日本細菌学雑誌
Online ISSN : 1882-4110
Print ISSN : 0021-4930
ISSN-L : 0021-4930
40 巻, 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 高添 一郎
    1985 年 40 巻 2 号 p. 459-470
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • ファージ研究から動物ウイルス研究へのつながり
    植竹 久雄
    1985 年 40 巻 2 号 p. 471-476
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 宇佐美 博子
    1985 年 40 巻 2 号 p. 477-499
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    1. Streptococcus pyogenes, M3型,Sv株(ATCC 21059)の粗細胞壁画分をエンド-N-アセチルムラミダーゼ(M-1酵素)で処理し,得られたMタンパク質を含む粗細胞壁溶解産物を硫酸アンモニウムにより塩析した。30-80%飽和硫安画分に濃縮されたMタンパク質をQAE-Sephadex A-50カラムを用いて分画,精製した。
    2. 精製されたMタンパク質(mur M3)は,SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動で実際上一本のタンパク質のバンドを与え,その分子量は,150,000-160,000,等電点は,5.9であつた。ゲル内沈降反応による検定結果も,mur M3が免疫学的にも事実上均質であることを示した。
    3. Mur M3の構成成分は,もつぱら,グルタミン酸,アスパラギン酸,アラニン,グリシン,ロイシン,スレオニン,セリン,バリンなどのアミノ酸であつた。細胞壁ペプチドグリカンの構成成分であるムラミン酸やグルコサミンは含まれていなかつたが,非ペプチドグリカン成分であるラムノースと有機リンは,ごく微量ながら検出された。
    4. Mur M3は型特異的と考えられるオプソニン中和作用を示し,この作用はトリプシン処理により失われたが,塩酸酸性下での加熱では破壊されなかつた。
    5. Mur M3は,マウス胸腺細胞に対して明確なマイトジェン作用を示した。また,ヒト血清の補体系を正および別の両経路を介して活性化した。
    6. Mur M3は,モルモットに対して強い免疫原性を示し,アジュバントの添加を要せずに,10μgの用量で比較的長期間持続するオプソニン抗体を生成させた。得られた抗mur M3モルモット血清は,マウスに型特異的感染防御能を受身伝達することが示された。Mur M3はマウスおよびウサギに対しても,モルモットに対する場合にくらべて弱いながらもオプソニン抗体を生成させる免疫原性を示した。
  • 成川 新一, 原沢 功, 中村 正夫
    1985 年 40 巻 2 号 p. 501-509
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Streptococcus faecalisの菌体を超音波処理して無細胞抽出物とし,この抽出物のMetronidazole不活化活性および不活化因子とみなされるnitroreductase活性について検討した。
    MetronidazoleはS. faecalisの抽出物によつて液体培地中で不活化され,GLCおよびbioassayで検出されなくなる。
    この不活化因子の活性は培地の種類によつて低いことがあり,培養〓液中にも認められないため,見逃がされることもあるが,培養時の酸素の有無にかかわらず産生され,Metronidazoleによつて誘導されず,同剤を含まない培地でも産生される構成的な不活化因子である。
    Metronidazole不活化活性は生菌の場合と同様にEscherichia coliの抽出物にも認められ,Streptococcus agalactiae, Staphylococcus aureus, Serratia marcescensの抽出物には認められない。
    nitroreductase活性はMetronidazole不活化活性を示す菌の抽出物に認められ,同剤を不活化しない菌の抽出物には認められない。したがつてS. faecalisの抽出物によるMetronidazoleの不活化は,抽出物のnitroreductaseがMetronidazoleのnitro基を還元するためであると考える。
  • 1985 年 40 巻 2 号 p. 511-526
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1985 年 40 巻 2 号 p. 527-543
    発行日: 1985/03/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
feedback
Top