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井手 靖雄, 池田 秀, 梶山 項羽市
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
587-592
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
高速車になると空気抵抗が大きくなるので、自然風は燃費に悪影響を及ぼす(これを風燃影響と呼ぶ)。向い風と追い風の研究(実風モデル)をしたところ、風燃影響は結構大きいことが分かったので、他の風向について高速大型トラック(80km/h)の風燃影響を明らかにする。
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吉田 庄三, 渡邊 智, 帰山 亨
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
617-622
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
近年,排出エミッションや燃費の規制が厳格化するなか,新しいデバイスの追加などにより冷間始動エミッション適合は複雑化し,最適な適合値を特定することが困難となっている.本研究では,モード走行エミッション挙動をモデル化し,最適な運転状態を机上で算出する仕組みを利用した新しい適合手法を提案する.
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堤 圭佑, 森川 弘二, 秋本 晃, 保坂 浩
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
635-640
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
車両で実走行中の瞬時燃料流量と筒内圧計測による全気筒全サイクルの図示平均有効圧を高精度で計測できるようにした。これにより、モード走行時の図示仕事と図示燃費率から燃費を診断・改善するシステムを開発した。このシステムを使い、4AT車と5MT車と比較したCVT車の燃費改善を定量的に解析した。
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-革新的次世代低公害車総合技術開発-
辻村 拓, 小熊 光晴, 後藤 新一
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
647-653
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
本研究ではディーゼル機関のクリーン排気及び省燃費の同時達成を目標に,3段過給多気筒機関にて新燃焼技術及び最適燃料の適用を行った.既報で提案した最適燃料及びJIS2号軽油について,定常モード評価を基に最適エンジン制御を試み,過渡モード評価を行った結果,排気,燃費とも軽油を用いた従来機関より大幅に改善した.
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Robert Cloudt, Edwin Van den Eijnden, Koichi Kawaguchi
原稿種別: Technical Paper
2010 年 41 巻 3 号 p.
661-666
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
Global emission legislation becomes more stringent and requires drastic reduction of NOx emission. Future legislation has a focus on real-world, in-use emissions. Calibrating urea SCR systems has become complex and time consuming. A model-based approach is presented which cuts development time and costs. A phenomenological SCR model fitted on engine dyno experiments is used for off-line simulation and on-line urea dosing control. A control strategy which incorporates the real-time model for NH
3 storage control is demonstrated to accomplish good NOx conversion and low NH
3 slip. The addition of a feedback sensor allows correction for system deviations in a closed-loop manner.
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萩本 大河, 園田 幸弘, 木所 徹, 澤田 裕, 柴田 大介, 藤木 賢一
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
667-672
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
Euro6に代表される世界的な排気規制の強化に伴い、ディーゼルエンジンにおいてSCRシステムの採用とその高精度な故障検出手法の開発が必要となってきている。本研究では、SCR触媒の劣化検出手法の開発において、触媒内部のNOx浄化メカニズムを解析し、検出パラメータとしてのNOx浄化率の推定精度向上を検討した。
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大角 大, 天野 敬治, 新居 直樹, 周東 弘哲, 鈴木 芳雄, 高田 賢治, 水越 秀雄, 名取 奏, 日下 貴之
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
717-721
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
Datsko-Yang法は押し出しアルミニウム平板部材の曲げ破断限界が容易に判定可能な手法である。しかしながら,押し出しアルミ角材においては,曲げ破断はしばしば角稜部で発生する。そこで本論文ではDatsko-Yang法を改良し,平板部だけでなく角稜部の曲げ破断にも対応した新曲げ破壊判定式について述べる。
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-アルミ破断ワーキンググループ活動報告-
増田 紘一, 伊澤 直, 大井 秀哉, 大國 崇, 定直 憲太郎, 高田 賢治, 玉置 健二, 西浦 友子, 西村 律, 日下 貴之
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
723-728
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
前報で報告した破断判定式により、アルミ押し出し材の破断予測が簡便に行えるようになった。本報では、アルミ部材の衝突CAE解析における破断予測精度を向上させるため、この判定式のFEMシミュレーション適用手法を提案し、静的と動的試験において破断予測精度の検証を行った。
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田村 陽介, 高林 勝, 冨岡 純一, 鈴木 仁治, 三石 洋之, 佐藤 研二
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
739-743
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
水素容器搭載車両の消火活動に関する安全指針を得るために、安全弁作動による水素噴出火炎の消炎の可能性と、消火放水による容器強度について調査した。この結果、水素噴出火炎は消炎しないこと。消火放水で容器を急冷しても、強度は十分にあった。ただし、供試安全弁が閉塞したため、閉塞しない安全弁の使用が推奨される。
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村岸 裕治, 山田 大介, 小野 英一, 久代 育生, 佐藤 伸介
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
575-580
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
オンセンタでの操安性解析において,操舵トルクに対する車両応答が注目されている.本研究では,シミュレータを用いて操舵トルクに対するヨー運動の応答特性に関して解析を行った.その結果,動き出しでの操舵トルクとヨー運動の認識いき値の関係,およびヨー運動の立ち上がりに対する横運動の応答性の影響を明らかにした.
