-
下野 星, 西村 佳那子, 松田 大, 松村 恵理子, 千田 二郎, 井上 欣也, 倉田 和郎
2024 年55 巻5 号 p.
817-822
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
本研究は,噴霧の噴流形態と微粒化特性の解明を目的としている.本報では,噴流形態が変化する範囲で燃料噴射圧力を変化させ,シャドウグラフ撮影による噴霧の時系列計測および超高解像度撮影による噴霧液滴の粒径計測により噴霧発達過程および微粒化特性を解析し,噴流形態の変化が噴霧特性へ及ぼす影響について調査した.
抄録全体を表示
-
前田 寛成, 梅原 大那, 木村 一平, 松村 恵理子
2024 年55 巻5 号 p.
823-828
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
ポスト噴射でのアッシュ生成は,噴霧の潤滑油膜への衝突による潤滑油の飛散が原因の一つであると考えられている.本報ではレーザ誘起蛍光法を用いて,オイルクラウンから飛散する液滴の軽油と潤滑油の混合割合を計測した.また,液滴径および液滴数を計測することで,潤滑油の飛散量を予測する実験式の算出結果を報告する.
抄録全体を表示
-
-中・低負荷での筒内水成層コンセプトの提案-
稲垣 和久, 河合 謹, 近藤 照明, 西川 一明, 薄井 陽
2024 年55 巻5 号 p.
829-835
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
水を筒内に成層配置させてNOxを大幅に低減するコンセプトを提案し実機で性能を検証した結果,キャビティ上部に水を成層配置する方が均質よりNOx低減効果が高い,水の筒内成層化はNOxとスートの同時低減が可能で、燃料に対する水の質量割合が50%の場合、等スート条件でNOxは1/4に低下することが分かった.
抄録全体を表示
-
-吸着材の表面物性および再生条件がCO₂の吸着・脱離特性に及ぼす影響-
野内 忠則, 山﨑 誠志
2024 年55 巻5 号 p.
836-841
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
ゼオライトを吸着材とした物理吸着法によるエンジン排気CO₂の分離・回収を検討している.今回,ゼオライトと極性分子との親和性の指標となるSi/Al比,並びにエンジン排気の除湿・浄化および,再生時の時間および真空圧力の違いが,エンジン排気CO₂の吸着・脱離特性に及ぼす影響を検討した.
抄録全体を表示
-
森 匠, 寺西 望, 高橋 利道
2024 年55 巻5 号 p.
842-846
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
EVの駆動用バッテリーの電圧とインピーダンスを,EVの急速充電口から直接計測する手法について,原理と検証結果を報告する.EVを安心して長期間使用し,電池の価値を最大限に活かした循環型社会を実現させるために,本手法を通じた物理量に基づく電池状態把握および管理の手法を提案する.
抄録全体を表示
-
-バーチャルグリッドの有効性検証-
中川 二彦, 千阪 秀幸, 宮川 喜一, 古矢 勝彦
2024 年55 巻5 号 p.
847-852
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
太陽光発電と電気自動車を用いて,自家用車を含む家庭で消費する全エネルギーを対象に,カーボンニュートラルを経済的に達成できるシステムを構築した.構築したシステムは完全な自動制御で運用される.1年間以上にわたって実生活に適用した実証実験を行い,90%以上のCO
2排出量を削減した結果について報告する.
抄録全体を表示
-
小鹿 健一郎, 釣賀 英樹, 森田 朋和, 本多 啓三
2024 年55 巻5 号 p.
853-858
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
非破壊診断である充電曲線解析法を用いて,バッテリの熱暴走リスク上昇の検知に関して検討を行った.充電曲線解析をもちいてセル内のリチウム析出を検出し,熱暴走リスクの上昇を検知する手法について実験データをもとに説明する.熱暴走リスクの上昇は,レーザ照射による熱暴走試験で確認を行った.
抄録全体を表示
-
小池 洋平, 駒田 匡史, 矢野 眞大, 吉岡 信彦
2024 年55 巻5 号 p.
859-864
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
一つのポンプで二輪の圧力制御するブレーキシステムを対象に,十分な精度の数学モデルがないアクチュエータ内部のバルブの伝達関数を4圧力/2システム法で同定し,複合管路で構成される内部油路などの伝達関数とあわせて,アクチュエータモデルを構築した.任意の配管位置での圧力脈動の測定結果からモデルを検証した.
抄録全体を表示
-
高西 顕太郎, 黒田 達也, 近藤 孝, 直江 学
2024 年55 巻5 号 p.
