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四谷 剛毅, 山内 亮, 木下 和重
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
959-962
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
閉断面の低コストなアルミ中空押出し材に着目し、当素材を冷間プレスによってリヤロアアームに成形する工法開発に取組んだ。構造、材料、接合技術などの要素技術を確立することでアルミダイカスト製と比べて大幅なコストダウンと軽量化を達成したアルミ押出し材製リヤロアアームを開発した。
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藤田 光伸
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
993-998
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
交通事故調査において衝突地点の特定は重要であり,衝突時に破損した部品の落下機序の理解が必要となる場合があるが,衝突実験を基に詳細に検討した例はほとんど存在しない.本報では,過去に実施した100以上の衝突実験映像から,衝突時の部品の飛散態様をその落下機序を基に分類し,それぞれの特徴を明らかにする.
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赤坂 裕三, 渡辺 大介, 小林 誠, 木賀 新一
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1031-1036
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
環境と動力性能を両立させる技術のーつとして新可変動弁システム(以下 VVEL)は開発された。VVELはエンジン性能向上効果を最大限引き出す為,複数のリンクを組み合わせた構造としており,摺動部の信頼性を確保する技術開発が必須であった。本稿では構成,作動変換原理及び機構,動応力,潤滑解析,材料,表面処理技術について解説する。
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助川 義寛, 木原 裕介, 藤井 敬士
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1037-1042
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
冷機始動時の未燃HCの低減を目的に分割噴射と点火遅角制御を用いたガソリン直噴エンジンの低排気化手法を検討した.点火プラグ直下に向かう指向性の高い噴霧とピストン冠面に設けた微小な段差を用いることで,大幅な点火遅角を可能とした暖機運転コンセプトを考案し,未燃HC排出量を従来比33%低減した.
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-コモンレール式噴射系のDME適合-
野内 忠則, 川村 淳浩, 佐藤 由雄, 及川 洋, 野崎 真哉, 石川 輝昭, 笠谷 昌史
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1107-1112
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
量産型コモンレールシステムをベースにDME噴射システムを開発した.DMEは量産型の入口調量方式高圧ポンプに適用可能であり,プリストローク方式高圧ポンプと比べて燃料フィードポンプ容量や低圧燃料系の耐圧構造を軽減できるメリットがある.また,高圧系部品をDME用に適合し,安定した噴射性能を得た.
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米盛 敬, 瀬尾 宣英, 天野 龍一郎, 古川 晶博, 野田 岳人, 鈴木 健生
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1133-1138
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
ハイブリッド電気自動車用モータの電気的最高回転数向上手段として、巻線切替技術の有効性を机上検討にて見出した。切替部に半導体スイッチを採用しトルク連続での切替を目指すことで自動車用としての適合を図った。車両製作し、(株)安川電機と共同で制御最適化することで、ハイブリッド電気自動車への適用を実現した。
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鈴木 真弘, 鈴木 伸岳, 荒木 智彦, 山口 誠一, ラクシンチャラーンサク ポンサトーン, 永井 正夫
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1139-1144
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
走行環境やドライバの運転操作,バッテリ充電量(SOC)などからその時最もHVシステムを効率良く使用できるモータアシストマップを自動生成する適応型アシスト制御を開発した.この制御によりドライバの運転操作違いよるHVの燃費向上効果ばらつきを低減し,かつ市街地や渋滞路など様々な走行パターンに対しても従来の制御と比較してより燃料消費量を低減できることをシミュレーションと実車実験により示した.
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高野 照久, 金岡 晃廣, 菅原 大輔, 角 省吾, 赤津 洋介
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1145-1150
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
俯瞰ビューシステムを用いた,切返し可能な新しい駐車支援システムを提案する.このシステムは,駐車開始位置におけるハンドル舵角に応じて駐車経路を計算する.本論文では,駐車経路の計算方法を説明し,駐車スペースと切返回数を検討する.さらに,俯瞰ビュー上で目標駐車枠と駐車経路を設定するためのHMIを説明する.
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伊東 敏夫, 杉野 泰三, 有吉 正昭
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1151-1154
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
カーナビで省エネルートを提示するためには旅行時間だけでなく,ルートの高さ(登坂・降坂)情報の活用が有効である.本論文では、高低のあるルートを走行したデータより高さ情報と省エネルートとの関係を考察し,Kiwiフォーマットでの標高データ反映方法を述べ,ベイズ統計に基づく動的ルート探索についても検討する.
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土屋 賢次, 亀岡 敦志
原稿種別: 技術論文
2010 年41 巻5 号 p.
