日本細菌学雑誌
Online ISSN : 1882-4110
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37 巻 , 5 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 三輪谷 俊夫
    1982 年 37 巻 5 号 p. 811-828
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2009/02/19
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  • 西原 力
    1982 年 37 巻 5 号 p. 829-838
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 笹川 千尋, 檀原 宏文
    1982 年 37 巻 5 号 p. 839-849
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 原 久子
    1982 年 37 巻 5 号 p. 851-861
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    中等度好塩菌Pseudomonas halosaccharolyticaを生育の極限に近い条件である低温-低食塩(20C-0.5M NaCl)および高温-高食塩(40C-3.5M NaCl)で培養し,膜脂質組成を調べたところ,高温-高食塩培養菌では低温-低食塩培養菌にくらべ酸性リン脂質およびシクロプロパン脂肪酸含量の著しい増加がみられた。休止菌を用い,リン脂質生合成の調節機構について検討したところ高食塩環境下ではphosphatidylethanolamineの合成が抑制されるが,phosphatidylglycerolの合成は低食塩環境でも高食塩環境でもまつたく変化がないことがわかつた。以上のように変動する脂質組成と食塩環境に対する適応との関連を明らかにする手段の一つとして,低温-低食塩培養菌,高温-高食塩培養菌の抽出脂質を用いそれぞれについて低濃度(0.5M)および高濃度(3.5M)の食塩を含む緩衝液中でリポソームを調製しNaイオン濃度が膜の流動性にどのような影響を与えるかを電子スピン共鳴(ESR)により調べた。その結果高温-高食塩培養菌脂質のリポソームは,低食塩濃度中で調製された場合と高食塩濃度中で調製された場合では回転相関時間より導かれる活性化エネルギーに明らかな相違がみられ,高食塩濃度中では活性化エネルギーが増加していた。一方,低温-低食塩菌脂質のリポソームは低食塩濃度中で調製された場合も,高食塩濃度中で調製された場合も活性化エネルギーに差は認められなかつた。このような現象は,高温-高食塩培養菌に多量に含まれる酸性リン脂質のマイナスのチャージがNaイオンによつてshieldingされることに基く可能性が強い。以上の結果から本菌において酸性リン脂質がNaイオンとの相互作用により膜の流動性の調節に重要な役割を果たしている可能性が強く示唆された。
  • 都河 明子
    1982 年 37 巻 5 号 p. 863-873
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    大腸菌より2種類の転写促進活性をもつ因子を検出した。リボソームを高塩濃度溶液で洗つた洗液中よりRs因子を,S100分画よりS因子を精製した。Rs因子は非特異的に転写を促進し,S因子はrRNA合成を選択的に促進した。
    in vitro転写系には,鋳型としてrRNA遺伝子(rrnB)を持つ形質導入ファージλrifd18のDNAを用いた。
    RNAポリメラーゼ源として,S100を用いた転写系ではrRNAが約50%合成され,ppGpp添加による緊縮調節が観察された。
    S100の代りに精製RNAポリメラーゼを用いた転写系に,Rs因子,転写終結因子ρを加えると,7S, 12SのλmRNAと26S rRNAが合成された。ppGpp添加すると,λmRNAはさらに促進され,一方rRNA合成は緊縮調節されず,ppGpp非存在下と同量合成された。しかし,この系にS因子を加えると,Rs因子を加えない場合でも,rRNA合成の促進が観察され,促進されたrRNA量が,ppGppにより元のレベルまで抑制された。
    in vitro転写系を鋳型DNA,精製RNAポリメラーゼ,転写終結因子ρ,およびS因子からなる簡素化された系として確立し,この転写と翻訳が共役されていない系で,ppGpp添加により,緊縮調節をin vitroで再現することができた。
  • 都築 俊文, 安藤 芳明
    1982 年 37 巻 5 号 p. 875-881
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ウエルシュ菌Clostridium perfringens type A NCTC 8238芽胞内における陽イオン交換部位を明らかにするため,塩基交換法により作製したCa, Sr芽胞およびnative芽胞にこついて3種類の方法,1)細胞破砕法,2) DTT抽出法,3) EDTA抽出法によつて分画し,各画分中のCaおよびSrを定量した。
    Nativeおよび各イオン型芽胞の1)法により得られた可溶性画分中のCaおよびSr含量は,不溶性画分中のそれらに比べてはるかに多かつた。しかし,細胞破砕中に交換型陽イオンの再配分の起こる可能性が示唆された。2)法では,3芽胞とも,CaおよびSrの大部分がDTT抽出後のリゾチーム可溶画分中に存在していたが,Sr芽胞においてはDTT可溶画分中のCaが減少し,かわりにSrが検出された。Sr芽胞中のSrのほとんどが,3)法によるEDTA可溶画分中に存在していた。以上の結果から,交換型陽イオンのCaおよびSrは芽胞外層に分布していることが示唆された。さらに,Sr芽胞のEDTA抽出前後におけるX線微小分析の結果から,交換型陽イオンのSrは芽胞外層,すなわち大部分がコートに,一部が多分コルテックスの表層部に分布していることが認められた。
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