音声言語医学
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29 巻 , 2 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
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  • 大木 和明, 川井田 政弘, 加納 滋, 紀太 康一, 川崎 順久, 福田 宏之, 斎藤 成司
    29 巻 (1988) 2 号 p. 151-155
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    今回, 喉頭ファイバーストロボビデオグラフィーにて声帯振動をモニターしながら発声機能検査を同時に施行した.経鼻的に挿入した軟性喉頭ファイバースコープと家庭用ビデオカメラを用いて, 高輝度の喉頭ストロボスコープの光源下に声帯振動のビデオ記録を行うと同時に, Phonation-analyzerを用いた発声機能検査を行った.その結果はA/Dコンバータを介してマイクロコンピュータにとりこまれ, 解析されてPitchおよびIntensity, Flow (Airflow) , I/F指数の表示となって声帯振動像のビデオ画面上にsuperimposeされるようにしたものである.
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  • 北嶋 和智, 藤田 文香, 花田 誠
    29 巻 (1988) 2 号 p. 156-160
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    2名の電気喉頭使用者について有声・無声子音の出し分けについて聴取実験を行いほぼ40%の正答率が得られた.有声・無声間の誤りでみると, 無声が有声に誤られる方がその逆より多く, 子音のburst noiseの不十分さがこの誤りと関係が深いことが音響分析で示された.電気喉頭の明瞭度を上げるためにはこのburst noiseを際だたせることが重要と考えられた.
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  • 小島 義次, 下山 一郎, 忍頂寺 紀彰, 植村 研一
    29 巻 (1988) 2 号 p. 161-167
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    /a/の硬い声たてを反復させる「声のon-off検査」を, 音節/pa/の反復課題とともに痙性麻痺性構音障害・失調性構音障害ならびに正常の各群6名ずつに行い, その特徴をオシロスコープを用いて分析した.これにより次の知見を得た. (1) /a/の反復回数は/pa/の反復と同様に痙性群・失調群とも正常群に比べ明らかな低下を示した. (2) 痙性群では有声区間が, /pa/の場合に比べて/a/の反復で延長していた.一方, 失調群では/pa/, /a/の有声区間の比は正常群の場合と大きな差が無かった. (3) ピーク値の変動係数は, 失調群では/pa/と/a/の場合とも正常群より大きな値をとる者が多かった.これに対し痙性群では, /pa/のピーク値の変動係数は失調群と同様に大きな値をとるが, /a/の反復では正常群と差が無かった.
    以上の結果, ことに (2) , (3) は, 痙性麻痺性構音障害に特有な発声筋群の偏った過緊張から生じる声の質が「声のon-off検査」に反映されたものと考えた.
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  • 垣田 有紀, 宮腰 玲子
    29 巻 (1988) 2 号 p. 168-173
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本論文では, 一定の基本周波数のもとで声の強さを変えたときの声の強さと平均呼気流率とが両者を対数変換して表した場合に逐次線形関係を示すことについて報告する.実験では, 被験者は基本周波数を一定に保ったまま, 声の強さを2dBずつ段階的に上げた.結果として, 3本の線分による近似が最適であることが得られた.さらに, この3本の折れ線によって簡略化して表わされたパタンを分類した結果, S字形が最も頻繁にみられた.各線分の傾きについて独立に求めた基本統計量も, この結果を支持した.
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  • 進藤 美津子, 田中 美郷, 深瀬 佳子
    29 巻 (1988) 2 号 p. 174-184
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    十余年間観察を続けてきた, semantic-pragmatic syndromeと考えられる言語発達障害児の経過を報告し, 本例のもつ学習上の問題を神経心理学的視点から分析した.
    症例: 15歳児 (高校生) .右利き.初診時2歳11カ月.主訴: 言葉の遅れ.家族歴: 同胞3名中本児は第2子.発達経過: (1) 幼児期: 落ち着きがなく, 自己中心的で友達と一緒に遊べない, 興味の範囲が狭く, 常同的行動や固執性が目立った.エコラリーが長期にみられ, なかなか会話が成立し難かった.指先が不器用で, 構音障害もみられた. (2) 学童期: 普通小学校に入学.計算が得意でクラスで一番.漢字はよく覚えるが, 読解力が劣っていた.作文は単語の羅列.普通中学校から私立の商業高校に入学した.知能は, PIQ: 77~92, VIQ: 57~58.
    本例は形式的機械的な思考はできても抽象的思考は困難であり, 本例の学習障害は高次な知的機能の障害によるものと考えられる.
