過去5年間の本学理学療法学科卒業生153名を対象に,3年次臨床実習成績の結果から,実習不合格者の要因を分類し,2年次学業成績と3年次臨床実習成績との関連性を検討し,以下の結果を得た。
①3年次臨床実習成績が全3施設での合格者は125名(81.7%),1施設以上での不合格者は28名(18.3%)であった。
②3年次臨床実習不合格者の要因として最も多かったのは,能力的要因と人格的要因の問題が組み合わさった場合であった(44.4%)。
③2年次学業成績と3年次臨床実習成績の合否判定には関連性がなかった。
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