老人保健法機能訓練事業における理学療法士の関わりについて,保健婦に対しアンケート調査を実施し,幾つかの提言を得た。
1)理学療法士参加の実施回数は,月1〜2回を適度としている。
2)理学療法士に対しては,障害全般に及ぶ役割,社会・生活環境全般に及ぶ指導効果を期待している。
3)実施上の問題点としては,システム上の不備,人的資源不足などを挙げている。
4)実施協力については,協議会の設置,実施マニュアルの作成を望んでいる。
5)地域保健活動における理学療法士の常勤化については,その必要性を認めており,保健所を核とした幅広い活動を期待している。
6)理学療法士に対する要望としては,協議の機会を多く持つこと,派遣理学療法士の研修の必要性などを挙げている。
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