1183-1188
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
マンガンと鉄系の添加剤入ガソリンを用い,MPIガソリン車排出粒子の重量と粒径分布を調査した.添加剤ガソリンでは,各金属を含む粒子が排出され,添加濃度が増加すると粒子数,PM排出量が増加した.また,排出粒子はナノ粒子が多く含まれ,特に20nm以下の粒子数増加が顕著で添加量が微量でも粒子数が増加した.
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鳥飼 真悟, 郭 秋実, 漆山 雄太, 小林 広和, 高橋 邦弘
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
963-968
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
自動車車体における荷重伝達はU∗によって表現できる.負荷点からと支持点からのU∗の和に関するFEM節点数のヒストグラムにより,車体各部の荷重分担の程度を示した.実例としてウインドシールドガラス接着の効果を検討し,ルーフパネルへの荷重伝達を向上させる役割の大きいことが明らかとなった.
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小林 樹幸, 吉村 卓也
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
969-974
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
自動車開発において伝達経路解析は不可欠な技術となりつつあり,同時に高精度な入力同定が必要となる.著者らは,新たな入力同定手法として動質量推定に基づく動質量法を提案し,同定された入力の分散推定に基づいた信頼性評価方法を提案する.提案手法の妥当性を数値解析と実構造を用いた加振実験から検証した.
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森田 和元, 関根 道昭
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
975-980
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
ドライバに対する警報に関し、システム側に起因する誤警報についてドライビングシミュレータ実験のデータを基にして考察した。ドライバの主観的な判断基準とシステム側の警報発生閾値との不一致により生じるお節介警報の考え方を導入し、それに基づいてシステム側の誤警報について解析した。
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高橋 昭彦, 赤松 幹之
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
981-986
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
実路走行における一般道カーブ進入速度と道路構造の関係を評価したので報告する。人間生活工学研究センター(HQL)の運転行動データベースに含まれるカーブ77個所を対象に、被験者4~28名、97~528走行事例の速度分布を用いて、カーブ形状およびカーブ前後の速度傾向からカーブ進入速度の中央値を得る予測モデルを得た。
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堀井 泰聡, 森川 慶祐, 和田 隆広, 土居 俊一
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
987-992
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
灯火制御の有効性に関して,車両走行時の人間特性を反映した評価は十分に行われていない.そこで本研究ではドライビングシミュレータを用いた実験により灯火制御がドライバに与える影響を調査し,その結果から予見時間可変モデルを用いて灯火制御時の運転行動を模擬し,灯火制御の効果を明確にした.
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和田 隆広, 藤澤 智, 今泉 克哉, 上地 徳昌, 土居 俊一
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
999-1004
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
本研究では快適な車両運動の実現を目指し,ドライバの積極的な頭位制御戦略と動揺病の関連を解明することを目的とする.まず主観的重力推定誤差に基づく動揺病の数理モデルを構築する.さらに,このモデルを用いて,ドライバの頭部運動の動揺病抑制効果について考察する.
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―妊婦FEモデルの開発と前面衝突挙動の予測―
北川 裕一, 安木 剛
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1005-1010
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
妊婦乗員を模擬した人体FEモデルを開発,前席シートベルト着用有無による前面衝突時の挙動および腹部変形を比較した.計算結果はシートベルト着用により母体への負荷が軽減されることを示した.また,シートベルトは下腹部に掛けた場合に腹部変形が小さくなること,リルータなどの補助具が有効であることも示した.
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中平 祐子, 岩本 正実
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1011-1016
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
衝突前の筋作用が傷害に与える影響を調査するため、入力した筋活性度に応じた筋の硬さ変化と、筋の3次元形状を計算機上で模擬できる全身の筋FEソリッドモデルを開発した。その全身筋ソリッドモデルを側突乗員解析に活用した結果、身構えは肋骨荷重を低減させるが、腕や肩の荷重を上昇させることがわかった。
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松井 靖浩, 高橋 国夫, 西本 雄俊, 水野 幸治, 一杉 正仁, 中根 大祐, 和波 真吾
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1017-1022
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
歩行者が車両に衝突される際の胸部傷害が発生する要因を解析している.ボンネット車と1BOX車について,車対歩行者の有限要素解析を実施し,車体の形状や構造と,歩行者の挙動や胸郭の変形・応力との関係を調べた.また,頭部インパクタを用いた衝撃試験シミュレーションから胸部傷害評価の可能性も調査した.