865-871
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
新型V8エンジン搭載の大型船外機フラグシップモデル BF350 を開発した.船外機幅の制限からバンク角60°構造の採用が通例である一方で,一次慣性偶力による振動が課題となる.本稿では,追加部品なく,クランクピン配置最適化により一次慣性偶力を生じないクランクシャフトを開発し,低振動性を達成した.
抄録全体を表示
-
遠藤 健
2024 年55 巻5 号 p.
872-877
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
本研究では,カーネルの再パラメータ化に基づく視差算出ネットワークの学習時間の削減について報告する.提案手法では,3次元畳み込みを2次元畳み込みに再パラメータ化して学習する.実験から,性能を低下させることなく学習時間を13.7%削減できることを明らかにした.
抄録全体を表示
-
永野 秀明, 森下 正浩, 尾関 義一, 大井 元, 六嶋 公平, 吉田 真, 加藤 信介, 郡 逸平
2024 年55 巻5 号 p.
878-884
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
車室内の等価温度評価のための標準環境において、サーマルマネキンの総合熱伝達率hcalを計測した。理論と計測の両面から、1 W/(m2°C)の差異が夏季冷房時にはΔTeq 3 °Cの差異となること、またこれが7段階温冷感申告の1段階に相当することを示した。
抄録全体を表示
-
浜崎 智大, 植田 達実, 平井 涼平, 杉浦 里玖, 高橋 和夫
2024 年55 巻5 号 p.
885-891
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
地球温暖化防止の短中期目標を達成するには,内燃自動車エンジンの高効率化と同時に,エンジン性能を十分に引き出せる次世代ガソリン開発が必要となる.本研究では高圧衝撃波管を用いて,第一報に引き続き軽質オレフィンとバイオ燃料を積極的に組み込んだ新サロゲートの燃料性能評価を行い,これら成分の相互作用を検討した.
抄録全体を表示
-
三浦 和也, 草場 裕貴, 三好 智也, 芳田 嘉志, 土崎 浩幸, 町田 正人
2024 年55 巻5 号 p.
892-897
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
排ガス触媒上の詳細化学反応の活性化エネルギーを第一原理計算で求め,その値を化学反応速度論のCAEソフト(exothermia-suiteなど)に入力することで,触媒活性を予測する技術を開発した.CO-NO-O
2反応に対するRh(111)面の浄化率曲線を予測して提案手法の妥当性を評価した.
抄録全体を表示
-
城戸 卓也
2024 年55 巻5 号 p.
898-903
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
マシニングセンタのシャンク部に切粉が挟まると、工具が振れ、加工精度に影響を与える。 振れ量を正確に測定するため、センサの測定誤差や主軸自体の振れ、個体寸法のばらつきを考慮し、最小二乗法とフィルタ処理により工具の中心位置を算出した。これにより、加工不良が発生する前に運転を停止させることが可能となった。
抄録全体を表示
-
西村 駿, 大前 学
2024 年55 巻5 号 p.
904-909
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
本研究では,植物に起因する環境変化が生じる場所での長期的な自己位置推定精度の信頼性向上を目的に,人工物を活用した自己位置推定手法を提案する.本論文では,人工物を対象とした高精度地図と自己位置推定アルゴリズムの構築,および複数時期の走行データに基づく位置推定精度の結果について報告する.
抄録全体を表示
-
-1Dモデル標準化とパワーユニット開発への適用-
緒方 健一郎, 勝浦 章裕, 辻 美奈子, 歳實 剛, 渡辺 賢, 岩瀬 裕夢, 松本 匠
2024 年55 巻5 号 p.
910-915
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/06
ジャーナル
フリー
MBD適用によるパワーユニット開発高効率化の実現に向け,モデル粒度詳細化とドメイン拡張に対応可能な1Dシステムモデルが必要である.そして,前記モデル粒度詳細化には1Dサブシステムモデル,ドメイン拡張には振舞表現を拡大したモデルが必要である.本報では,上記1Dシステムモデルの標準化の取り組みを示す.
抄録全体を表示
-
稲崎 健太朗, 前島 辰哉, 西村 佳那子, 松村 恵理子
2024 年55 巻5 号 p.
916-922
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
尿素SCRシステムにおいて,拡散板上の尿素水液膜が副生成物を形成することでアンモニア生成および均一分散を阻害することが知られている.本報では, ラマン分光法を用いて,実機排気管を模擬した実験系における拡散板上の尿素水液膜から形成される副生成物の時系列質量変化を定量的に解析した結果について報告する.
抄録全体を表示
-
津田 豊史, 三浦 和也, 伊藤 裕也, 横尾 正太, 木俣 文和
2024 年55 巻5 号 p.