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原田 正範
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
581-586
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
車両運動解析の数値計算に用いる車両モデルは,運動の厳密性と計算規模のバランスを考慮した選定が必要である.本研究は,競技車両の最短時間コーナリングを最適制御問題として定式化を行い,数値計算により最適な走行軌道とその制御則を探索する際の,車両モデルの違いが及ぼす影響について解析を行った.
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伊佐治 和美, 直彦 津留, 和田 隆広, 土居 俊一, 金子 弘
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
593-598
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
交通事故の多くを占める追従走行中の追突事故を想定した実車実験の結果,先行車への接近時に,車間距離(D)と先行車速度で補正された接近離間状態評価指標(KdB)の平面において減速開始タイミングを決定しているという結論を得た.この減速開始タイミングを追突事故データ,通常安全走行時データにより解析した.
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野木 一徳, 増田 光利, 間瀬 重美, 葛巻 清吾
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
599-604
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
前面衝突において妊婦乗員が受ける受傷リスクについて、妊婦ダミーを使用したスレッド試験によって検証した。シートベルト有無、誤使用等の条件で計測されるダミーの挙動、傷害値等について最新の知見から得られた耐性値をベースに比較し、シートベルトを正しく装着する事によって得られる保護性能の効果について確認した。
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池田 美和子, 高橋 裕公, 鈴木 俊次, 郡司 泰明
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
605-610
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
破断モデルを組み込んだ衝突用人体モデルでは、骨折発生の有無は予測できるものの、傷害発生確率の定量的把握は困難である.また、骨盤形状は3次元的かつ複雑なため、入力パターンの違いにより複数の骨折モードが発生する.そこで、種々の歩行者腰部骨折モードに対応し発生確率の定量評価が可能な評価指標を検討した.
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田中 良知, 米澤 英樹, 細川 成之, 松井 靖浩, 水野 幸治, 山口 真誠, 吉田 良一
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
611-616
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
今回の研究では、ECE/R44条件において、Q3ダミーと米Hybrid III 3YOダミーを用いて、インパクトシールド及び5点式ハーネスの前向きCRSについてスレッド試験を実施、ダミーの挙動と傷害値を比較した.2つのダミーで動的挙動はほぼ同等であり、CRS違いでダミーの挙動に差があった.
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-燃料成分が異なる同一オクタン価のモデル燃料を用いた解析-
養祖 隆, 山川 正尚, 田中 重行, 草鹿 仁
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
623-628
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
ガソリンHCCI機関の実用化のために,HCCI燃焼とSI燃焼に対する燃料の影響を把握することが重要である.そこで,本研究では同一オクタン価で燃料成分を変更したモデル燃料を用いて,HCCI燃焼とSI燃焼のノッキングという二つの自己着火に対する燃料成分の影響を解析しHCCI着火時期予測モデルを構築した.
