AFX2を用いた手術中に対側脚ワイヤーがstiffワイヤーに絡まるエンドノット現象を経験した。症例は89歳男性で両側総腸骨動脈瘤と左内腸骨動脈瘤に対する手術を行った。まず左内腸骨動脈のコイル塞栓術を行った後に,AFX2を用いて腹部ステントグラフト内挿術(EVAR)を行った。AFX2を挿入し,対側脚ワイヤーをスネアワイヤーでキャッチした際にエンドノット現象が生じたが,この現象を解除し手術を終了した。ピットフォールを含め報告する。
膝窩静脈静脈性血管瘤は比較的稀な疾患であり,肺塞栓症の原因となることがある。抗凝固療法単独では肺塞栓症予防として不十分のため,外科的治療が推奨されている。症例は73歳,女性。失神にて当院へ救急搬送された。造影CTで両側肺塞栓症を認めたが,同時に右膝窩静脈静脈性血管瘤を認めた。抗凝固療法による肺塞栓の改善後に,静脈性血管瘤に対する瘤切除,縫縮術を施行した。術後2年が経過したが再発を認めていない。