-
田中 慎也, 内藤 崇行, 山田 憲一, 伊東 敏夫, 潮 俊光
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1009-1014
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
タスク負荷による運転特性変化を,伝達関数モデルの特徴から検出する手法を提案する.ドライビングシミュレータを使用した走行実験データから,ドライバの伝達関数モデルを同定した.運転中に計算問題を課す精神的負荷や,腕に錘を付ける身体的負荷を与えた場合,モデルの周波数応答特性に変化が生じることを確認した.
抄録全体を表示
-
二瓶 光弥, 清水 健一
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1015-1020
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
我々は、室内タイヤ試験機を使用してタイヤの氷上性能に関する研究を進めている。本報では、0℃付近における実験結果とタイヤと氷の摩擦モデル及びタイヤのμーS特性モデルによる計算結果との比較により、タイヤと氷の摩擦メカニズムについて考察した結果について述べる。
抄録全体を表示
-
尹 飛龍, 林 隆三, ラクシンチャラーンサク ポンサトーン, 永井 正夫, 山王堂 真也, 星野 正喜
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1021-1027
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
本研究では円滑な交通によるエコ交通の実現を目的とし,ITS情報に基づき,車両速度を誘導するシステムを提案する。本論文では、アクセルペダル反力制御による誘導手法を提案し,ドライビングシミュレータによる速度誘導実験を行った結果から,提案した手法の特性について論じる。
抄録全体を表示
-
吉田 準史, 能村 幸介
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1029-1034
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
主成分回帰法による実稼働TPA法は,実稼働時データのみを用い,少ない工数で各入力点から応答点への寄与を求める手法である.本研究では,この手法の寄与分離精度を向上させることを目的に,伝達関数に含まれるノイズ成分を,統計的指標を用い効果的に除去する方向を考案し,その有効性を車両実験を通じて検証した.
抄録全体を表示
-
宮崎 祐介, 北山 智史, 西田 佳史, 持丸 正明, 吉田 健
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1041-1046
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
本稿では,日本人幼児の寸法個人差を考慮した頭部有限要素モデルを構築し,ヘルメットのサイズ適合が頭部防護効果へおよぼす影響について検討した.転倒シミュレーションの結果,多様な頭部形状に対してヘルメット内部のクリアランスを適切に確保する形状設計が頭部防護効果の向上に重要であることを示した.
抄録全体を表示
-
―ハイブリッド車を中心とする分析結果―
山本 敏朗, 堤 玲子, 岩田 恒夫, 小川 恭弘, 加藤 裕
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1059-1065
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
搭載触媒の温度低下等により、微量でも大きな温室効果を示すN2O及びCH4の排出量増加や発ガン性物質のC6H6の生成が予測される。これらを調査するため、フーリエ変換赤外分析装置により、ハイブリッド乗用車等の排出ガス中のN2O、CH4及びC6H6を分析した。これらのデータを基に、3成分の排出実態と増大要因について解析した。
抄録全体を表示
-
島田 敦史, 石川 敬郎, 梶谷 修一
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1067-1072
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
SIエンジンの排熱回収、高オクタン価燃料を用いた高圧縮比燃焼、希薄燃焼に関してエクセルギー解析を行い、新規燃料を用いた脱水素改質システムが最もエクセルギー効率を高めることを見出した。また上記を実現する新規燃料および排気管に搭載した改質器を用い、4気筒SI機関にて42%の熱効率を検証した。
抄録全体を表示
-
瀧山 武
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1073-1078
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
燃費低減と排出ガス浄化のために吸排気バルブ駆動などガソリン機関運転パラメータの可変化が進み、過渡時空燃比制御の高精度化がますます必要である。モデル適応制御の一つである単純適応制御をレギュレータである過渡時空燃比制御に用い、高精度に空燃比制御ができたことを示す。
抄録全体を表示
-
セティアプラジャ ハリ, 原 考佑, 小澤 琢磨, 山崎 賢治, 小川 英之
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1087-1092
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
エタノールを軽油に混合する際にバイオマスとして製造可能であるブタノールを添加することで相溶性が著しく向上することに着目し,この三者の混合燃料をディーゼルエンジンに適用するとともに,パイロット噴射と高EGRによる低酸素化とを組み合わせた結果,低エミッション・高効率運転を実現できることが明らかになった
抄録全体を表示
-
足立 隆幸, 小林 雅行, 橋本 宗昌, 村山 哲也, 青柳 友三
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1099-1104
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
高過給・広域多量EGRディーゼルエンジンの熱効率向上を目的に、等容度や圧縮比などが熱効率へおよぼす影響を調査した結果を示す.また、Low pressure loop EGRを利用することにより高圧縮比化による熱効率向上の可能性を検討した結果を示す.
