FM 多重放送による簡易図形情報に対するドライバの判読時間について検討した.実験では,高齢者・若年者に道路密度・渋滞表示の矢印数を変化させた模擬渋滞情報を判読するよう指示した.道路密度と渋滞表示の矢印数に基づいて判読時間,車両挙動,負担感を分析した.実験結果に基づき高齢者と若年者の判読時間について議論した.
本研究の目的は,炭素繊維強化熱可塑性複合材料(CFRTP)の層間破壊じん性の向上である.CFRTPに対し,超音波にて加振した針を所定の間隔にて繰り返し刺突する超音波ニードルパンチ処理を施した.曲げ試験およびDCB試験を行い,超音波ニードルパンチ処理がCFRTPの曲げ特性およびMode I 層間破壊じん性に及ぼす影響を調査した.