923-928
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
メタンは自動車排ガスに含まれ,その温室効果はCO
2の約25倍と高い.メタンは化学的に安定であるため三元触媒による浄化が困難であるが,例外的にリッチ/リーンとλが振動するときメタン浄化率が向上する.本研究ではλ振動を与えたときのメタン浄化率向上に,排ガス中のCO,NO,H2Oが関与していることを明らかにした.
抄録全体を表示
-
稲崎 健太朗, 菊川 友太, 西村 佳那子, 松村 恵理子
2024 年55 巻5 号 p.
929-934
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
低温排ガス条件下の尿素SCRシステムでは,尿素が分解されないことによるNOx浄化率の低下が課題である.本研究では,尿素水噴霧の微粒化,蒸発,化学反応の促進を目的とし,尿素水の加熱制御を行った.本報では,尿素水加熱度が噴霧の微粒化特性および相変化特性に与える影響を光学撮影により解析した結果を報告する.
抄録全体を表示
-
熊谷 知久, 成毛 政貴, 神田 智博, 伊藤 貴之, 北村 高明
2024 年55 巻5 号 p.
935-941
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
ガソリン車の更なる省燃費化は、カーボンニュートラル実現に向けた重要課題である。本研究では、エンジン諸性能・車両諸性能の両面を考慮し、可能な限りのCO2排出量削減を目指してシリーズハイブリッドパワートレインのコンセプトスタディを行った。検討にあたっては、モデルベース開発を活用した。
抄録全体を表示
-
勝谷 仁, 川野 守治, 高橋 健一郎
2024 年55 巻5 号 p.
942-947
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
走行中ワイヤレス給電に対する要求を示し,制御手法の実現例を150kWでの実機検証結果を基に述べる.ワイヤレス給電を走行時に拡張する際に必要な制御について議論する.
抄録全体を表示
-
森田 朋和, 釣賀 英樹, 本多 啓三, 小鹿 健一郎
2024 年55 巻5 号 p.
948-953
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
EVバッテリのSOH・SOS診断への適用を目的として充電曲線解析による電池容量推定およびリチウム析出検出について検証を実施した.本発表では非破壊診断の詳細な原理検証として,セル単位でのサイクル劣化試験結果および劣化後セルの分解分析結果と,充電曲線解析による内部状態推定を比較対照し推定の妥当性について考察した.
抄録全体を表示
-
吉田 準史, 原 健太
2024 年55 巻5 号 p.
954-959
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
直接計測困難な箇所の振動推定法としてVirtual pointが提案されている.本手法は剛体領域での適用が前提であるが本研究では仮想点の稼働時入力をVirtual pointで推定し応答点までの伝達関数は実稼働TPA法で推定することで,弾性領域でも適用可能な寄与分離法について基礎検討した.
抄録全体を表示
-
横島 潤紀, 古味 由惟, 森長 誠, 辻村 壮平, 須田 直樹, 梅崎 良樹, 山崎 徹
2024 年55 巻5 号 p.
960-966
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
神奈川県内の幹線道路沿いの住宅地で,道路交通騒音に対する住民反応の社会調査を2023年に実施した.調査に用いた質問票には,筆者らの既往研究により得られた知見を反映させた.本報では,騒音曝露量と住民反応との関係や騒音低減方策に対する重要度について,戸建住宅と集合住宅の違いに着目して論じた.
抄録全体を表示
-
長谷川 翔馬, 武田 拓己, 尾上 太郎, 品川 晃徳
2024 年55 巻5 号 p.
967-971
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
本研究ではカメラ画像を用いた二輪車用運転支援システムにおける自車及び周辺車両の進路予測アルゴリズムを提案する.このアルゴリズムでは二輪車の挙動を考慮して自車の進路と周辺車両の進路を予測し、進路に基づいて自車の先行車を選択する.本稿ではこのアルゴリズムが意図通り機能していることを実験により検証した.
抄録全体を表示
-
酒井 貴大, 齋藤 哲平
2024 年55 巻5 号 p.
972-978
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
運行設計領域(ODD)内のインフラセンサと協調する自動運転システム(ADS)の設計工数低減のため,ODD条件を基に交差点での死角領域を解消するセンサ配置を自動算出する手法を構築した。結果,天候による認識性能の低下を考慮しつつADSから見た死角領域を解消するセンサ配置を算出できることを確認した。
抄録全体を表示
-
佐藤 研吾, 金谷 健太郎, 芝崎 貴滉, 今井 健一郎, 中根 一朗, 井上 秀雄, 木村 茂雄
2024 年55 巻5 号 p.
