日本細菌学雑誌
Online ISSN : 1882-4110
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30 巻, 5 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • その分類を中心として
    山岸 三郎, 沢井 哲夫
    1975 年 30 巻 5 号 p. 615-629
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 抗体産生機能の始動と増幅の機構解析への応用
    中島 泉
    1975 年 30 巻 5 号 p. 631-637
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 下橋 博隆
    1975 年 30 巻 5 号 p. 639-648
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Lactobacillus casei var. rhamnosusに属する菌株の血清学的性状を,冷トリクロル酢酸(TCA)で抗原を抽出し,寒天ゲル内沈降反応で調べた。
    L. casei var. rhamnosusの大部分の菌株は血清学的にはgroup Cに属したが,その他に独自のtype (T)抗原,特にT1とT3をもつていた。しかし2菌株はT1抗原を欠き,T2とT3抗原をもちgroup Bに属した。またT1, T3抗原はもつが,group BにもCにも属さない菌株も存在した。Group Bに属する2菌株(I-138株とYIT 9009株)はrhamnoseを〓酵するが,45Cでの増殖の悪い菌株であり,さらにYIT 9009株はlactoseを〓酵せず,L. casei var. alactosusとしての性状も示す菌株であつた。
    L. casri var. rhamnosusの菌株の細胞壁とそのTCA抽出物との糖組成は,おもにrhamnoseとglucoseであつて,そのほかにhexosamineとgalactoseからなつていたが,group抗原を欠いた2株のTCA抽出物にはgalactoseがほとんど含まれていなかつた。
    ゾーン電気泳動もしくはSephadex G-200によるゲル〓過によつて分画したgroup C抗原画分にはrhamnoseが含まれず,主としてglucoseと少量のgalactoseから構成されていた。またgroup B抗原画分はrhamnose, glucose, galactoseで構成されていた。一方C-16株のT抗原画分(T1とT3抗原を含む)の糖組成はrhamnoseとglucoseであつた。
    T3抗原に関する反応の阻止試験においてglucose (β-glucoside)がもっとも良い阻止効果を示し,glucosamineとN-acetylglucosamineも比較的良い阻止効果を示した。しかしT1抗原とT2抗原の反応を阻止する糖は認められなかつた。
  • 林 芳郎
    1975 年 30 巻 5 号 p. 649-654
    発行日: 1975/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Klebsiella pneumoniae培養上清から分離,精製した莢膜多糖体により感作されたモルモットにおいて,中性糖よりなる莢膜多糖体(N-KP-Y)に対する皮内反応を検討するとともに,感作モルモットリンパ球のmediators産生について検討し,次の結果をえた。
    i) 感作モルモットにおける遅延型皮内反応は,N-KP-Yで強く惹起される。惹起抗原の量は,100μgで最大の反応を惹起した。
    ii) N-KP-Y添加培地中で培養した感作モルモットリンパ球の培養上清は,正常モルモットの皮内反応,及びin vitroでの正常マクロファージ遊走阻止反応において,いづれも強い活性を示した。
  • 1975 年 30 巻 5 号 p. 659
    発行日: 1975年
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
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