2020年、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに見舞われました。JST は、COVID-19を克服する成果を速やかに社会に届けるべく、あらゆる分野の知の結集に積極的に取り組んでいます。また、将来にわたって日本が世界の科学技術をリードし、全ての人々の幸福のため、そして未来のためのイノベーションを創出すべく、新たな挑戦を続けています。
従来のロボットの概念を覆すやわらかいロボットの開発に挑むのは、山形大学学術研究院の大場好弘特任教授、古川英光教授だ。有機材料の機能を最大限に高め実用化につなげる取り組みと並行して、個々の成果を結集して新たな基幹産業となり得る「ソフトマターロボティクス」の概念を確立し、地域も巻き込んだ一大研究拠点の形成を目指す。