• ディーゼル噴霧火炎における壁面熱損失に関する研究（第2報）
  －パイロット噴射が熱流束に及ぼす影響－
  巽 健, 前田 篤志, 中田 将徳, 小橋 好充, 桑原 一成, 松村 恵理子, 千田 二郎
  2017 年 48 巻 5 号 p. 969-974
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.969
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  ディーゼル機関は高い熱効率を有しているが，投入熱量の20～30％が冷却損失として失われており，熱効率を向上させる上で壁面熱伝達メカニズムの解明は重要である．そこで壁面挿入型定容燃焼容器を用いて火炎直接撮影および熱流束測定を行なうことでディーゼル火炎と壁面熱損失の相関性を調査した．

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• 天然ガス希薄燃焼エンジンにおける熱効率向上とNOx 低減の両立(第1報)
  －燃焼コンセプト－
  中野 秀亮, 小林 慎一, 名田 譲, 木戸口 善行
  2017 年 48 巻 5 号 p. 975-980
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.975
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  内燃機関による環境負荷低減のため，天然ガス希薄燃焼の研究を行っている．本研究では，熱効率向上とNOx 低減の両立に向け，副室内に直噴インジェクタを備えるエンジンを用いた超希薄急速2 層燃焼コンセプトを提案し，その可能性を単気筒エンジンを用いて検討し，シミュレーションおよび定容燃焼装置を用いて検証した．

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• 天然ガス希薄燃焼エンジンにおける熱効率向上とNOx 低減の両立（第2報）
  ―燃焼諸元の影響―
  賀谷 龍, 小林 慎一, 名田 譲, 木戸口 善行
  2017 年 48 巻 5 号 p. 981-986
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.981
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  内燃機関による環境負荷低減のため，天然ガス希薄燃焼の研究を行っている．本研究では，熱効率向上とNOx 低減の両立に向け，副室内に直噴インジェクタを備えるエンジンを用いた超希薄急速2 層燃焼コンセプトを提案し，副室諸元および筒内流動が燃焼に与える影響を，単気筒エンジンおよび定容燃焼装置によって調査した．

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• オイル消費安定化のためのオイル上りメカニズム解析（第2報）
  ― 減速時オイル移送物理量の把握 ―
  仲田 文浩, 一杉 英司, 安藤 肇
  2017 年 48 巻 5 号 p. 987-992
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.987
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  オイル消費安定化・低減を目的としオイル上がりメカニズムを把握するため，市場でのエンジン運転モードにて実験的解析を行っている.今回は一般的な減速運転範囲(平均ピストンスピード5～13m/s，吸気管絶対圧18～21kPa)でのピストンランド周りのオイル可視化・リング挙動・ランド圧力測定を行い,オイル上がりに寄与する物理量の把握を行った.

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• ディーゼルエンジンにおけるEGR デポジットの詳細解析
  －生成要因の考察－
  松野 真由美, 小熊 光晴, 鳥羽 誠, 土屋 健太郎, 廣木 一輝, 菊池 友樹, 田中 光太郎, 金野 満
  2017 年 48 巻 5 号 p. 993-999
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.993
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  バルブ固着等の原因となるEGR デポジットの生成メカニズム解明は急務である．デポジットの生成には様々な要因が寄与すると考えられ，前報では，特に重合反応に着目し，推定した反応を検証した．本報では，重合反応以外の要因として，排ガス中に含まれる成分の凝縮および吸着の影響を検証した．

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• 高浄化と低圧損，小型化を実現する流速制御機能付き新規セラミック基材
  林 真大, 伊藤 健一, 鈴木 宏昌, 吉田 健, 青木 悠生
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1001-1007
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1001
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  近年，排気規制においては高負荷試験モードが導入され，負荷変動対し高いロバスト性でエミッションを下げることが求められている．その為には，排ガスと触媒の接触確率の向上が重要であり，貴金属活性点の確保や基材セル密度向上，容量増加等の手段が考えられるが，背反として貴金属使用量や圧力損失の増加が懸念される．この背反関係のブレークスルーを目指し，新規コンセプトとして流速分布制御機能を有する基材で，触媒利用効率向上を目指した．その結果，従来品に対し同等の浄化性能で貴金属使用量低減と触媒容量低減に成功した．

