「ユビキタス」という言葉をよく耳にする。「神のごとく至るところに存在する」という意味のラテン語から転意し「いつでも、どこでも」といった意味に使われており、今後のコンピュータ・ネットワーク社会の行方を象徴する言葉とされる。「ユビキタス」はどんな社会を予言しているのだろうか?
「ゲノム解析の次は」と、世界各国が生命科学研究のターゲットにするタンパク質。立体構造の解明がタンパク質の機能を知る鍵だが、頼りの武器であるNMRにはまだ壁がある。それを突破する手法を編み出した知恵者たちがいる。
生物の細胞を包む細胞膜や細胞内の膜構造には、物質を通過させる通路にあたる膜輸送タンパク質が備わっている。これらのトランスポーターと呼ばれるタンパク質の種類や機能についての研究が進むなか、大学発の研究を企業で商品化する試みが進められ、順調に成果をあげている。
『情報管理』は科学技術振興機構が編集・発行する月刊誌で、内外の情報関連分野の最新動向、最新技術、事例に至る幅広い内容をタイムリーに発信している。本年4月に「情報管理Web」を新設し、記事全文の無料公開を開始した。
ナノテクという言葉が世の中に広まって、どれぐらいになるだろう。最近では光触媒などナノテクを利用した製品もいくつか見られるようになった。ナノとは、10-9(10億分の1)のこと。そんな小さな世界を研究している成果のシンポジウムが先日開かれた。3連休の初日にもかかわらず、朝早くから会場は満席。この分野への期待の大きさがうかがえた。