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武藤 拓也, 飯島 晃良, 庄司 秀夫
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
629-634
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
DMEとメタンを用いたHCCIエンジンで発光と吸収の同時計測を行った.冷炎において,HCHOに相当する波長の吸光度が急増するときにHCHOに相当する波長の発光強度がピークを持つことを確認した.その吸収挙動はDMEの投入量に依存しており,数値計算のHCHOモル分率挙動と定性的にー致することを確認した.
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副島 光洋, 坂口 慎吾, 松下 祐樹, 丹治 亨, 小川 永司, 小野田 元伸
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
641-646
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
カム・フォロワ摩擦試験機を用い,エンジン油性状やフォロワ表面処理が摩擦特性に及ぼす影響を調べた結果,その混合潤滑特性,ディーゼル機関高性能・信頼性化のための排気ガス後処理装置保護対策・低粘度Low-SAPSエンジン油とフォロワ表面仕上げ・DLCコーティング処理による摩擦低減効果などが明らかになった.
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三好 崇之, 黒崎 祐樹, 小酒 英範, 益子 正文, 田中 章雄, 加藤 正明
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
655-660
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
本研究はディーゼル燃料噴射装置のノズルシート部摩耗の機構を明らかにするために,実機に使用される燃料噴射装置を搭載した摩耗試験機を用いてノズルシート部温度と燃料潤滑性向上剤がシート部摩耗に与える影響を実験的に調査している.また,FE-SEMを用いた摩耗後シート面の観察とEPMAを用いた表面元素分析を行っている.
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-高過給・高圧噴射条件での筒内圧力上昇率低減によるPCCI運転領域の拡大-
山口 卓也, 青柳 友三, 長田 英朗, 島田 一昭, 後藤 雄一, 鈴木 央一
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
673-678
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
本研究は,デジタル油圧制御の可変バルブタイミングを備えた単気筒ディーゼル機関で,予混合圧縮着火燃焼の筒内圧力上昇率を低減するために,着火時期の遅延を試みた.また,機関速度が低速から高速の軽負荷で予混合圧縮着火燃焼を適用し,軽負荷において予混合圧縮着火燃焼を適用したときの排出ガス低減の効果を調べた.
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桜井 隆幸, 相川 孔一郎, 林 有登
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
679-684
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
エタノール混合燃料使用時の低温始動において重要な燃料の気化特性に注目した。混合気の濃度及び組成は、化学モデルに基づいたシミュレーションソフトによって評価した。各エタノール混合燃料において始動可能な下限温度を推定した。実車での低温始動テストを実施し、混合気の推定および始動下限温度の妥当性を確認した。
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長沼 要, 本田 徹, 小笠原 悠介, 及川 昌訓, 高木 靖雄, 川村 淳浩, 佐藤 由雄
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
685-690
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
直噴水素機関では燃料噴射時期と点火時期の組み合わせによって自然吸気ディーゼル機関並の高い熱効率が得られる事が報告されている.本研究では,噴流形状や噴射率によって形成される過濃混合気塊に着火する燃焼方式が,熱効率や排気性能に及ぼす影響を明らかにし,高負荷域において大幅なNOx低減が可能となる同燃焼方式を提案した.
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安東 弘光, 酒井 康行, 彭 志遠, 桑原 一成
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
691-696
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
燃料構造のその着火特性の関係を明らかにするために,詳細反応モデルを用いて反応解析を行った.燃料構造の違いはRO
2 ChemistryとFuel Fragment Chemistryにのみ現れる.低温酸化過程において,燃料構造中の直鎖部分の長さによりケトハイドロペルオキサイドやアルデヒド,アルケン等の生成物比が決定する.LTOの開始はケトハイドロペルオキサイドの分解に関連する反応により開始し,CH
2OとOHラジカルの反応速度が燃料とOHラジカルの反応速度を上回った時点で終了する.LTO終了時のH
2O
2濃度,温度が続く熱着火準備期間の長さを決定し,最終的に着火に至る.
