本稿では,EVへの買換えとVehicle to Home(V2H)の導入を経済性の観点から評価する.V2HはEVから家庭に電気を供給するシステムである.経済性の評価にはEV搭載LiBの動的モデルを用いる.また,検証の効率性を考慮し,LiBモデルを用いてEV運用に関するデータベースを構築し,任意の運用条件に対して必要なデータを選択する手法を提案する.
本研究では、高精度な温度予測手法である室内温熱環境形成寄与率(Contribution Ratio of Indoor Climate)を用いて、乗員の等価温度を予測する手法を提案する。本従来であればCRIは流れ場固定の条件でのみ用いることができるが、本報では流れ場が変化する場合は既知の値から補間し、さらに風速や放射の情報を加味することで、等価温度を予測する。