大学の特許などを民間企業に受け渡す窓口として、技術移転機関(TLO)が続々と誕生している。その1つである(株)新潟ティーエルオーが、トップ2人の連携でさまざまな困難を乗り越え、大きな成果を上げた。
JSTの“大学発ベンチャー創出推進事業”。大学や国公立研究機関などによる研究の実用化を目指し、市場調査を含めて起業化につながる開発研究を支援する。関連事業も含めるとすでに100社近くの大学発ベンチャーが設立された。元気なベンチャーが生まれるための条件を関係者に聞いた。
これまで薫製食品といえば、冷薫でも温薫でも、何時間もかけて造られていたが、「薫煙中はまったく熱をかけない」という電子スモーク装置が開発された。北海道の地場企業と新技術コーディネータによる「地域研究開発促進拠点支援事業」(RSP)の成果である。
大学教育の担い手や研究者を探すとき、また自分の専門にマッチする研究職を求めるとき、頼りになる手がかりは求人・求職を広く登録するデータベース(DB)だ。研究職を対象にした人材DB「JREC-IN」が大人気の理由はどこにあるのだろう。
すでに19世紀から科学者たちは水素エネルギー時代の到来を予言していた。21世紀に入り、環境問題への関心が高まるなか、水素エネルギーがいよいよ実用化段階を迎えようとしている。企業や各家庭のエネルギー源が水素に転換していけば、世界の経済のあり方を変えてしまうかもしれない。
東京・日比谷の日本プレスセンタービルで開かれる「科学ジャーナリスト塾」では、月2回、仕事を終えた社会人や学生が集まり、白熱した議論が展開されている。科学をどう伝えたらよいのか─。科学と社会の橋渡しを担う科学ジャーナリストの養成塾からヒントを得た。
「物華天宝 人傑地霊」は座右の銘。物=科学技術、地霊=雰囲気とし、「科学技術の成果は天からの贈り物であり、人が育つには雰囲気が大事」と私流に解釈している。そんな視点でのオススメを楽しんでもらえれば、まことに幸いです。