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酒井 康行, 井手上 薫樹, 安東 弘光, 桑原 一成
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
697-702
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
ノルマルヘプタンをベースにメタン,エタン,プロパン,ブタン,イソブタンを混合した二成分燃料の反応解析を行った.混合による化学反応機構への影響は以下の点に現れる.1.主燃料濃度減少による総反応速度の低下,2.主燃料,補助燃料によるOHラジカル消費,再生割合,3.ホルムアルデヒドの生成,4.ラジカル雰囲気の違いによる補助燃料の反応機構の変化.これらの影響の結果としてLTO終了時のH
2O
2濃度と温度が決まり,その後の熱着火のタイミングが決定される.
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田中 誠一, 門出 政則
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
703-708
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
現在,FCV用の高圧水素貯蔵容器はCFRPが容器材料に使用されているが,容器の特性から,容器内水素の上限温度が85°Cに規制されている.本論文では,高圧水素貯蔵容器を対象として,初期状態と充てん終了時の状態および充てん時間と充てん水素温度の関係について解析し,充てん条件を与える近似式を導出した.
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岡垣 百合亜, 杉山 均, 加藤 直人
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
709-715
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
直線管路の上下壁に千鳥配置された45度傾斜リブを有する管路内乱流を対象に,代数レイノルズ応力モデル,乱流プラントル数一定モデル,乱流熱流束モデルを用いて,乱流熱流動解析を行った.計算結果は提示したモデルの妥当性を確認するためにBonhoffらの実験および,計算結果と比較を行った.
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岩城 亮, 大谷 亮, 中村 之信
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
733-738
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
安全などに関する車室内の情報をドライバに伝達するためには,呈示する視覚表示の属性に配慮する必要がある.本研究では,読み取り時間やドライバの印象に関する質問紙調査と台上実験を行い,視覚表示に対する印象の潜在因子として4因子を抽出した.これらの因子と読み取り時間に影響を及ぼす視覚表示の属性を把握した.
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佐野 雅之, 大野 栄嗣, 小竹 忠
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
745-750
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
自動車ユーザーの自己申告による実走行燃費データ(Web収集データ)に、エコドライブの実施状況に関するアンケート結果を結合したデータを用いて、乗用車の実走行燃費とカタログ燃費の乖離にどのような要因がどの程度寄与しているのかを、定量的に分析した。その結果、エコドライブによる実走行燃費の改善ポテンシャルなどが明らかとなった。
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ラクシンチャラーンサク ポンサトーン, 飯島 健, 道辻 洋平, 前田 公三, 永井 正夫
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
751-758
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
本研究では、個別適合型運転支援システムのコア技術として,蓄積した運転データベースからの通常の運転パターンと現在の運転の比較により,ドライバの先急ぎ状態を検出することを目的とする.各行動モードにおける加減速度パターンを統計的にモデル化し,加減速度の確率分布等に基づき急ぎ運転検出手法を提案する.
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常盤 尚正, 大門 樹
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
759-765
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
ITS車載機による安全走行支援サービスの導入過渡期においてITS車載機搭載車/非搭載車の混在状況が予想される。本研究ではドライビングシミュレータを使用し、先行車と後続車のITS車載機搭載の有無が後続のドライバに与える影響を検討し、また可変情報板により安全走行支援サービスが提供された場合についても比較検討した。
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林 紀典, 細江 尚樹, 山田 啓一
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
767-773
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
本論文は,交差点における人為的ミスに起因する事故を防ぐことを目的として,対向車線を走行する車両のドライバが実行しようとしている運転行動が,その状況における通常の運転行動から逸脱しているか否かを検出する手法を提案する.そして,ドライビングシミュレータによる実験データを用いて,本手法の性能を示す.
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嶋田 敬士, 野口 祥宏, 笹原 英明, 山本 雅史, 為貝 仁志
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 3 号 p.
775-780
発行日: 2010年
公開日: 2010/07/20
ジャーナル
フリー
ドライバの安全確認行動に応じて適切な支援を行う安全運転支援システムの実現を狙いとし、車載カメラの映像からドライバの顔向きを推定するアルゴリズムを開発した。顔及び顔器官の検出法及び3次元顔モデルとパーティクルフィルタによる顔向き推定法について述べると共に室内及び実車映像による評価結果について報告する。
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