抄録全体を表示
-
河崎 澄, 川瀬 啓太, 井川 達朗, 山根 浩二
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1105-1110
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
本研究では,大豆油メチルエステルSMEを熱酸化させることにより着火性を高めた高セタン価FAMEを燃料に用い,燃料噴射時期を遅らせることによってNOx排出量の低減を図る.加えて,過給を適用することにより,黒煙および未燃焼ガスの排出量を抑えながら熱効率を高める方法について検討を行った.
抄録全体を表示
-
古畑 朋彦, グナティラカ トゥリタ, 新井 雅隆
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1117-1123
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
ディーゼルエンジンでは排ガス特性改善のためにEGR(排ガス再循環)が採用されているが,排ガス中のPMがEGRクーラ内に堆積することによる熱交換特性の低下が懸念される.本研究ではEGRクーラにディーゼル排ガスを導入し,PMの堆積特性を調査した.さらに,空気流による堆積PMの除去についても検討した.
抄録全体を表示
-
酒井 康行, 安東 弘光, 桑原 一成, 古谷 正広
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1125-1130
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
芳香族燃料は高オクタン価基材として実燃料中に含まれている.これら高オクタン価基材が実燃料の着火機構に与える影響を化学反応論的に明らかにすることを目的とした.具体的にはトルエンがノルマルヘプタンの着火に与える影響について,側鎖上での反応,ベンゼン環の反応に着目して議論する.
抄録全体を表示
-
張 江燕, 申 鉄龍, 大畠 明, 加古 純一
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1131-1137
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
本論文はエンジンモデルに基づく始動制御アルゴリズムを提案する。そのアルゴリズムは、オブザーバーに基づく吸気量の推定アルゴリズム、燃料噴射パスの動的モデルの逆ダイナミックスに基づく噴射量制御アルゴリズムと各イベント管理を行うスーパーバイザー~構成される。最後に、テストベンチにおける実験検証を与える。
抄録全体を表示
-
柴山 悠毅, 金 亨官, 上條 俊介
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1139-1144
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
単眼の広角な車載カメラを用いて道路上の歩行者を検出する。時空間MRFモデルを用いたオブジェクトの検出及びトラッキングを行う。検出オブジェクトに対し、HOG特徴量を用いたカスケード型学習器より歩行者のみを高精度に識別することが可能になった。また高精度な検出により、歩行者の軌跡を取得することが可能になった。
抄録全体を表示
-
日坂 翔馬, 上條 俊介
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1145-1150
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
本論文では交通弱者を対象として,電波を用いた衝突回避システムを提案する.システムでは車輛と交通弱者に通信機器を取り付け,信号強度から位置関係を推定する.テストフィールドで較正用データの取得とそれを用いた動作試験を行った結果,事故回避に対する見通しが得られた.
抄録全体を表示
-
菅沼 直樹, 魚住 剛弘
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1151-1156
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
自動車の自動運転を実現するには正確な自己位置姿勢が必要である.現在自動運転に用いられる自己位置推定システムとして白線検出やGNSS/INSが挙げられるが,その精度は自動運転を行うには十分ではない.そこで本研究では,LIDARにより検出した白線の位置を基に地図を用いてGNSS/INSの誤差を推定することで,安定した自己位置推定を行う手法を提案する.
抄録全体を表示
-
城殿 清澄, 木村 好克, 内藤 貴志
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1157-1162
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
交差点における安全運転支援の実現に向けて,昼夜を問わず高い認識性能で動作し,100m以上遠方から認識可能な信号認識手法を提案する.色情報に基づく信号灯検出と形状による信号機検出を統合して遠方から追跡し,設置高さや点灯順序の知識を利用して誤検出を低減する.昼夜における定量評価により提案手法の有効性を示す.
抄録全体を表示
-
藤澤 光幸, 太田 裕樹, 加藤 康
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1175-1178
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
変態誘起塑性(TRIP)を活用した省Ni二相ステンレス鋼はγ系ステンレス鋼の長所(高強度、高延性)とα系ステンレス鋼の長所(耐応力腐食割れ性)を融合したステンレス鋼である。SUS304やSUS436Lと同等の耐食性を付与することも可能である。新しいタイプのステンレス鋼として期待できる。
抄録全体を表示
-
秋山 賢一, 小野村 恵子
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1187-1191
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
自動車から排出されるガス状の未規制物質は,捕集の際に用いるバッグや配管などにより濃度低下を起こす場合がある.また,捕集材料から発生する物質と排出ガス成分との化学反応により生成するアーティファクトが存在する.このような問題に対して,計測結果の信頼性を確保するための検討結果を報告する.