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  • 栗田 茂二朗
    29 巻 (1988) 2 号 p. 185-193
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    剖検より得られた男63個, 女59個の喉頭を肉眼的, 組織学的に観測し以下の結果を得た.
    1) 声帯の長さ, 声帯膜様部の長さは, 新生児より年齢とともに増大し, 20歳頃に成人の長さに達する.
    2) 声帯粘膜の厚さは, 新生児でも0.75~0.95mmでかなり厚く, 年齢に伴う増大はわずかである.
    3) 新生児では声帯靱帯が形成されていない.靱帯の発達は, まず線維束が膜様部全長に連なり, 次に弾性線維, 膠原線維の層が分化し, さらに密度を増すという過程をとおって完成する.
    4) 粘膜固有層浅層は, 加齢とともに浮腫状となって厚くなる.中間層は弾性線維の萎縮のため薄くなり, 深層は膠原線維の増生によって厚くなる.これらの傾向は男の方で顕著であった.
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  • 粕谷 英樹
    29 巻 (1988) 2 号 p. 194-199
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    病的音声の音響的評価のために, 7つの特徴が有効であることが分かっている.それらは, 1) 平均ピッチ周期, 2) 概周期的声門音源波成分の周波数スペクトル特性, 3) 声門で発生する雑音のレベルとその周波数特性, 4) ピッチ周期の変動特性, 5) 振幅の変動特性, 6) 概周期的声門音源波成分の時間的変動特性, 7) 声門で発生する雑音の時間的変動特性.これらに関連した音響パラメータを自動的にしかも正確に測定するための高度な方法が述べられている.それらの中には, 新しいピッチ抽出法や雑音と調波成分を分離するための適応くし形フィルタ法が含まれる.
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  • 山田 実
    29 巻 (1988) 2 号 p. 200-202
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    One of the causes of voice disorder, especially among professional singers or voice students, is overstraining of vocal folds due to improper vocalization, especially breathing. Natural breathing, i.e. inhalation and exhalation, is caused by contraction and relaxation of the diaphragm. For speech or singing, this exhalation has to be done slowly, and in normal speech this is controlled by closing the glottis autmatically and unconsciously. The air pressure and the glottis closure should be well balanced at all times. When a person trys to increase the volume of his voice by stopping the air at the glottis by contracting the vocal folds, the disorder arises. Therefore, the decreasing of the air flow speed must be done solely by the breathing organs themselves. In singing the exhalation can be controlled by the intervention of the muscles used in inhalation, not by closure of the vocal folds alone.
    The best abdominal exhalation control may be achieved by using the air from the neutral position towards the exhalating direction rather than from the inhalating position to the neutral, and this practice requires special exercise.
    The exercises should cover three different fields, namely breathing, phonation and articulation. Each exercise should have two parts, recognition and training. The training may be further classfied as partial, co-operative and comprehensive. For example, the contractions and relaxations of both costal and abdominal muscles should first be felt individually and then be trained one after the other separately and co-operatively. Singing /a/ is already considered a comprehensive exercise involving the mustles of costal inhalation, abdominal inhalation and exhalation, laryngeal control muscles, and closing and expanding of the vocal folds.
    The age and the singing experience of the trained should also be considered.
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  • 湯本 英二
    29 巻 (1988) 2 号 p. 203-207
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    過去11年間に入院の上でおこなった音声外科的治療の内訳は喉頭微細手術が366例, 喉頭枠組みの手術29例, 間接喉頭鏡下手術11例, その他4例と圧倒的に喉頭微細手術が多かった.そこで, 声帯に加えた微細な手術操作が声帯振動に及ぼす影響を高速度映画撮影によって検討した. (1) 正常例: 下唇, 遊離縁とも振動は対称的であった.下唇は遊離縁となって正中で左右が合した後, 速やかに外側へ移動した.その後, 左右の遊離縁が離開を始めるまで外側に留まり, 遊離縁の外方への移動中に内方への動きを開始した. (2) 声帯操作例: 声帯膜様部の上面あるいは下面のどちらに創を作製した場合でも, 操作側遊離縁の振動は, 振幅が小さくなり, 位相は早くなる場合が多かった.操作側下唇の振動は, 外方への動きが遅くなり, また, 声帯上面の創でも大きいときは下唇の消失することがあった.声帯下面に創を作製した場合, 健側遊離縁の振動も不規則になる場合が観察された.
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  • 熊倉 勇美
    29 巻 (1988) 2 号 p. 208-211
    公開日: 2010/06/22
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  • 米山 文明
    29 巻 (1988) 2 号 p. 212-214
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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