自動車技術会論文集

研究論文

永久磁石同期電動機の高磁束密度下での特性

-埋め込み磁石型と表面磁石型の比較-

赤津観, 成田一行, 坂下善行, 山田隆

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 469-475
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.469

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高磁束密度時のモータ特性比較を目的に、同一ステータを用いたIPMとSPMの比較を行う。実験および有限要素解析により鉄損の解析能力についても議論し、各モータの特性を明らかにする。

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追従走行時の人間特性を考慮したＨＶの燃費向上制御

鈴木真弘, ラクシンチャラーンサクポンサトーン, 永井正夫

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 483-488
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.483

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本研究では，小型商用HVをターゲットとし，先行車を追従する走行状況下における人間－自動車系の閉ループ安定性と燃費の関係をドライビングシミュレータによる実験とシミュレーションにより定量的に明らかにするとともに，人間特性に応じて電気モータを効果的に使用することで燃費を向上させることを狙いとしたHV制御を考案する．

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ドライバの筋電図計測を用いた運転疲労評価手法の検討

倉森章, 酒井大輔, 上條正義

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 489-493
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.489

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表面筋電図を用いた運転疲労評価の可能性について，DSによる検討を行った．三角筋前部より導出した表面筋電図の振幅は時間経過に伴って増大し，主観的な疲労度とも正の相関を示した．一方，表面筋電図の中心周波数には変化は見られなかった．

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夜間時視覚支援システムにおける支援情報の差異が運転行動に与える影響

平岡敏洋, 武内秀平, 増井惇也, 熊本博光, 泉達也, 畑中健一

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 495-500
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.495

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夜間時視覚支援システムには，赤外線カメラが捉えた前方映像を運転者に提示するだけでなく，警報や歩行者の強調表示機能などが追加されたものがある．本研究では，夜間運転支援システムにおける提供情報の違いが運転行動に与える影響について，ドライビングシミュレータ実験によって定量的かつ定性的な考察を行う．

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電動車両用リチウムイオン電池のサイクル寿命試験プロファイルの開発

-試験プロファイル作成手法の検討-

森田賢治, 赤井泉明, 広瀬久士

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 507-512
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.507

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電動車両用リチウムイオン電池のサイクル寿命試験プロファイル作成手法を検討し，実車走行時の複雑な充放電元波形に最大値，充放電容量，休止時間比率およびジュール熱を一致させることによって，一般的な充放電試験装置に適用できるL型の簡易な充放電プロファイルとしても，実車と同様な電池負荷を与えられる目処を得た．

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沿道局所においてガソリン車からの有害物質の排出量が増大するホットスポットにおける大気汚染物質排出量の推計

山本敏朗, 小川恭弘, 佐藤進, 常山順子

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 513-520
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.513

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地域環境の改善を図るため、これまで、ガソリン車からのNOx及びHCの排出量が、上り坂或いは下り坂等の特定の沿道局所において増大するホットスポットの存在を検証してきた。本報では、これらの特定地域における大気汚染物質の排出量を、車両区分別排出量、交通量等を考慮して推計し、沿道局所汚染の実態把握を行った。

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クリーンディーゼル車の普及と都市大気質への影響予測

-革新的次世代低公害車総合技術開発-

森田多津子, 林誠司, 中島徹, 杉山元

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 521-526
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.521

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次世代低公害車の導入・普及による大気環境改善効果の把握を目的とし、自動車排出量、広域・沿道の大気環境濃度をシミュレーションした。その結果、2020年自動車NOx排出量は関東圏で56%低減、東京23区内で62%低減し、平均車速が低い都心部での導入効果が大きく、特に沿道における大気環境改善に効果があることが示された。

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高齢運転者の交差点通過時の運転行動実態把握

橋本博, 細川崇, 平松真知子, 新田茂樹, 吉田傑

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 527-532
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.527

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交差点に非優先側から進入する場合の確認行動を目視観察し，車両後方から測距装置により進入時の速度を調査した．調査の結果，交差点を停止，または徐行せずに通過する高齢ドライバの割合は，中年層よりも大きく，青年層と同程度であった．特に女性の高齢ドライバは交差点を確認，停止なしで通過する割合が大きかった．

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交差点における非優先側車両の運転行動と影響要因

宇野宏, 猿渡英敏, 浦井芳洋, 吉田傑

原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 2 号 p. 533-538
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.533

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出会い頭事故の要因を探るため，交差点における非優先側車両の運転行動を調査した．テストコース上の走行実験にて，視界遮蔽の有無や方向，交差交通量，自車進行方向により，接近進入速度や確認行動が変化した．運転シミュレータ実験にて，注視方向の偏りや交差点進入速度が衝突リスクを高める要因であることを確認した．

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資料

自動車用圧縮水素容器のガス透過の温度,圧力及び材質依存性に関する研究

糸井裕彦, 田村陽介, 三石洋之

原稿種別: 資料
2010 年 41 巻 2 号 p. 545-549
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.545

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圧縮水素自動車燃料装置用容器の一つにライナーに高分子材料を用いた容器が使用され，水素透過の発生が予想される。水素透過状況把握のため，諸条件変化による透過試験を実施した。結果，容器ライナー材料，環境温度，充填圧力により水素透過量は異なる。容器形状を考慮したガス透過係数ではアレニウスの関係式に従った。

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サーキットを運転中の前頭前野の脳波活動の１例

原中喜源, 石合嘉紀, 栗原亮

原稿種別: 資料
2010 年 41 巻 2 号 p. 551-557
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.551

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本実験ではサーキットを運転中のプロドライバの前頭前野の脳波活動を高精度携帯型脳波計により計測した. その結果, 単独走行と他車との間に追い越しがある混走では前頭前野のα波とβ波の活動が異なることが示唆された. また, 単独走行のβ波とラップタイムの関係のレース車両開発への応用の可能性を検討した.

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アンダーステア評価指標の提案

高木史朗, 竹家章仁, 栗重正彦, 井上知之, 藤岡宏司, 佐竹敏英

原稿種別: 資料
2010 年 41 巻 2 号 p. 559-564
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/16

DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.41.559

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アンダーステアによる車線逸脱抑制を謳う装置が実用化されているが、この効果の定量化手法は標準化されていない。本研究では、カーブに車速超過で進入した際の逸脱量最小化の限界値を求めるとともに、この限界値に基づいた定量化指標を提案する。また、制御開始タイミングやアクチュエータの構成による性能差も論ずる。

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