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• 多粒径モデルによるDiesel Particulate Filter 内のスス堆積シミュレーション
  山本 和弘, 矢ヶ崎 勝太
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1009-1014
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1009
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  DPFの性能向上のためには捕集量と圧損をできるだけ正確に予測する必要がある．実際の排ガス中には異なる粒径を持つススが存在するが，これまでのスス堆積シミュレーションでは単一粒径を仮定していた．本研究では，異なるスス粒径を考慮したDPFのスス堆積シミュレーションを行い，粒径が圧損に及ぼす影響を調べた．

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• 三元触媒の貴金属担持量が排気ガス浄化性能と凝集度合いに及ぼす影響
  小川 誠, 佐藤 涼佑, 菊池 誠二, 岩知道 均一
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1015-1020
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1015
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  三元触媒では，将来の排気ガス規制強化に伴い貴金属使用量の増加が懸念されている．触媒性能向上のためには，各貴金属の浄化性能と凝集特性の関係を明らかにする必要がある．実排気1000℃耐久後の解析から，Rh の浄化性能はPd，Pt よりも優れ，その要因は反応に関与する貴金属粒子の表面原子数に起因すると考えた．

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• ガソリンサロゲート詳細反応機構の構築
  三好 明, 酒井 康行
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1021-1026
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1021
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  直鎖アルカン，分岐鎖アルカン，環状アルカン，芳香族，アルケンから構成される5 成分ガソリンサロゲート燃料を提案し，その詳細反応機構を構築した．その着火遅れ時間と層流火炎伝播速度の検証結果を紹介する．

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• ガソリンエンジンの二領域燃焼計算に利用する 燃焼帯を考慮した乱流燃焼モデルの開発
  北田 泰造, 林 伸治, 田中 大, 口田 征人, 永野 幸秀, 北川 敏明
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1027-1033
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1027
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  従来のガソリン燃焼計算は実測に合うように熱発生パターンを設定して計算していたが，吸気の流速から筒内に発生する乱流強度を計算する方法を使い燃焼速度を予測できるようになってきた．そこで，火炎帯内の渦スケールを仮定して乱流強度から燃焼速度を予測するモデルを提案し，従来の乱流燃焼モデルに対する向上点を示す．

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• 数値シミュレーションによる吸気酸素センサ用プロテクタの防爆性評価
  吉崎 博俊, 都築 正雄, 伊藤 銀次郎, 横井 恵介
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1035-1041
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1035
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  酸素センサをエンジン吸気側に設置することで，高度なEGR 制御が可能となり，燃費向上が期待される．一方，気化燃料が高温となるジルコニア型センサ素子に触れ，発火するリスクも僅かながら存在するため，本報では，素子を覆うプロテクタの防爆性の調査結果及び，シミュレーションによるメカニズム究明について紹介する．

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• シリンダヘッドガスケットのせん断すべり挙動を考慮したシリンダ変 形予測
  濱﨑 透, 河口 篤志, 稲垣 英人, 田中 利幸, 平松 剛, 山下 健太郎, 増田 義彦
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1043-1048
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1043
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  エンジン性能に大きく影響するシリンダ変形を精度良く予測することは強く求められている．シリンダヘッドガスケットの表面すべりを含むせん断挙動に着目し，筒内圧負荷時のシリンダ変形予測手法を提案する．また計算結果から考察された，ガスケットせん断剛性や摩擦係数がシリンダ変形におよぼす影響について示す．

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• ターボチャージャのサージングに関する実験解析
  石野 実, 大塚 正義, 松田 真明, 小田 勉
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1049-1054
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1049
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  過給エンジンで発生するサージング現象の解明を目的として，ターボチャージャのコンプレッサ内における非定常圧力分布を測定するとともに，コンプレッサ入口での逆流状況をタフト法で可視化した．計測データとサージング近傍の少流量条件における流れの数値解析結果を比較し，逆流発生の過程を考察した．

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• 簡易二領域モデルに基づく熱効率改善のための熱発生率およびそれに 伴う筒内比熱比の在り方に関する一考察
  塩谷 健二, 長田 英朗, 渡辺 裕樹, 小野澤 康弘, 内田 登
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1055-1060
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1055
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  不均一な燃焼であるディーゼル燃焼を模擬するため筒内を燃焼・非燃焼領域に分けた二領域モデルを構築し，均一燃焼との得失をサイクル中の比熱比変化とそれに伴う図示熱効率変化を求め考察した．実際の単気筒エンジンの結果と比較し，特に定圧燃焼領域を積極的に希薄化することで熱効率が更に改善する可能性が示唆された．

