無声子音の調音において新声門が瞬間的に開大することが認められ, これによって振動の停止が実現されていると考えられた.そのメカニズムは明らかではないが, 周辺組織の緊張の変化も関与しているのではないかと考えた.発話サンプルの分析から, VOTが有声・無声の識別に重要であることが確認されたが, その他のcueの関与も考慮すべきであることが示された.
  • 今泉 敏
    1983 年 24 巻 3 号 p. 204-210
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    代用発声法とその声質について調べた.まず, 16名の無喉頭者と4名の正常者から録音した単母音/e/の声質を, 非計量的多次元尺度構成法SMACOFを使って解析した.つぎに5種の音響的パラメータと21種の聴覚心理的評定尺度を用いて, SMACOF解を解釈した.その結果, 代用音声の声質を記述するためには, 少なくとも2種類の次元を要することが示された.ひとつは音声に対する聴取者の嗜好度に関連し, 正常音声から代用音声を区別する.この次元上で食道音声は発声者に応じて幅広く評価される.もう一方の次元は, 人工喉頭の音声に固有な非正常性を示し, それらを正常音声と食道音声から分離する.これらの次元は音響的にもよく説明でき, 各代用発声法に固体な声質をよく表現する.
  • William G. Franklin
    1983 年 24 巻 3 号 p. 211-215
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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