979-983
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
ミリ波レーダを用いた距離検出システムは,自動車の安全運転支援に広く利用されているが,レーダドームへの着雪がレーダ検出能力を低下させることが知られている.本研究では,79GHz帯の着雪の影響を調べるために,実験的に雪の厚さ及び含水率を変化させ,レーダ受信信号強度の減衰との関係を定量的に示すことができた.
抄録全体を表示
-
―自動車衝突解析における延性き裂進展シミュレーション―
古橋 輝一, 長坂 圭, 増田 出光, 星野 瑞希, 野口 恭兵, 横山 優太, 杉山 裕文, 岡澤 重信
2024 年55 巻5 号 p.
984-990
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
Isogeometric解析による自動車衝突解析において,延性破壊問題を解くための手法を構築する.本報では延性き裂の幾何学的な再現方法を提案した第1報の続報として,力学的な条件を包括した延性き裂進展シミュレーション手法について述べる.引張試験結果との比較を用いて,本手法の妥当性を検証する.
抄録全体を表示
-
脇坂 龍, 山口 拓真, 伴 和徳, 奥田 裕之, 鈴木 達也
2024 年55 巻5 号 p.
991-998
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
自動運転システムの評価をシミュレーションによって行うには,交通参加者のモデル化が必要である.特に自転車はルール認識の曖昧さなどにより不規則な動きをするため安全面で重要な要因となる.本研究では,シミュレータでの計測データを元に順行左折車に対するサイクリスト行動の分析,モデル化について検討した.
抄録全体を表示
-
大西 洋一郎, 佐藤 健太郎, 麻 寧緒, 楢崎 邦男, 安田 功一
2024 年55 巻5 号 p.
999-1004
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
高強度鋼板のアーク溶接重ね継手の残留応力を正確に解析するため、昇温および降温時の材料特性を測定する方法を開発した。数値解析により降温時の材料特性を用いた残留応力は昇温時と降温時の両方で測定した材料特性を用いた場合と近く、溶接方向の引張残留応力は試験片への切断で最大約60%解放されることを確認した。
抄録全体を表示
-
清水 昭宏, 飯田 廉, 神原 信志
2024 年55 巻5 号 p.
1005-1008
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
真空紫外線(VUV)照射でシリコーンハードコート表面を改質し,無機ガラスと同等の耐摩耗性を得る技術において,本研究では,VUV照射時の加熱温度が高いほど,同じVUV照射量におけるハードコートの表面改質度と表層硬度が大きくなることを明らかにし,加熱によって改質が促進され,必要なVUV積算光量を低減できることを示した.
抄録全体を表示
-
-担体効果に着目した触媒改良-
小野地 裕策, 竹内 雅彦, 加藤 彰
2024 年55 巻5 号 p.
1009-1013
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
CO2と水素からメタンを合成するメタネーションは、CO2リサイクル技術として有望な手法の一つであり、高いCO2転化率を実現するNi系メタネーション触媒の開発を進めている。触媒担体の効果から反応メカニズムを推定し、その反応メカニズムに基づいてNi触媒を改良することで、CO2転化率を向上させた。
抄録全体を表示
-
皆川 大地, 大前 学
2024 年55 巻5 号 p.
1014-1020
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
本発表では経路走行時に収集した画像により,自動運転シャトルバスの場所に応じて要求される走行判断結果を出力とするモデルを訓練することで,走行判断を行う推論モデルを効率的に構築する手法を提案する.この手法は,固定経路を走行するバスの自動運転化の際に走行判断の機能の追加拡張に有効であることを確認した.
抄録全体を表示
-
二宮 洸, 遠藤 健, 城戸 英彰, 入江 耕太
2024 年55 巻5 号 p.
1021-1026
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
深層学習に基づく視差算出により高精度に奥行き情報を計算できるが,基線長が長いカメラペアでは左右画像の写り方の違いが大きくなり,視差の精度が低下する.そこで,特徴抽出において左右画像の見え方の違いを埋めるために対照学習を用いた学習方法を提案する.実験から,近傍20m以内における精度向上を確認した.
抄録全体を表示
-
-1Dシステムモデルを用いた市場走行強度解析と開発への適用-
歳實 剛, 緒方 健一郎, 奥田 雅俊, 大朏 勇人
2024 年55 巻5 号 p.
1027-1032
発行日: 2024年
公開日: 2024/09/25
ジャーナル
フリー
パワーユニット開発の高効率化実現に向けて,モデル粒度が詳細化された1Dシステムモデルの構築に加え,性能設計段階で市場での使用状況を考慮して性能予測する事が重要である.本報では,1Dシステムモデルと市場データを用いて市場の走行強度を解析できるシミュレーション技術の取り組みを示す.
抄録全体を表示