抄録全体を表示
-
-計測法の検討-
相馬 誠一, 南 利貴
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1193-1198
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
現在,欧米にて使用過程車に対して車載型排ガス計(PEMS)による排ガス確認が検討されている.そこで,7台の重量車と2種のPEMSを用い,排出ガス流量と濃度について,PEMSと据置型との比較や実路と実験室との比較を行い,車両や環境条件の違いが計測精度へ与える影響等についての評価や精度向上の方策を検討した.
抄録全体を表示
-
青木 義郎, 森田 和元, 田中 信壽, 廣瀬 敏也, 関根 道昭, 川嵜修男 修男
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1199-1204
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
車両安全性の定量的評価を可能にする交通流シミュレーションの構築を目指し、シミュレーションに必要となる歩行者の実交通流の測定や道路横断判断の評価実験等を行った。これにより歩行者交通流を発生させるための手法について検討を行った。
抄録全体を表示
-
-自動車と自転車の共存を目指して-
沼田 仲穗, 中村 忠勝, 五耒 大輔, 北村 寛明, 武田 依人, 澤田 東一, 春日 伸予
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1205-1210
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
自転車は短距離移動に適し,便利性と環境配慮から見直されつつある.しかし,自転車関連の交通事故は多く,事故低減に向けた努力が望まれる.本研究では,自転車事故の特徴を分析して事故多発場面を特定し,自転車運転者の行動特徴を解析し,意識調査を行って問題点を明らかにした.これより事故回避の提案も行った.
抄録全体を表示
-
望月 康廣, 西本 哲也, 富永 茂, 阪本 雄一郎, 益子 邦洋
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1211-1216
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
現在,我が国における交通事故の死亡者数は減少傾向にあるが,さらなる減少には傷害度を予測しその予測アルゴリズムを緊急通報に応用する技術が有効である.本研究では,日本外傷データバンクを用いて交通傷害における傷害種別の危険度を判定した.これにより,事故形態によって危険度の高い損傷に特徴がある事が分かった.
抄録全体を表示
-
本間 亮平, 安部 原也, 菊地 一範, 岩城 亮, 藤井 健, 福島 正夫
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1217-1222
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
ドライバ状態や交通状況に応じた運転支援を実現するために,低覚醒(通常と居眠りの中間程度のぼんやりした状態)時の視認特性をシミュレータによる実験によって検証した.その結果,低覚醒時において,特に先行車がいない場合,通常時と比べドライバの視覚的な注意の範囲が狭まることを明らかにした.
抄録全体を表示
-
鈴木 宏典
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1223-1228
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
本研究は,追従車が加速あるいは減速を行うとき,1台前方及び2台前方の車両挙動が,追従車両の加速度にどの程度影響しているかを追従走行データを基に評価した。2台前方まで考慮できる追従モデルのパラメータを重回帰分析で同定し,そのt値を比較することで1台,2台前方車両の影響を明らかにした.
抄録全体を表示
-
脇 英正, 森 雄一, ステファン ロメロ シェイン, サムウィルソン スコット, 足立 正之, 千田 二郎
原稿種別: 研究論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1235-1240
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
燃料電池自動車のWell-to-Wheelにおいて,多様な水素製造パスが考えられている.しかし,地域特性を考慮した場合,水素製造方法は限定される.また,同一の製造方法においても全電源の発電割合により環境負荷は変化する.本報では以上の点を考慮して,水素1kg製造に伴う環境負荷を数式化し,京都府を対象にWTW評価を行う.
抄録全体を表示
-
上山 孝治, 菊地 裕輔, 水野 幸治, 中根 大祐, 和波 真吾
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1035-1040
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
歩行者下肢保護試験について,車両前部構造を変更した時のFLEX PLIインパクタとTRL脚部インパクタの応答を有限要素解析から比較した.車両パラメータに対して両者の傷害値の変化の方向は類似していたが,バンパアブソーバの剛性変化に対しては,TRLインパクタの脛骨加速度とFLEX PLIの曲げモーメントは異なる傾向を示した.