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室井 宏友, 清水 郁子, 瀧本 勇太, ラクシンチャラーンサク ポンサトーン, 永井 正夫, ダームス ミハエル, アドマット ロルフ
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1023-1029
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
車載カメラとミリ波レーダを用い、歩行者事故を未然に防ぐ運転支援装置の開発を目的とする。歩行者事故の多くは横断歩道付近に発生しているため、横断歩道の位置情報を考慮した歩行者衝突回避システムを提案する。今回は、公道実験にて検証された横断歩道検出のための画像処理アルゴリズムの有効性について報告する。
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鈴木 邦彦, 浅野 誠二, 根本 守
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1043-1048
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
エンジンサイクルシミュレーションおよび回帰分析を用いた可変バルブエンジンモデルベース適合技術を開発.D最適化計画,ロバスト最小二乗法および尤度比検定を用い,ロバストで高精度な吸入空気量推定モデルを実現.これを実装ロジックへ組込み,SILS環境にて検証し,可変バルブエンジンにおいてその妥当性を確認.
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中村 望, 平石 文昭, 村上 信明, 星川 淳, 東 博文
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1049-1054
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
ガソリンエンジンのオイル消費要因についてはこれまでにいくつかの調査結果として報告されてはいるが,過給エンジンについての報告はほとんどない.そこで,ターボ過給ガソリンエンジンのオイル消費対策の指針を得ることを目的に各オイル消費要因の寄与度を分析したので,その手法と結果について述べる.
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針谷 安男, 飯島 直樹, 糀谷 隆雄, 嶋田 彰子, 鈴木 道義
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1055-1062
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
本研究は,オイル消費量に及ぼすエンジンシリンダ壁面に付着したオイル蒸発に影響を与える諸因子を明らかにし,環境改善の指針を示すことを目的とし,本報では,開発したオイル蒸発モデルを用い,オイル粘度などが蒸発量に及ぼす影響,及びガソリンエンジンで測定されたオイル消費量の値と比較した結果について述べる.
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山碕 弘二, 佐藤 一成, 小林 敬幸, 遠藤 浩史, 黒沼 英明
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1063-1068
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
自動車では燃料タンクから蒸散する燃料蒸気(炭化水素)の大気放出を防止する手段として,活性炭を充填したキャニスタが一般的に用いられている. 本研究では,より性能の高いキャニスタを開発するため,キャニスタ内部での炭化水素の拡散挙動を解析し,拡散量から性能を予測する手法について検証を行った.
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―希釈条件下での点火特性―
田上 公俊, 伊東 隆志, 窪山 達也, 森吉 泰生, 堀田 栄喜, 清水 尚博, 今西 雄一郎, 飯田 克二
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1069-1074
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
本研究では,新たに開発した小型の誘導エネルギー蓄積式パルス電源により生成される,繰り返しパルスを用いることで,効率的に生成した活性化学種雰囲気下の混合気に対して,短パルスアーク放電することにより,希薄燃焼時の着火特性の改善を図る.本論文は第3報であり,EGRを想定した希釈条件下での点火特性を調べた.
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松山 隼也, 宮坂 勇輝, 太田 恭平, 佐藤 文秀, 井元 浩二
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1075-1081
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
ディーゼル機関のNOx低減のために、内部EGR(排ガス再循環)時のEGR率の計測・算出法を追求した結果、吸気ポート内の酸素濃度計測によるEGR率とNOx低減率とは必ずしも一致しなかった。これは、吸気ポート内の数値計算とガス温度計測により、吸気ポート内の空気とEGRガスの不均一な混合によるものであることがわかった。
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高瀬 秀樹, 信田 幸敏, 高田 洋吾, 脇坂 知行
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1083-1088
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
直接噴射式ディーゼル機関におけるSoot排出量を数値予測するために,Golovitchevらの軽油相当燃料素反応スキームと,Soot再燃焼に対するNagleらの酸化モデルをGTT-CHEMコードに組み込んだ.反応速度係数を適切化した結果,3次元化学動力学計算によりSoot排出量の実験結果をほぼ再現することができた.
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宮坂 勇輝, 松山 隼也, 中村 学, 太田 恭平, 佐藤 文秀, 井元 浩二
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1089-1094
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
直噴式ディーゼル機関の低NOx、低燃費化のために、内部EGR適応時のシリンダ内のEGRガスの流動および燃焼・排ガス特性を理論的、実験的に追及した。その結果、吸気、圧縮行程中のシリンダ内のEGRガスの流動を明らかにすると共に、性能、排ガス、燃焼特性との相関性を解明できた。
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―堆積層の特性―
柴崎 嘉隆, 杉茂 篤, 後藤 直哉, 新井 雅隆
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1095-1100
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
ディーゼル機関用のEGRクーラ内部の堆積物とEGRクーラの熱交換器としての性能の関係を調べ、この結果をもとにEGRクーラの性能向上を図ることを目的とした。第3報として、EGRクーラ内部へのすすの堆積の仕方と熱交換への影響を測定した。また、すす堆積層厚さを実測することで、これまでに得られた結果の妥当性を検討する。
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木下 英二, 中野 裕己
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1101-1106
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
軽油と相溶性があるバイオブタノールをディーゼル燃料として利用するために,市販の1-ブタノール(10~50質量%混合)と軽油の混合燃料のディーゼル燃焼実験を行った.ブタノール混合割合が増加するほど着火遅れが長くなり,低負荷でHCとCOが増加するが,Smokeが低減し,特に40%ブタノール混合の全負荷で約80%低減した.