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• フーリエ級数方式IMEP 演算法を用いた車載型燃焼モニタ装置の開発
  石塚 裕太郎, 小山 哲司, 賀羽 常道, 齊藤 敬三, 土屋 一雄
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1061-1066
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1061
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  自動車用エンジンの燃費やエミッションの改善には，エンジン単体のみならず実車両での機関燃焼状態の計測が重要視されている．本研究では，点火プラグ座型力センサとECUクランク信号による図示平均有効圧計測を実車両で計測可能な車載型燃焼モニタ装置を開発した．その評価を行い，良好な結果が得られたので報告する．

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• タイミングチェーン／ガイド間の油膜厚さと摩擦力の関係性の把握
  宮本 淳, 勝見 健吾, 平山 朋子, 松岡 敬, 宇瀧 昭彦
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1067-1071
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1067
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  タイミングチェーンを構成するリンクプレートとガイド間に形成される油膜厚さを光干渉法を用いて測定した．また，そのときに生じる摩擦力も併せて計測することにより，摺動時の油膜厚さと摩擦力の関係性に関して検証した．

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• 回転機械のねじり振動系における遊星歯車式イナータ機能の理論的考察
  小川 亜樹, 安達 和彦
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1073-1078
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1073
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  本研究は，イナータを回転機械系のねじり振動低減に応用する設計理論の構築を目的とする．遊星歯車式イナータのトルク特性を定式化し，理想イナータとの差異を理論的に考察した．遊星歯車式イナータが有する「慣性モーメント再配分機能」は，ねじり振動系の周波数伝達特性を調整する上で有用な機能であることを確認した．

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• 重希土類フリーハイブリッド自動車用モータの磁気形状研究
  相馬 慎吾, 藤代 智, 白土 英治
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1079-1083
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1079
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  希少な重希土類元素を使わずにHEV用駆動モータを開発する事が急務である．今回重希土類元素を使わずにHEV用駆動モータの開発を完了し，市場投入することが出来た．開発を推進するにあたり，新開発の重希土類フリー磁石を適用可能とする為にモータ形状による反磁界の低減技術の確立を行った．その内容について報告を行う．

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• 触媒昇温装置搭載ディーゼルプラグインハイブリッド重量車の環境性能評価
  奥井 伸宜
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1085-1090
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1085
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  次世代電動化技術である触媒昇温装置に着目した．プラグインハイブリッド重量車は，エンジン始動時は冷機状態で，その後エンジンON/OFFを繰り返すことから排出ガス後処理装置が暖まりにくく，排出ガス悪化が懸念される．本報では，当該車両の触媒を強制的に暖め，モード走行時の燃費性能や排出ガス特性を調査した．

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• 燃料電池の水素欠乏検知技術開発
  青木 哲也, 酒井 政信, 田渕 雄一郎
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1091-1096
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1091
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  燃料電池の劣化抑制に水素欠乏検知は重要であるが，供給ガス流れに起因する水素濃度の分布がインピーダンスに影響を与えるため，インピーダンスを用いた水素欠乏の検知は難しい．本報告では，水素欠乏時の電流密度分布とインピーダンスを計測し，インピーダンスを用いた水素欠乏検知の可能性について報告する．

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• プリント基板のイオンマイグレーション解析
  田井 慎太郎, 浜野 瑞樹, 鷺谷 吉則
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1097-1100
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1097
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  自動車の居住性を確保する為に，車載用電子部品の小型化が求められている．それに伴い，プリント基板の小型化・高密度化が必須となるが，イオンマイグレーションによる絶縁劣化が課題となる．本稿では基板・レジスト材料，電極形状違いによる，イオンマイグレーションの観察から得られた結果を紹介する．