抄録全体を表示
-
高橋 裕公, 松岡 章雄, 奥山 浩之, 今泉 巌
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1047-1052
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
歩行者重傷事故で頻度、重傷度の高い膝部靭帯損傷および脛骨骨折に対し、文献からの人体特性データをもとに統計学的手法を用いて傷害確率関数を導出した。また、歩行者脚部傷害評価用フレキシブル脚部衝撃子(FlexPLI)と人体との相関関係を用い、FlexPLIで計測可能な傷害値と傷害確率の関係を求めた。
抄録全体を表示
-
小林 広和, 内藤 正志, 漆山 雄太
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1053-1058
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
薄板構造物の設計では,構造が効果的に荷重を伝える機能を有するか否かの判断が重要である.そこで,部材のせん断面や部材間の結合状態が評価できる指標U*を用いて結合部のロードパスを解析した.その結果,U*を用いると薄板構造のロードパスや結合部のつながり具合が視覚的に評価でき,応力に比べ理解しやすい事を示す.
抄録全体を表示
-
亀高 秀也, 須田 浩由, 加藤 秀朗, 草鹿 仁, 大聖 泰弘
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1079-1085
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
大型ディーゼルエンジンの微粒子対策としてDPFに着目し、DPF内部のPM堆積状況や内部温度分布が表現可能なDPF擬似2次元モデルを利用して、大型ディーゼルエンジンのテストモードサイクルにおけるDPF内部の微粒子の堆積、酸化挙動の数値解析を行ない、強制再生でのポスト噴射の有用性について調査を行なった。
抄録全体を表示
-
栗山 裕樹, 分根 聖司, 佐々木 啓次, 青木 隆仁, 山田 幸一
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1093-1098
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
バイオディーゼル燃料(BDF)によるインジェクタデポジットをFT-IR、EPMA、GPC、NMR、TEMにより分子レベルで解析し、デポジットの生成メカニズムを解明した。また、B20燃料によるベンチ試験を行い、インジェクタDLCコーティングによりデポジット抑制効果があることを確認した。
抄録全体を表示
-
近藤 千尋, 熊澤 直人, 河崎 澄, 山根 浩二
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1111-1116
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
着火性と気化性が高い単組成FAMEを用いて,ディーゼル機関の低圧縮比化の可能性を実験的に調査した.その結果,本試験で用いたFAMEは軽油に比べ,低圧縮比でも着火遅れが長くならないこと,等NOx排出時にTHC排出を抑制できること,初期熱発生が大きいためにPM,SOF排出も抑制できることを明らかにした.
抄録全体を表示
-
岩崎 宏明, 青野 宏, 鷺山 達也, 輿水 大和
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1163-1167
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
既存の画像処理技術レベルでは複雑形状物でかつ不具合種類の多いユニット系部品への適用は困難であった。そこで、「人はなぜ検査できるのか」に立ち返り、熟練検査員の検出メカニズムに基づく、新たな画像認識技術の開発を行った。その結果、従来手法では困難であった鋳肌面に存在する17種類の鋳造欠陥の検出に成功した。
抄録全体を表示
-
山本 幸男, 坂手 宣夫, 坂本 和夫
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1169-1174
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
半溶融射出成形を適用したマグネシウム合金の鋳造鍛造法は,良好な鍛造性と高い強度特性を両立する製造法である.本研究では,半溶融射出成形法によるプリフォーム成形段階で発生する部材内部の欠陥量と鍛造後の強度特性の関係と熱処理後のブリスターの状況を調べ,高品質な部材を得るための製造条件を明らかにした.
抄録全体を表示
-
青木 悠生, 砂田 智章, 高橋 直樹, 田辺 稔貴, 坂神 新吾, 河合 将昭
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1179-1185
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
世界各国での環境保護への関心の高まりと排ガス規制の一層の強化により、高性能を有する排ガス低減触媒の開発が望まれている。本研究では、Ndを表面濃化した新規Rh担体とゾーンコートによる機能分離構成を開発し、触媒浄化特性を向上させた。その結果、従来触媒に対してRh使用量を大幅に低減可能な触媒を開発した。
抄録全体を表示
-
-予防安全支援システム効果評価シミュレータ(ASSESS)のサブアルゴリズムとして-
森田 和元, 田中 信壽, 安本 まこと, 青木 義郎
原稿種別: 技術論文
2011 年 42 巻 5 号 p.
1229-1234
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/14
ジャーナル
フリー
予防安全支援システムの効果評価のためのシミュレータ(ASSESS)において、ドライバのブレーキ操作方法を向上させるアルゴリズムを検討した。他車両との相対速度ではなく自車速度を考慮することによって、実際のドライバのブレーキ踏力を再現することが可能となった。
抄録全体を表示