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長沼 要, 木村 哲史, 高木 靖雄, 川村 淳浩, 佐藤 由雄
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1113-1118
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
自然吸気4気筒水素エンジンにおいて,10MPa気体水素筒内直接噴射火花点火方式により噴射時期・点火時期・吸気絞り弁開度の最適化ならびに排気再循環を用いることで,性能向上(出力・効率・排ガス)と燃焼状態(筒内圧・熱発生率)に寄与する影響を調査し,排ガス測定モード試験による排ガス評価を行った.
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杉山 均, 今井 太一, 覺幸 知輝, 岡垣 百合亜, 加藤 直人
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1119-1125
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
曲がり管路入口上流部に微小突起リブを内壁側に設けると圧力損失の低減につながることが,実験より報告され,同時に曲がり管路下流部における平均速度の計測結果も報告された.この乱流場を対象に非等方性乱流モデルにより平均速度を予測し本解析手法の妥当性を示すとともに,圧力損失低減を確認しその低減メカニズムを提案した.
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-エンジン・モータ間にCVTがある場合-
内田 博志, 福島 直人, 萩原 一郎
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1127-1132
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
エンジン・ホイール間とモーター・エンジン間にCVTを持つHEVのエネルギー最適制御則を,参照角速度を与える仮想系,参照速度に追従する現実系,両系を結合する仮想非線形減衰の3要素から導出した.シミュレーションにおいて,新しい制御則は良好な速度追従性を示し,エネルギー消費量は前報から11.3%減少した.
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加藤 秀樹, 小林 伸治, 近藤 美則, 松橋 啓介
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1155-1160
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
16台の長期実走行データに基づいて,乗用車のCO
2排出量に関する寄与要因(走行速度パターン,冷始動,補機使用)を定量的に評価した.その結果,実走行は10-15モードに比べ,CO
2排出係数の大きい走行速度パターンであることが示唆され,冷始動や補機使用の寄与は,年間排出量の13-31%と推定された.
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-エネルギーITS推進事業の開発-
加藤 晋, 美濃部 直子, 津川 定之
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1161-1166
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
本報告では,CO2削減と省エネルギーを目指す大型トラックの隊列走行システムにおける,安全性や安心感を考慮した車内外への情報提示とヒューマンマシンインターフェース(HMI)についての提案と基礎的な評価実験について述べる.
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河崎 澄, 井川 達朗, 山根 浩二
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1167-1172
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
多種の脂肪酸メチルエステルで構成されているバイオディーゼル燃料について,各種脂肪酸メチルエステルの組成割合,沸点,ヨウ素価,ケン化価などを用いたセタン価推定式を重回帰分析によって求め,パーム油,菜種油,大豆油などを原料としたバイオディーゼル燃料の実測セタン価と比較し,その信頼性を検証した.
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酒井 康行, 安東 弘光, 藤崎 恭史, 前田 博貴, 桑原 一成
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1173-1178
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
著者らの提案している炭化水素燃料の着火過程を記述するユニバーサルルールの構成要素であるRO
2・H
2O
2ケミストリーの理解に基づき,簡略化反応モデルを構築した.詳細反応モデルによる着火誘導時間,熱発生履歴等の計算結果との比較から簡略化手法,簡略化反応モデルの妥当性について議論する.
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鈴木 涼, 矢野 宏明, 小縣 祐介, 友田 昭彦
原稿種別: 研究論文
2010 年41 巻5 号 p.
1179-1182
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/30
ジャーナル
フリー
湿式抄紙製法によって製造されるペーパーをハニカム状に成型し、これに新たに開発した高耐熱マンガン置換ランタンヘキサアルミネートを担体とするパラジウム系触媒を担持した。この触媒構造体を二輪実車に搭載することで性能の確認を行ったところNOx、COおよびHCの排出ガス量はEURO3規制値を下回り、実用上の可能性を示すことができた。
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