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• 車両横加加速度に基づくヨーモーメント制御手法の検討(第4報)
  ―実車試験によるダブルレーンチェンジ操作に対する効果検証―
  佐藤 誠一, 平賀 直樹, 高橋 絢也, 山門 誠, 梅津 大輔
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1101-1106
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1101
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  横加加速度に基づくヨーモーメント制御であるMoment Plus(M+)のレーンチェンジ操作に対する効果を実車試験により評価した．ドライ路および圧雪路にて複数のドライバによるレーンチェンジ試験を行った結果，ドライバによってM+有無の効果にばらつきがあるものの，レーンチェンジタスク成功率が向上する傾向が見られた．

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• モデルマッチング制御による二輪車の操舵制御の検討
  －規範モデルを用いた過渡特性の改善－
  丸茂 喜高, 大明 洋輝, 横田 武
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1107-1112
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1107
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  本研究では，過渡特性の改善するために，二輪車の操舵制御にモデルマッチング制御を適用した．簡易モデルによるシミュレーションを行い，モデルマッチング制御を用いることで，フィードフォワード制御により目標ロール角を実現し，ロール角の立ち上がり時間が，既存研究の制御系よりも短縮することを確認した．

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• 車載カメラを用いたドライバの顔向き推定による注視領域抽出
  山崎 彬人, ポンサトーン ラクシンチャラーンサク, 小竹 元基
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1113-1119
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1113
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  ドライバの顔向き推定による注視領域抽出システムを提案する．車載カメラによって撮影されたドライバの顔画像に対しフェイストラッキングを適用し推定した顔向き情報と，車両前方を撮影した画像情報を統合することにより，ドライバが前方カメラ画像中のどの領域を注視しているか抽出を行う．

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• ドライビングシミュレータを用いた トラックの隊列走行に対する一般車両の受容性の評価
  杉町 敏之, 橋本 怜, 須田 義大
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1121-1126
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1121
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  現在，高速道路の様な限定された交通環境下において一般車との混在での隊列走行システムの実運用が検討されている．従来存在しなかった短い車間距離で隊列を組む大型トラックの車群が一般車に対して悪影響を与える可能性がある．そのため，ドライビングシミュレータを用いて大型トラックの隊列走行の一般車に対する受容性の評価を行う．

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• 脳波を用いた前方車両追従時における ドライバの加減速意図の推定手法の検討
  池西 俊仁, 鎌田 崇義
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1127-1134
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1127
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  本報告では，ドライビング・シミュレータを用いて前方車両追従時の加速・減速行動におけるドライバの脳波計測実験を行い，加速・減速の操作意図を脳波を脳内電流源推定手法とスパースロジスティック回帰を用いて推定した結果について報告する．

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• 網膜数理モデルによる高齢ドライバの網膜応答シミュレーション
  久保 賢典, 堺 浩之, 内山 祐司, 小濱 剛
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1135-1141
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1135
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  本研究では，加齢による網膜の器質的変化がドライバの視知覚に及ぼす影響を解明するために，網膜神経回路モデルによる高齢者の網膜応答の再現を行った．交通シーン動画を入力とし，これを観察中の眼球運動データに従い網膜中心座標を変動させた結果，高齢者の網膜では交通状況の判断に必要な情報が欠落する可能性が示された．

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• 複数の時系列波形の一致性に着目した人間―道具系からの 車両評価手法の提案
  谷田 公二, 八代 勝也, 下田 晋祐, 舟橋 健司
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1143-1148
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1143
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  自己主体感の観点から人-道具系の心理学実験を行い，操作と制御対象との時間的変動の一致が道具が自身の制御下にあるという印象を与えることが分かった．これを発進加速における人―車両系評価へ適用し検証した．その結果，ペダル操作と車速の間の時系列波形の一致性が車両の身体性構築に影響していると示唆された．

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• 抵抗スポット溶接とダボ形状を用いた鋼板とアルミニウム合金の 新しい異種金属接合法
  橋村 徹, 勝間 秀人, 岩谷 二郎
  2017 年 48 巻 5 号 p. 1149-1154
  発行日: 2017年
  公開日: 2018/05/15
  
  DOIhttps://doi.org/10.11351/jsaeronbun.48.1149
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  鋼板とアルミニウム合金の異種金属接合は車体のマルチマテリアル化に求められる技術である．筆者らは，ダボ形状と抵抗スポット溶接を用いた鋼板とアルミニウム合金の新たな接合工法を開発した．本工法で接合した試験片で引張せん断と十字引張試験を行った結果，従来の機械的接合法と比べて同等以上の接合強度を示すことを確認した．

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